妹がとても遠い
私は鬱病で精神障害者手帳を持っています。
毎日毎日、自分はできそこない、欠陥人間、恥ずかしい存在と思って生きるなかで、世間からのみならず家族の目を意識しています。
悲しいかな、手前のことなど家族はまだしも、世間様は気にも留めていないにもかかわらずです。
私は親に寄生しないと生きていけません。
専門職で男性と同じだけ稼ぐ妹とは雲泥の差です。
もちろんこの差は今付き始めたのではなく、何十年もかけて付きました。
妹がこつこつ努力している間、私は眠っていたのですから当たり前です。
今日あまりに孤独を感じ、迷いに迷って妹にメールしました。
孤独なので助けてくれないか、というわけです。
すると妹は、自分には姉を助ける力がない、姉妹の関係も難しく感じているからと、以下のようなところを頼ってはどうかと地域の支援センターなどのリンクを貼って返信してくれました。
調べて読んで、選んで、と面倒な手間をかけてリンクを貼ってくれているわけです。
それでも私はそのメールを見てショックを受けました。
ぞわぞわした居心地の悪さを感じながら、自分の気持ちを整理しました。
私は妹に何を求めていたのか。
寄添って共感してくれる姿勢です。随分勝手で自分本位だと思います。
かなえられなくて当たり前のことではありますが、それが目の前に現れたからショックを受けたのです。
妹が結婚して家を出て行ったとき、とても寂しく感じました。
それまで毎日のように色々なことを話す仲でしたが、今後は電話やメールを控えようと決めたのを覚えています。
いかにもそんなことをしそうな姉であること、そう思われるのは嫌だったこと、実際にそうすれば妹は迷惑に思うだろうこと、幼稚だと思われるのが嫌だったことからです。
電話もメールもしないと決めていたのに、いつからかそれが緩んでしまいました。
私が歳をとったからか、困難が増えたからか減ったからか。
また気を引き締めて妹を頼るようなことはすまい、と決めました。
自分で決めたことですが、とても悲しい気分です。
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