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ChatGPTでnote記事や小説を書く方法まとめ

これまで、ChatGPTを利用してnote記事や小説を書く方法を色々と紹介してきましたが、記事が増えてきましたので一度こちらにまとめることにしました。


1.note記事の作成

1行の指示で、これくらいの記事は書けます。

入力 岡本太郎と太陽の塔についてnote記事を書いてください。

出力
タイトル: 「岡本太郎と太陽の塔 - 芸術とエネルギーの象徴」
はじめに
岡本太郎は、日本の芸術家として国際的に高い評価を受けている人物です。彼は絵画、彫刻、版画など幅広い分野で活躍しましたが、その中でも特に有名な作品が「太陽の塔」です。今回は、岡本太郎の人生と彼が創り上げた太陽の塔について紹介します。

岡本太郎 - 画家から彫刻家へ
岡本太郎は1911年に東京で生まれ、幼少期から絵画に興味を持ち、多くの美術家から指導を受けました。若い頃から才能を発揮し、国内外の美術展に出展して高い評価を受けました。やがて彼は、絵画だけでなく彫刻にも興味を持ち始め、独自の彫刻世界を築き上げていきました。

太陽の塔 - 大阪万博のシンボル
1970年、日本は大阪で万国博覧会(通称:大阪万博)を開催しました。このイベントは、科学技術の進歩を国際社会にアピールする場であり、日本が世界に誇る新技術や文化を発信する場となりました。その中心となるシンボルとして、岡本太郎は「太陽の塔」を制作しました。

太陽の塔は、高さ70メートルで、その巨大な鋼鉄製の塔は、まるで太陽が地上に降り立ったかのような姿をしています。顔の部分には金色の太陽があり、周囲には様々な形状のオブジェが配置されています。この塔は、当時の最先端技術を駆使して制作され、訪れる人々に強烈なインパクトを与えました。

太陽の塔の意味
太陽の塔は、太陽をモチーフにした創造と破壊のエネルギーを象徴しています。また、大阪万博のテーマである「人類の進歩と調和」を表しています。岡本太郎は、この作品を通して人類の歴史や文明の発展、そしてそれに伴う破壊や再生のサイクルを表現しています。また、太陽の塔は科学技術の進歩と自然との共生を願うメッセージも込められており、未来への希望を感じさせる作品となっています。

太陽の塔の現在
大阪万博が終わった後も、太陽の塔はその場所に残り、日本を訪れる観光客や国民の象徴として親しまれています。また、周囲にはエキスポシティという複合施設が建設され、文化やエンターテインメントの発信地となっています。

その後の岡本太郎
太陽の塔が完成した後も、岡本太郎は精力的に活動を続けました。彼は多くの壁画や彫刻を制作し、日本のみならず世界中に作品を広めました。彼の作品は力強さと独創性が評価され、現代アートの分野でも重要な存在として認識されています。1996年に岡本太郎は逝去しましたが、彼の作品や思想は今も多くの人々に愛され、影響を与え続けています。

まとめ
岡本太郎と太陽の塔は、日本の現代アートの歴史において重要な位置を占めています。太陽の塔は、科学技術の進歩と自然との共生を象徴するとともに、人類の歴史と未来に対する希望を表現しています。今日も、太陽の塔は訪れる人々に感動を与え続けており、岡本太郎の遺志が受け継がれていることを実感できます。

最初に「あなたはプロのライターです。」のようにChatGPTに役割を設定した方がよいとされていますが、note記事の作成など目的が明確な場合は、特に役割を設定しなくても文章の品質は変わらないようです。(GPT-4の場合)


2.ショートストーリーの作成

文学的な文章を作成する場合は、役割を設定したり、有名作家の名前を挙げたりすることで文章の品質が安定します。

入力 あなたは村上春樹です。ビートルズをテーマにしたショートストーリーを書いてください。

出力
タイトル: 「奇妙なビートルズとの出会い」

ある日の午後、私はいつものように自分の部屋で、ビートルズのレコードを聴いていた。窓から差し込む春の陽光とともに、彼らの甘美なメロディが部屋中に広がっていた。そんな時、突然、部屋のドアがノックされた。

私は慎重にドアを開けると、目の前には想像もしなかった光景が広がっていた。なんと、ビートルズのメンバーが全員、私の部屋の前に立っていたのだ。

「こんにちは、僕たちはビートルズだよ。」と、ジョン・レノンが微笑んで言った。

私は驚きで言葉が出なかった。どうやら彼らは、私のレコードプレーヤーから飛び出してきたようだった。彼らは、私の部屋に入り、楽器を持ち始めた。そして、彼らは私のために、スペシャルなコンサートを始めてくれた。

ジョージ・ハリスンのギターが、ポール・マッカートニーのベースと共に、奏でるメロディは、まるで魔法のようだった。リンゴ・スターのドラムは、部屋中に響き渡り、心地よいリズムを刻んでいた。

彼らは「イエスタデイ」、「ヘイ・ジュード」、「レット・イット・ビー」といった名曲を演奏し、私はその音楽に酔いしれた。そして、彼らは最後に、「ア・ハード・デイズ・ナイト」を熱演してくれた。私は感動のあまり涙が止まらなかった。

コンサートが終わると、彼らは私に微笑みかけた。「ありがとう、僕たちも素晴らしい時間を過ごせたよ。」と、ポールが言った。そして、彼らは再びレコードプレーヤーに戻り、音楽の世界に消えていった。

