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「柳宗悦」株式会社 良品計画 「民藝」 第八三八号/日本民藝協会

江戸時代に成熟期を迎えた、手仕事。

機械化、効率化にのみ込まれていった「用の美」には、使う人、作り手に、モノを介して伝えられる温度があったことを感じます。

用の美は、使ってはじめて実感できるもの。
インスタ映えでは、伝わらない。。。

価格、見栄え、流行、、、外にある価値観に振り回されて、疲れ気味な時、
民芸の価値観に触れてみるのも、いいかも。

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(出典)

「民藝」
民衆の手で民衆の為に作られる実用品を意味します。

見られる為よりも用いられるために作られる作品を指します。

多くの批評家は、あまりにも生活から離れた美のみを讃えてきました

私が是等のものを特に尊ぶのは、ここで美と生活との調和を見るからです

使い手になじむものの形は、自ずと美しさを醸し出す


「用と美」
実用とは実際の生活に役立つ意味である。

実用の機能を十分に果たすためには、三つの性質が呼ばれる

・用に耐えるように作らねばならぬ

・人に使い良いようにせねばならない

・使いたい気持ちを起こさせる性質〜 用いる喜び  


「ものが生まれるにはニつの道を通ってくる」

一つは、個人の才能を通し、一つは伝統の助けに頼る

より美しくなり得るのは伝統の助けによる
伝統は長い時間にわたって、多くの人々の知恵や経験が働いたその集成である

自らでは小さくても、伝統に支えられる彼らは大きい