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生きづらさと共に!NO.14 中学校へ初めての授業参観に行き『命をいただく』ことを学んだ話。

6月28日(火)娘が中学校に入学して、初めての授業参観があった。

今、24歳の長男、22歳の次男の時は、参観に行った記憶がない。

参観に行ったのは、小学生までで、娘がとても小さく生まれた為、長男の入学式には、夫1人に行ってもらった。

参観には行った記憶はないけど、音楽発表会や、体育祭、息子たちの、バドミントンの試合には、大分、沖縄、熊本、京都などへ、娘をずっと連れ回した。

まだ、抱っこしていた時は、朝早くから夕方の試合が終わるまで、体育館の外や、観覧席から一階に昇り降りする階段や、玄関、その他の体育館内のフロアなどをどれだけ、ウロウロしたかわからない。

娘は予定日よりも、2ヶ月も早く生まれてしまい、私はかなりの、ショックを受け、娘も2ヶ月程、NICUに、1人入院していたのだけど、私は、10日ほどで家に帰ってきたが、気分が落ち込み、恐らく、病院で診てもらっていたら、鬱だと言われたのかもしれないなと今なら思う。

試合会場にいけば、娘は、息子たちの同級生のお母さんたちが、交代で『〇〇ちゃ〜ん』と言っては、息子たちの試合中は、『〇〇ちゃん見とくよ』と
代わりばんこで見てくれたものだった。

娘も、小学生の時に、バドミントンか、バスケに入りたいと少しばかり言ったことがあった。

その時は義母の状態があまり良くなかったし、私たちも介護一年生って感じだったので余裕がなかったのは事実である。
それに、長男の高校はバドミントンも、強豪校で親子共に色々な面で大変だった経験もある。
そんな経験があったからこそ、バドミントンは勧めなかったのも事実であった。

その時は、できる範囲のできる精一杯の介護をやったつもりだ。
そのため、娘の部活を断念するしかなかったのも、事実。
家庭環境ってやつだ。

息子たちの時には、授業参観には行かなかったが、学校行事にはちゃんと参加する派で、ここで、良いのか悪いのかわからないが、変な真面目さが出てしまう。

結果的には、思春期だった息子たちも、来ないで良いという時期だったので、コソコソと隠れてまで行く私ではなかった。
ただそれだけの話かもしれない。

恐らく、今の私なら、息子たちの反対を押し切って行ったに違いない。
しかし、今の私が息子2人の子育てをしてたとするならば、来なくていい!と、言われることはないのかもしれない。

いくら昔のことを言っても同じであるが。

初めての中学での授業参観は、道徳の授業で、『命をいただく』という、テーマ。

牛がいて、その牛を解く人がいないと牛肉を食べれない、そんな牛を解く仕事をしているお父さんの仕事が恥ずかしいと思っていた、小学生の息子さん。
その息子さんの授業参観に行ったお父さん。
息子さんは、父親の仕事をただの肉屋さんと言うのですが。
血が沢山つく仕事が恥ずかしいと言うのです。

ある時、牛を売りに1人の父さんが女の子を一緒に乗せてやってきます。
牛と女の子はずっと一緒に育ってきたそうです。
その牛を売らないと、クリスマスもお正月も迎えられないから、牛を売ることにしたという女の子のお父さん。
女の子は、泣きながら、みいちゃん、ごめんねを何度も言います。

その牛を解く仕事をしていた男の子のお父さんは、何度もこの仕事はやめようと思ったそうです。
牛と女の子が牛のお腹を摩る姿を見て、仕事を休むと言うのですが、息子さんは、その仕事は女の子の気持ちのわかるお父さんがするべきだと言います。休んだらダメだと。

そのお父さんの仕事は、恥ずかしいと思っていたのですが、学校で先生に呼ばれ、とても、大事で立派な仕事だ、その仕事をする人がいないと、先生たちもみんなも、牛肉は食べることができないんだ。
だから恥ずかしい仕事ではないと教えられます。

そのみいちゃんという牛は、牛肉になるのですが、
その、解く仕事をしていたお父さんが、みいちゃんに言います。
暴れると苦しむから、暴れるんじゃないぞって、優しくお腹をさすりながら。
そしたら、牛のみいちゃんの目から涙が出たと、そんな牛の涙を、牛を解く仕事をしていて初めて見たそうなのです。

牛のみいちゃんと一緒に育った女の子もぽろぽろとたくさん涙を流して泣きました。

牛を売りにきたお父さんは、みいちゃんの牛肉を少し持って帰って食べたそうです。
しかし、みいちゃんは食べません。

でも、みいちゃんも、食べてくれると喜ぶからって、家族が言うと、美味しい、美味しいと言って、ぽろぽろと涙を流しながら食べたそうです。

この道徳の授業で子どもたちは、なぜ、お父さんは仕事を休むと言ったのか?など、色々な子どもたちの考えを発表させながら、考えながら、心の部分を引き出す、考えさせる授業でした。

先生が、子どもたちは気持ちを考えたり書いたりするのは苦手だけど、頑張って取り組めていますとおっしゃっていました。

道徳の授業は大切で、命をいただくと言うことも、命の大切さも、心で学んで、何か大事で大切な思いを感じることができれば、世の中は一人一人の考え方で変わってくるのではないでしょうか。

中学校も、昭和、平成では考えられない、エアコンというものが付いています。

しかし、過去にない速さで梅雨明け。
なぜか窓も空いていたりして…
換気でしょうけど。

暑い教室に、1クラス10数人の保護者がいて、かなり暑かったのですが、話が終わり、隣のお父さん、お母さんも恐らく、涙と汗を拭いておられました。

感動して堪えた涙も、最後の最後に何故か二筋スッーっとマスクの中に!

マスクも少し外し拭いてまたマスクして…

とても暑い授業参観でしたが、食べ物に感謝して、命をいただくというありがたさ、肉は食べれないなと思いながら、その姿を想像しなければ食べてしまう、そんな複雑な気持ちになりましたが、食べ物に感謝する気持ち、改めて大切にしたいと思いました。

今日も最後までお読みいただき、心よりありがとうございます^ ^










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