私はその後も、彼らの音楽がどれだけ自分にとって大切なものであるかを痛感した。あの日、私は音楽が人生を豊かにする力を、あらためて知ったのだ。

そして、私は今でもその日の出来事を思い出し、彼らの音楽を聴くたびに感謝の気持ちでいっぱいになる。ビートルズとの出会いは、私の人生に大きな影響を与え、私自身も音楽や創作活動に没頭するようになった。

数年後、私は自分でバンドを組み、友人たちと一緒に音楽を奏でていた。私たちは地元のライブハウスで演奏し、少しずつファンを増やしていった。そして、ある日、ビッグチャンスが訪れた。

ある音楽プロデューサーが私たちのライブを見て、彼のレーベルでアルバムを出すことを提案してくれたのだ。私たちはその夢のような話に驚き、喜びで踊りだしそうになった。

その後、私たちのバンドはデビューアルバムをリリースし、評判が広まり始めた。私たちは全国ツアーを行い、多くのファンに出会い、感動の瞬間を共有した。そして、そのアルバムの中には、ビートルズへのオマージュとして、彼らのカバー曲も収録されていた。

ある日のライブの終わり、ステージから降りて楽屋に戻ると、そこには予期しないサプライズが待っていた。なんと、ビートルズのメンバーが全員、私たちの楽屋にやってきていたのだ。

彼らは私たちの活躍を知っており、祝福に訪れてくれたのだという。私は再び彼らと対面し、あの日の感動が蘇り、言葉を失ってしまった。

「君たちの音楽は素晴らしい。僕たちも感銘を受けたよ。」と、ジョンが言ってくれた。その言葉は、私たちにとって最高の賛辞であり、これまでの努力が報われた瞬間だった。

私たちのバンドはその後も活動を続け、ビートルズのように多くの人々に愛される音楽を作り続けた。そして、私はいつもあの日の奇妙な出会いを忘れず、感謝の気持ちを忘れなかった。

それは、ある日の春の午後、ビートルズとの不思議な出会いが、私の人生を変えた物語だった。そして、私はその出来事を永遠に心に刻み続けるのだ。

最初に有名作家の名前を挙げることで、ChatGPTがその作家の文章の特徴を参考にして、文章の品質が安定します。ただし、題材や登場人物も含めて、少し雰囲気が似る程度で、文体がそっくりになることは余りありません。

言語モデルの文章は、学習データに含まれる文章のコピペやコラージュだと勘違いされることが多いのですが、人間が文体を真似るよりも、もっと抽象的なところで理解しているようです。


3.原稿の自動修正

(1) 読書感想文の校正

原稿をブラッシュアップしたい場合は、以下のようにChatGPTに自動修正を行わせることができます。入力プロンプトは以下のとおりです。

あなたは読書感想文コンクールの審査員です。以下の読書感想文がコンクールに入賞する優れた作品となるように、修正すべき点を指摘し、その指摘を踏まえて書き直してください。
【読書感想文】
 『蜘蛛の糸』は罪を犯して地獄に落とされた主人公、カンダタが血の池で苦しんでいる時にお釈迦さまが蜘蛛の糸を垂らし、それを掴んで地獄を抜けだそうとする物語だ。
 カンダタは糸を掴んで必死に登っていき、一息ついてところで下を見ると、たくさんの罪人たちが糸を登ってくるのを見る。
糸が切れる事を恐れて思わず、「こら罪人ども、この蜘蛛の糸は己のものだぞ」と叫んでしまう。
 すると糸は切れカンダタは他の罪人とともに再び血の池に落ちて溺れてしまう。
 せっかくお釈迦様がくれたチャンスを我欲で台無しにしてしまうのは自業自得というものだ。
 自分のことだけしか考えず他人を思いやれない心を持つカンダタは助からなくて当然と思う。 どんな状況でも他人への思いやりは大切だと思う。

そして、出力結果は以下のとおりです。

【指摘事項】
1.主題や主張が明確に述べられていない
2.文章の構成が一貫性がない
3.登場人物の感情や心情への理解が不十分
4.文中の言い回しが簡潔で表現が豊かでない

【修正後の読書感想文】
 『蜘蛛の糸』は、地獄に落ちた罪人であるカンダタが、お釈迦様からの救いの手を自らの我欲によって失ってしまう物語である。この物語を通して、どんな状況でも他人への思いやりが大切であることを学ぶことができる。

 物語の冒頭、カンダタは血の池地獄で苦しみながらも、お釈迦さまが垂らした蜘蛛の糸を見つけ、希望に満ちた心で地獄から抜け出そうとする。彼は糸を必死に掴み、上昇する中で一瞬の休息を取る。その時、彼は下を見て、糸にしがみついている他の罪人たちの姿を目にする。

 糸が切れることを恐れ、カンダタは自分だけを救おうとして「こら罪人ども、この蜘蛛の糸は己のものだぞ」と叫ぶ。しかし、その言葉が仇となり、糸は切れてしまい、彼は再び血の池に落ちてしまう。この瞬間、カンダタはお釈迦さまが与えてくれた貴重なチャンスを自らの我欲で無駄にしてしまったのである。

 カンダタの悲劇は、自分だけを思い、他人に対する思いやりを持てなかったことが原因である。彼は自らの命を救うチャンスを得るも、他人と共有することができず、結果的に救いを失った。『蜘蛛の糸』を読んで、私たちは他人への思いやりを持ち、助け合うことの大切さを学ぶべきだと感じた。

