昨日(2023年2月10日)、「チャット機能を搭載した新しいBingが使えるようになったので早速試してみた」という記事を公開しましたが、ほかにも色々と試してみましたので、前回の続きとして報告します。
新しいBingの概要などが知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
Bingのサイトはこちら。まだ試していない人は、是非、以下のサイトから新しいBingのウェイティングリストに登録してみてください。
1.ショートストーリーの作成
Bingにショートストーリーを作成してもらいました。1行指示するだけで、簡単にこんな物語を作成してくれます。
シーズー犬のモコが人間と話ができるのが不思議ですが、簡単にオリジナルのショートストーリーを作ってくれるのは、なかなか感動的です。自分のペットや知り合いの名前を入れて、オリジナルの物語を作ることも可能でしょう。
2.英語論文の概要について質問
英語の論文を読むのは、なかなか大変なので、Bingに概要を教えてもらいました。今回は、テキストから音声を生成する音声生成AIのVall-Eの論文について聞いています。
やはり、図や表の提示まではしてくれないので、論文を読まないで済むという訳にはいきませんが、全体を読む前に概要を知るという用途では使えそうです。
紺野大地さんのツイートを参考にして、質問の仕方を変えてみました。
確かに、質問の仕方によって、回答の精度が格段にアップしますね。やはり、質問の仕方(=プロンプトエンジニアリング)は重要です。
3.日本語記事の概要と反論の作成
チャットAIに関する面白い記事がありましたので、その概要についてBingに質問し、反論を書いてもらいました。
反論は、なかなかよく書けていると思いますが、記事の概要の部分は少し不十分です。記事のタイトルが少し煽り気味なので、今回のBingの回答では、チャットAIがトリックで人を騙しているという部分だけに焦点が当たってしまっています。
しかし、記事の主旨は、チャットAIブームが過熱し過ぎると、人々がAIの実際の能力に幻滅して、AI開発から引き揚げてしまうのではないかと心配しているというものです。
4.新しいBingに関するnote記事の作成
Bingに直接、レポートや記事の作成を依頼すると拒否されます。そこで、少し工夫し、新しいBingに関するニュース記事を検索してもらって、それをnoteの記事風にまとめてもらいました。
一部、不正確な部分があるかもしれませんが、note記事としてそのまま掲載できそうな内容になっています。折角なので、以下のとおり、実際にnote記事として掲載してみました。
5.チャットのキャラ付け
チャットがキャラクターのような性格付けや口調でしゃべってくれると楽しいので、キャラ付けができないか試してみました。
6.有名作家の文体をまねてみる
有名な作家の文体をまねることもできます。
7.まとめ
Bingは、工夫すれば、色々なことができそうです。将来的には、こういうnote記事もすべてBingなどのAIで書けるようにならないかなと想像しています。
AIに仕事が奪われるという話もありますが、こういう工夫の余地が残っている間は、人間の仕事は無くならないだろうと思っています。
YouTubeでnoteの深津CXOがChatGPTは、アシスタントとして自分の作業を手伝ってもらうという意識で使うのがいい。また、回答の可能性を絞り込むような形で使うのがよいと言っていましたが、これは、Bingの場合も同じだと思います。
Bingの場合は、ChatGPTの機能に加えて、検索することができます。検索は、1回の質問で最高4回くらいまでできるようです。なお、1回の検索で複数のサイトを探してきますので、検索した回数分のサイトしか参考にできないという意味ではありません。
ここで、Bingに思いどおりの回答をさせるには、何を検索させるのかを意識して、それを上手くコントロールすることが重要です。
これを上手く使えば、キャラ付けの場合のように、細かく条件付けしなくても、検索した内容を利用して、回答の方向性を絞り込むことができます。