元の話の筋を維持しつつ、内容が整理されて、少し大人っぽい感想文になったと思います。
このプロンプトは、「あなたは〇〇です。」という役割の設定や「〇〇な作品となるように」という目標の部分を書き換えれば、色々な文章の修正に使えます。

(2) 自動修正のループ

さらに原稿をブラッシュアップしたい場合は、何度も連続して自動修正を行わせることができます。入力プロンプトは以下のとおりです。

怪談の冒頭を書いてください。修正点を指摘し、その指摘に基づいて修正を3回繰り返してください。

出力結果は以下のとおりです。

冒頭1:
昔々、ある村に住む老夫婦が、毎晩墓地のそばの古い家で眠りにつくたびに、不思議な音がするのが聞こえてくることがありました。夜が更けると、その家の周りには奇妙な霧が立ちこめ、不気味な雰囲気がただよっていました。村人たちはその家を避け、誰も近寄ろうとはしなかったのです。

修正点1:
1.老夫婦が毎晩眠りにつくたびに音がするという表現が繰り返し使われているため、それを修正してください。
2.奇妙な霧が立ちこめる描写をもう少し詳細にしてください。

冒頭2:
昔々、ある村に住む老夫婦がいました。彼らが夜眠りにつくと、墓地のそばの古い家から不思議な音が聞こえてくることがありました。夜が更けると、その家の周りには、もやがかかったような奇妙な霧が立ちこめ、不気味な雰囲気がただよっていました。村人たちはその家を避け、誰も近寄ろうとはしなかったのです。

修正点2:
1.不気味な雰囲気がただよっている描写を具体的にしてください。
2.村人たちがその家を避ける理由を明確にしてください。

冒頭3:
昔々、ある村に住む老夫婦がいました。彼らが夜眠りにつくと、墓地のそばの古い家から不思議な音が聞こえてくることがありました。

夜が更けると、その家の周りには、もやがかかったような奇妙な霧が立ちこめ、窓ガラスがぞわぞわと震える不気味な雰囲気がただよっていました。村人たちはその家に昔から伝わる怖い噂があるため、遠くから眺めるだけで誰も近寄ろうとはしなかったのです。

修正点3:
1.不思議な音が聞こえる要因や理由を追加してください。
2.昔から伝わる怖い噂を具体的にしてください。

冒頭4:
昔々、ある村に住む老夫婦がいました。彼らが夜眠りにつくと、墓地のそばの古い家から不思議な音が聞こえてくることがありました。その音はまるで古びたオルゴールが緩やかに奏でられるかのようで、神秘的でありながらも、どこか不気味でした。

夜が更けると、その家の周りには、もやがかかったような奇妙な霧が立ちこめ、窓ガラスがぞわぞわと震える不気味な雰囲気がただよっていました。村人たちはその家に昔から伝わる怖い噂を語り継いでおり、その噂とは、深夜に家に現れる幽霊の姿を見た者は、次の日にはどこかへ消えてしまうというものでした。それゆえ、遠くから眺めるだけで誰も近寄ろうとはしなかったのです。

ある晩、老夫婦が夜の闇に包まれた家に近づいてみる勇気を持ちました。不安に駆られながらも、二人はその家に辿り着くと、ドアがゆっくりと開いていくのを見ました。戸惑いながらも、彼らは家の中に足を踏み入れることにしました。そして、その家の奥に進むと、予想だにしなかった光景が待っていたのです。

素っ気なかった最初の文章の表現を修正するだけではなく、内容も付け加えて、読み手の興味を引く怪談の書き出しに相応しい文章に書き直してくれました。
今回は、最初の案からチャットに作成させましたが、「以下の文章の修正点を指摘し、」と書いて、修正したい文章を添付することにより、自分の書いた文章をブラッシュアップすることも可能です。
修正の回数は、やり過ぎるとかえって、くどくて読みにくい文章になりますので、自分で適切な回数に調整してください。最初にある程度整った文章を用意した場合は、1回の修正で十分です。


4.パラメーターの設定

(1) temperatureの調整

同じ条件でtemperature(温度)を色々変えて、文章表現の変化を比較してみました。

入力 ウィリアム・ギブスンの文体でサイバーパンク都市の情景を描写する際に、temperature=0. 0.5, 1.0, 1.5. 2.0とそれぞれ設定した場合に、文章がどのように変わるのか比較してください。

出力 ウィリアム・ギブスンの文体でサイバーパンク都市の情景を描写する際に、温度パラメータがそれぞれ0、0.5、1.0、1.5、2.0の場合の文章を比較します。

Temperature=0:
ネオンの光が暗い路地を照らし、雨が都市の鋼鉄とコンクリートの肌に滑り落ちる。無数のデータストリームが建物の壁面に繋がり、情報が町を動かしているのが見て取れる。人々はハイテクデバイスを操り、システムと繋がっている。

Temperature=0.5:
雨が降りしきる夜の街、ネオンの光が複雑に入り組んだ路地を赤く照らし出す。ビルの壁にはデータの痕跡が無数に走り、それらが集まる場所では情報の交差点が形成されている。人々はウェアラブルデバイスを身に付け、電子の海に漂う。

Temperature=1.0:
光と影が交差する都市の中心で、ネオンの広告が雨に濡れた路地を照らす。データは環境と一体化し、オーガニックな構造を作り上げる。人々は肌に埋め込まれたインターフェイスを通じて情報を受け取り、街のリズムに身を委ねる。

Temperature=1.5:
雨が降る中、閃光のようなネオンが都市の深部を照らし出し、ビルの壁面に流れるデータの滝が都市の鼓動を刻む。人々はテクノロジーと共生し、現実と仮想の境界が曖昧になる中で、デバイスを通じて新たな次元へとアクセスする。

Temperature=2.0:
雨の滴がダンスするように落ち、都市の脈動とともに光と影が交差する。データは生きもののように呼吸し、ビルの壁に宿る。人々はサイバーテクノロジーを操り、煌びやかなデジタル世界を肌で感じることができる。

各温度設定によって、文章の明確さや冒険性が変化しています。

温度が低い設定(0や0.5)では、文章は明確で具体的な表現が多く、伝統的なサイバーパンクの世界観が表現されています。
一方で、温度が高い設定(1.5や2.0)では、文章は抽象的で想像力を刺激する表現が増え、より詩的で独創的なサイバーパンクの世界観が描かれています。

中間の温度設定(1.0)では、具体性と創造性のバランスが取れた文章が生成されており、従来のサイバーパンクの要素を維持しつつも、新しい表現や視点が取り入れられています。

温度を変更することで、文章のスタイルや情景描写の具体性と創造性が変化し、サイバーパンク都市の様々な側面が表現できるようになります。

(2) 架空パラメーターの設定

ChatGPTが実際に採用していない架空のパラメーターを設定して、文章表現を操作することもできます。以下が入力するプロンプトの例です。

heatは、文章の熱量を示すパラメーターで、書き手の思いや感情がどれだけ強く文章に伝わっているかを表しています。デフォルトは0。-2.0から2.0の間の数値を取り、値が大きくなるほど高い熱量を表します。
otsuは、乙一の文章への類似度を示すパラメーターです。デフォルトは0。-2.0から2.0の間の数値を取り、値が大きくなるほど乙一の文章に似ていることを表します。

temperature =1.5、heat=-0.5、otsu=2.0と設定して、奇妙な幽霊をテーマにしたショートストーリーを書いてください。

そして、出力結果は以下のとおりです。

ある雨の日、深い森の中にある古い洋館に迷い込んだ青年がいた。彼は嵐のために足止めを食らい、この洋館で一晩過ごすことになった。洋館の主人は、彼に快く宿泊を許可し、夜が更ける中、青年は疲れ果てて眠りについた。

夜中、青年は奇妙な音に目を覚ました。音は廊下を進んでいくようで、彼は好奇心に駆られて音の正体を突き止めることにした。廊下を進んでいくと、彼は薄暗い照明の下で一人の幽霊と出会った。

この幽霊は一見すると普通の幽霊だが、何か奇妙な雰囲気を漂わせていた。その幽霊は、彼に笑顔で話しかけてきた。「こんにちは、あなたも迷い込んでしまったの?私はこの洋館でずっと暮らしているんだ。」

青年はその言葉に驚き、幽霊に尋ねた。「あなたは、他の幽霊たちとは違うようだけど、どうしてそんな風に振る舞っているんだ?」幽霊は少し考え込んでから答えた。「私は、他の幽霊たちと同じように人を脅かすことに疑問を抱いていたんだ。だから、私は違う道を選んだ。」

彼女は青年に、洋館の中で他の幽霊たちが行う恐ろしい儀式を見せた。青年は恐怖に震えたが、彼女は優しく手を差し伸べて助けてくれた。彼女は青年に、幽霊としての在り方にも選択肢があることを教えてくれた。

その後、青年は洋館を出る時が来たが、彼は奇妙な幽霊に感謝の言葉を述べた。「あなたと出会えて良かった。あなたが選んだ道を応援しているよ。」彼女は微笑んで言った。「ありがとう。私も、あなたが選ぶ人生を応援しているわ。」

青年は洋館を後にし、自分の人生に戻った。しかし、彼の心には、奇妙な幽霊との出会いが深く刻まれていた。彼は自分自身の在り方や選択肢について考えるようになり、彼女から教わった教訓を大切にした。

やがて時が過ぎ、青年は次第に成功を収めるようになった。彼はその成功を、奇妙な幽霊との出会いと、彼女が教えてくれた選択肢の大切さによるものだと感じていた。

ある日、彼は再びその洋館を訪れ、奇妙な幽霊に感謝の気持ちを伝えることに決めた。洋館に到着すると、彼は幽霊を探し始めたが、どこにも姿を見つけることができなかった。

最後に、彼は洋館の主人に尋ねてみた。「あの、以前ここで出会った奇妙な幽霊はどこにいるんですか?」洋館の主人は微笑んで答えた。「彼女は、ここを去って新たな場所へ旅立ったのです。彼女も自分の選択肢を大切にし、幽霊として新しい道を歩んでいるのでしょう。」

青年は幽霊の旅立ちを知り、彼女の勇敢さと決断に感動した。彼は再び感謝の言葉をつぶやき、洋館を後にした。彼は自分の人生を歩み続けながら、いつも奇妙な幽霊のことを忘れずにいた。彼女は彼にとって、選択肢の大切さを教えてくれたかけがえのない存在だったのだ。

そして、彼は、自分自身の選択したストーリーを紡いでいくことを決意した。彼は、奇妙な幽霊との出会いが、彼自身の選択肢を大切にする人生の礎となったことを語り続けるであろう。

乙一らしい静かで奇妙な雰囲気がよく出ており、架空パラメーターの効果は十分効いていると思います。
なお、乙一の文章の特徴は以下のとおりです。最初に、ChatGPTにこれを聞いておいた方がパラメーター設定の効果が出やすいのではないかと思います。

乙一(おついち)は、日本の小説家であり、ミステリーやホラー、ファンタジーを中心に執筆しています。乙一の文章の特徴は以下のようにいくつか挙げられます。

1.独特の世界観: 乙一の作品は、独特の世界観を持っており、読者をその世界に引き込みます。彼の作品では、非日常的な状況や、奇妙な出来事が描かれることが多いです。

2.淡々とした語り口: 彼の文章は、淡々とした語り口で物語が進行します。これにより、緊張感やサスペンスが高まり、物語の結末に向かって引き込まれます。

3.登場人物の心理描写: 乙一の作品では、登場人物の心理描写が非常に丁寧に書かれています。彼の作品を通して、登場人物の感情や葛藤がリアルに感じられるのが特徴です。

4.ユーモア: 乙一の作品には、独特のブラックユーモアや皮肉がちりばめられています。これによって、緊迫感のある物語にも一種の軽さが加わり、読み手に心地よい印象を与えます。

5.ショートストーリーの名手: 乙一は、短編小説の名手としても知られています。彼のショートストーリーは、短いページ数の中にも見事にストーリーが詰まっており、独特の世界観を堪能することができます。

以上のように、乙一の文章は独特の世界観や淡々とした語り口、心理描写やユーモアが特徴的であり、多くの読者に愛される作品が数多く存在します。


5.文章の品質の評価

ChatGPTに文章の品質の評価をしてもらいます。最初に評価基準について聞きました。

入力 サイバーパンク小説の冒頭文の評価を行う際の基準について教えてください。

出力 サイバーパンク小説の冒頭文の評価を行う際には、以下の基準に注意してください:
1.雰囲気とトーン:サイバーパンク小説は、一般的にダークでグリッティな雰囲気や独特なトーンを持っています。冒頭文がこの特徴を反映しているかどうかを評価してください。

2.未来的テクノロジー:サイバーパンクの物語は、先進的なテクノロジーや仮想世界、AI、バイオテクノロジーなどのテーマを扱っていることが多いです。冒頭文がこれらの要素を提示しているかどうかを確認してください。

3.社会的問題:サイバーパンク小説は、経済的格差、企業支配、政府の監視などの社会的問題を掘り下げることが多いです。冒頭文がこれらの問題を扱うかどうかを確認してください。

4.引き込み力:物語の冒頭文は、読者を引き込む力があることが重要です。興味深い状況やキャラクター、緊迫感ある出来事などが示されているかどうかを評価してください。

5.読者の期待:サイバーパンク小説の冒頭文は、ジャンルの特徴や読者の期待を満たすことが重要です。そのため、冒頭文がサイバーパンクの核心的な要素を含んでいるかどうかを確認してください。

6.文学的品質:冒頭文の文体や表現力、リズム、イメージなどの文学的品質も評価の対象となります。独創的で魅力的な言葉遣いや表現が使用されているかどうかを確認してください。

これらの基準を念頭に置いて、サイバーパンク小説の冒頭文を評価することで、物語全体の質や魅力を理解する手助けとなります。

これらの基準を基にして、4.(1)で作成したtemperature=0~2.0の5種類のサイバーパンク小説の冒頭文について評価してもらいました。入力プロンプトは以下のとおりです。

これらの基準を基にして、以下の5種類のサイバーパンク小説の冒頭文について、コメント付きで100点満点で評価してください。
冒頭文1~5(略)

出力結果は以下のとおりです。

冒頭文1: ネオンの光が暗い路地を照らし、雨が都市の鋼鉄とコンクリートの肌に滑り落ちる。無数のデータストリームが建物の壁面に繋がり、情報が町を動かしているのが見て取れる。人々はハイテクデバイスを操り、システムと繋がっている。
評価: 90/100
コメント: サイバーパンクの雰囲気が良く表現されており、未来的テクノロジーと人々の関係が描かれています。しかし、社会的問題や引き込み力の部分で若干物足りなさが感じられます。

冒頭文2: 雨が降りしきる夜の街、ネオンの光が複雑に入り組んだ路地を赤く照らし出す。ビルの壁にはデータの痕跡が無数に走り、それらが集まる場所では情報の交差点が形成されている。人々はウェアラブルデバイスを身に付け、電子の海に漂う。
評価: 85/100
コメント: 雰囲気やトーンは良いものの、冒頭文に引き込み力や緊迫感がもう少し欲しいと感じます。また、社会的問題に関する言及が少ないです。

冒頭文3: 光と影が交差する都市の中心で、ネオンの広告が雨に濡れた路地を照らす。データは環境と一体化し、オーガニックな構造を作り上げる。人々は肌に埋め込まれたインターフェイスを通じて情報を受け取り、街のリズムに身を委ねる。
評価: 92/100
コメント: 未来的なテクノロジーと人々の関係性が魅力的に描かれており、都市のリズムという表現が引き込み力を高めています。社会的問題についてはもう少し言及があると良いでしょう。

冒頭文4: 雨が降る中、閃光のようなネオンが都市の深部を照らし出し、ビルの壁面に流れるデータの滝が都市の鼓動を刻む。人々はテクノロジーと共生し、現実と仮想の境界が曖昧になる中で、デバイスを通じて新たな次元へとアクセスする。
評価: 95/100
コメント: 引き込み力があり、未来的なテクノロジーと人々の関係が緻密に描かれています。現実と仮想の境界が曖昧になる表現が魅力的です。社会的問題については、もう少し具体的な言及があると完璧でしょう。

冒頭文5: 雨の滴がダンスするように落ち、都市の脈動とともに光と影が交差する。データは生きもののように呼吸し、ビルの壁に宿る。人々はサイバーテクノロジーを操り、煌びやかなデジタル世界を肌で感じることができる。
評価: 88/100
コメント: テクノロジーと環境が絡み合う様子や人々の感覚が独創的に描かれていますが、冒頭文に緊迫感や引き込み力がもう少し欲しいと感じます。また、社会的問題に関する言及が少ないです。

これらの評価は、サイバーパンクの要素や文学的品質に基づいていますが、主観的な要素も含まれているため、他の読者によって評価が異なることもあります。この評価を参考にして、各冒頭文の強みや改善点を検討してみてください。

temperature=1.5の冒頭文4が最も高評価でした。筆者も冒頭文4がリズム感があってよいと思いました。全体的に結構妥当な評価ではないでしょうか。

次に、この評価で100点満点が取れる冒頭文の例を挙げてもらいました。

入力 この評価で100点満点が取れる冒頭文の例を挙げてください。

出力 以下に、100点満点に近いサイバーパンク小説の冒頭文の例を挙げます。

冒頭文: 雨に濡れたネオンが都市の影を映し出す中、巨大企業が人々の生活を支配し、透明な監視の網が無機質なビルの隙間を埋め尽くす。彼らは肌に埋め込まれたチップを通じて情報をやり取りし、抵抗の息吹がシステムの隙間から静かに生まれつつある。現実と仮想が交錯するこの世界で、一人のハッカーが運命の闇に立ち向かう決意を固める。

この冒頭文は、サイバーパンクの雰囲気やトーンがよく表現されており、未来的なテクノロジーと人々の関係が描かれています。また、社会的問題(巨大企業の支配や監視)にも言及し、引き込み力のある状況(抵抗の息吹やハッカーの決意)が提示されています。文学的品質も高く、現実と仮想が交錯する表現が独創的で魅力的です。このような冒頭文は、読者の期待を満たすだけでなく、物語の展開に期待感を持たせる効果があります。

ChatGPTの評価は高いですが、少し説明っぽくて、スタイリッシュさやリズム感に欠ける感じもします。

ちなみにChatGPTの評価がどれくらい信用できるのか、名作の冒頭文の評価で試してみます。

【参考】名作の冒頭文の評価

以下の5種類の小説の冒頭文について、コメント付きで100点満点で評価してください。

冒頭文1: 吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生まれたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

冒頭文2: メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。

冒頭文3: 国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落した。雪の冷気が流れこんだ。

冒頭文4: 「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」僕が大学生のころ偶然に知り合ったある作家は僕に向ってそう言った。僕がその本当の意味を理解できたのはずっと後のことだったが、少なくともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。完璧な文章なんて存在しない、と。

冒頭文5: さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて、胸を締めつけるから、せめて周りには聞こえないように、私はプリントを指で千切る。細長く、細長く。紙を裂く耳障りな音は、孤独の音を消してくれる。気怠げに見せてくれたりもするしね。

出力結果は以下のとおりです。

冒頭文1: 90点
この冒頭文は、猫の視点から物語が始まることを示唆しており、読者の興味を引きつけます。また、猫の名前がまだないことや生まれた場所がわからないことが、物語の謎を深め、読者に引き込む力があります。ただ、やや古い言い回しであるため、現代の読者には少し難解に感じるかもしれません。

冒頭文2: 85点
この冒頭文は、主人公メロスが強い怒りを抱え、邪悪な王を倒そうと決意する様子を描いています。これにより、物語の緊張感が高まり、読者が引き込まれます。ただし、メロスが牧人であることが最初に述べられているため、彼がどのように王に立ち向かうのか、物語の展開がいくぶん予測しにくいです。

冒頭文3: 95点
雪国という場所が舞台であることが、物語の始まりに適切に設定されています。また、短い文章で情景が効果的に描写されており、読者に物語の世界へ引き込む力があります。国境のトンネルや信号所など、場面をリアルに感じさせる具体的な描写も魅力的です。

冒頭文4: 80点
この冒頭文は、作家と主人公の対話を通じて、物語のテーマである「完璧な文章」について考えさせることができます。しかし、物語の舞台や登場人物についての情報がほとんどないため、読者が物語に入り込むのに少し時間がかかるかもしれません。

冒頭文5: 88点
「さびしさは鳴る」という独特の表現が、物語の雰囲気を醸し出しています。また、主人公が紙を千切る様子から、彼女の孤独感や気持ちが伝わり、読者に共感を誘います。ただし、物語の背景や登場人物についての詳細が不足しているため、物語の展開が読み取りにくいです。

ちなみに、これらは以下の名作の冒頭文です。
冒頭文1: 夏目漱石「吾輩は猫である」90点
冒頭文2: 太宰治「走れメロス」85点
冒頭文3: 川端康成「雪国」95点
冒頭文4: 村上春樹「風の歌を聴け」80点
冒頭文5: 綿矢りさ「蹴りたい背中」88点

評価結果は、冒頭文4の「雪国」が95点でトップでした。筆者がファンの村上春樹のデビュー作の名文があまり高く評価されなかったのが残念ですが、「物語の舞台や登場人物についての情報がほとんどない」のはそのとおりなので、それで減点されるのなら仕方がありません。


6.ハルシネーション

ChatGPTで文章を書く場合は、AIがまるで事実であるかのような嘘をつくというハルシネーション(幻覚)に気を付けないといけません。
以下のChatGPTの出力を見てください。

入力 岡本太郎の主な作品を解説してください。

出力 岡本太郎は、多様な分野で活躍し、数々の名作を生み出した日本を代表する芸術家です。以下に、彼の主な作品をいくつか紹介し、その解説を行います。

1.「明日の神話」
1969年に完成した岡本太郎の壁画で、東京都渋谷区の明治神宮前駅近くにある「宮下公園」に設置されています。これは、東京オリンピック開催に伴う壁画コンクールで最優秀賞を受賞した作品で、太陽を中心に繰り広げられる神話の世界を表現しています。力強い線と鮮やかな色彩が特徴で、人々に希望と勇気を与える作品として親しまれています。

2.「子供の木」
1971年に制作された木彫りの彫刻で、東京都世田谷区の砧公園に設置されています。子供たちが木に登り、元気に遊ぶ姿を表現した作品で、自然との共生や子供たちの未来への希望を象徴しています。また、この作品は岡本太郎の彫刻作品の中でも、親しみやすさが特徴であり、多くの人々に愛されています。

3.「戦争と平和」
岡本太郎の代表作のひとつで、1950年に制作されました。人類の戦争と平和を象徴する2枚の板画で、原爆投下や戦火に苦しむ人々の姿を描いています。また、平和の象徴として、鳩や太陽などのモチーフが用いられています。この作品は、戦争の悲惨さと平和への願いを力強く伝える作品として、高い評価を受けています。

4.「鬼瓦」
1974年から制作が始まり、全国各地に設置された屋根の瓦に描かれた鬼の顔が特徴の作品です。岡本太郎は、瓦をキャンバスとして、鬼の顔を力強く描いた作品を数多く制作しました。鬼瓦は、日本の伝統的な家屋における瓦の装飾として親しまれ、また鬼が悪を退けるシンボルとされることから、鬼瓦は家を守るお守りとしての役割も持っています。これらの作品は、岡本太郎が日本の伝統文化に対する敬意と、独創性を兼ね備えたアートの姿勢を表現していると言われています。

5.「人類の樹」 1974年に完成した、新宿区役所にある岡本太郎の立体彫刻です。アルミニウム製で高さ約10メートルの樹木のような形状をしており、その幹や枝には大小さまざまな人物が描かれています。この作品は、人類が共に生き、支え合って進化してきた歴史や、互いに繋がり合う人間関係を象徴しています。また、岡本太郎の彫刻作品の中でも特に、人間性や共生をテーマにした作品として評価されています。

6.「生命の泉」
この彫刻は1975年に完成し、東京都中央区の日本橋三越前に設置されています。真鍮製の彫刻で、水が流れる泉を囲むように太陽や動植物などのモチーフが配置されています。この作品は、水が生命の源であり、自然界の循環を象徴しています。都会の喧騒の中にあるこの彫刻は、人々に自然への感謝と共生を思い起こさせる作品となっています。

これらの作品は、岡本太郎の豊かな想像力と独創性、そして人類や自然との共生をテーマにしたメッセージを伝えています。彼の作品は、現代アートの世界で高い評価を受けており、今後もその影響力が続いていくことでしょう。

1.「明日の神話」は、宮下公園ではなく、渋谷駅の連絡通路に設置されており、太陽中心の神話の世界ではなく、第五福竜丸が水爆実験で被爆した事件がモチーフになっています。また、この壁画が東京オリンピックのために描かれたというのも嘘です。

2.「子供の木」の名称は、正確には「こどもの樹」で、世田谷区の砧公園ではなく、渋谷区神宮前の旧こどもの城の前に設置されています。また、木彫りの彫刻ではなく、強化プラスチック製のモニュメントで、文化や人種を越えた子どもの姿を表現しており、子供たちが木に登り、元気に遊ぶ姿を表現したというのも少しズレています。

3.「戦争と平和」4.「鬼瓦」5.「人類の樹」6.「生命の泉」は、ネットで探しても見つかりませんでした。

今回の場合、ほとんどの内容が間違っているハルシネーションですが、よく調べないと、事実かどうか分かりません。
このように、ChatGPTに書いてもらった文章を公表する場合は、よくチェックしないと、嘘やデマをばら撒いてしまうリスクがあります。


7.長い文章を作成する場合

(1) note記事の作成

ChatGPTで長い文章を書く場合には、一度に出力できる文字数に制限があるため、最初にChatGPTにアウトラインを作成してもらい、アウトラインに従って1章ずつ本文を書いていって、最後に全体を一つの文章にまとめるという方法が適しています。

例えば、文章生成AIについて長めのnote記事を書く場合には、先ず、以下のような入力プロンプトでアウトラインを作成してもらいます。

文章生成AIについてのnote記事を書くために、5章構成でアウトラインを作成してください。

何章構成かを指定することで、文章全体の長さを調整することができます。出力結果は以下のとおりです。

第1章: はじめに
1.1 AIによる文章生成技術の概要
1.2 なぜ文章生成AIが注目されているのか
1.3 本記事の目的と構成

第2章: 文章生成AIの基本原理
2.1 自然言語処理(NLP)の基本
2.2 機械学習アルゴリズムによる文章生成
2.3 GPT-4などの代表的なモデルの紹介
2.4 事前学習と転移学習の役割

第3章: 文章生成AIの応用事例
3.1 ブログ記事やニュースの生成
3.2 SNS投稿や広告コピーの作成
3.3 会話型AI(チャットボット)の開発
3.4 質問応答システムや知識情報の自動集約

第4章: 文章生成AIのメリットとデメリット
4.1 メリット: 時短、効率化、コスト削減
4.2 メリット: 創造力のサポート、多様な表現
4.3 デメリット: 倫理的問題(プライバシー、著作権)
4.4 デメリット: 誤情報の拡散、品質の低下

第5章: まとめと今後の展望
5.1 文章生成AIの現状と課題
5.2 今後の技術進歩による変化の予測
5.3 AIと人間の共創に向けて
5.4 まとめ

次に以下のような入力プロンプトで第1章の本文を書いてもらいます。

note記事として、以下の第1章の本文をマークダウン形式で書いてください。
第1章: はじめに
1.1 AIによる文章生成技術の概要
1.2 なぜ文章生成AIが注目されているのか
1.3 本記事の目的と構成

マークダウン形式を指定すると、章や節の見出しを最初から大文字にして、箇条書きもきちんと設定してくれます。指定しない場合は、見出しや箇条書きを後から自分で修正します。
出力結果は以下のとおりです。

第1章: はじめに

1.1 AIによる文章生成技術の概要

近年、AI技術の発展により、文章生成に関する研究が盛んに行われています。文章生成AIは、自然言語処理(NLP)と機械学習を活用し、人間のように文章を生成することができる技術です。これにより、ブログ記事やニュース、広告コピー、会話型AI(チャットボット)など、さまざまな分野での応用が期待されています。

1.2 なぜ文章生成AIが注目されているのか

文章生成AIが注目される理由は、以下の3点が挙げられます。

  1. 効率性: 文章生成AIによって、従来人間が行っていた文章作成の作業を効率化し、時間を節約できます。

  2. 創造力: AIが持つ独自の発想や表現力を活用することで、新しい視点や表現が生まれる可能性があります。

  3. 柔軟性: 文章生成AIは、様々な分野や目的に応じた文章を生成することができるため、幅広い用途に対応できます。

1.3 本記事の目的と構成

本記事では、AIによる文章生成技術について、その基本原理や応用事例、メリット・デメリットについて解説します。また、今後の展望についても触れ、AI技術がどのように文章生成分野に影響を与えるのか、そして人間とAIがどのように共創していくべきかについて考察します。

第1章では、はじめに文章生成AIの概要と注目される理由を紹介しました。次章では、文章生成AIの基本原理について詳しく説明していきます。第3章では応用事例を、第4章ではメリットとデメリットを取り上げます。最後の第5章では、まとめと今後の展望について触れていきます。


このようにして、1章ずつChatGPTに書いてもらい、最後にまとめて一つの文章にします。また、出力した内容をブラッシュアップしたい場合は、3.の自動修正のプロンプトを利用して修正し、出力した内容に納得できない場合は、ChatGPTの「Regenerate response」のボタンを押して、最初から書き直してもらいます。

(2) 小説の作成

小説を書く場合は、以下のような入力プロンプトでChatGPTに章ごとのあらすじを作成してもらいます。また、登場人物や舞台の設定について要望がある場合は、それも書き加えます。

あなたはアンディ・ウィアーです。異星人との遭遇をテーマにしたSF小説を書くため、章ごとにタイトルを付けて、あらすじをまとめてください。主人公をサポートするヒロインを登場させ、登場人物には、SFらしい格好の良い名前を付けてください。

出力は以下のとおりです。

タイトル:星間の絆

第1章:新たなる出会い あらすじ:主人公ジェイソン・スターリンクは、地球の研究所で宇宙生物学者として働く青年。ある日、彼は未知の宇宙生物のサンプルを発見し、その研究を始める。

第2章:暗号解読 あらすじ:ジェイソンは、彼の研究チームと共に、未知の宇宙生物の言語やコミュニケーション方法を解明しようと試みる。その過程で、彼はヒロインであるエリナ・ソルヴェイと出会い、彼女の卓越した暗号解読スキルに魅了される。

第3章:予期せぬ研究の結果 あらすじ:チームは、未知の宇宙生物が実は地球との接触を求めていたことを知る。そのため、ジェイソンとエリナは、彼らとの交流を可能にする新しいテクノロジーの開発に取り組む。

第4章:星間の友情 あらすじ:宇宙生物たちとのコミュニケーションが成功し、ジェイソンとエリナは、彼らと親交を深める。彼らとの友情を通して、主人公たちは異文化について学び、互いに理解を深める。

第5章:突如現れた脅威 あらすじ:ある日、地球を狙う敵対的な異星人が現れ、ジェイソンたちの友人である宇宙生物たちも危機に陥る。ジェイソンとエリナは、彼らを救うために立ち上がる。

第6章:団結の力 あらすじ:ジェイソンとエリナは、宇宙生物たちと協力し、地球と彼らの故郷を守るために戦う。彼らは絆の力を信じ、困難な状況を乗り越える。

第7章:平和の訪れ あらすじ:ついに敵対的な異星人たちと和解し、平和が訪れる。ジェイソンとエリナは、地球と異星人たちの友好関係を築くための使節となり、新たな未来へと歩み始める。

次に以下のような入力プロンプトで第1章の本文を書いてもらいます。
特に何も指示しないでChatGPTに本文の作成を依頼した場合、会話や情景描写の少ないあらすじのような文章になりがちなので、会話を多くすることと、情景を詳しく描写することは、毎回指示した方がよいです。
また、内容について要望がある場合は、それもここに書き加えます。

あなたはアンディ・ウィアーです。
以下の第1章の内容を膨らまして、SF小説の本文を書いてください。
登場人物の会話を多くして、周りの情景も詳しく描写してください。
宇宙生物に関して、リアリティのある科学的な説明を行ってください。

第1章:新たなる出会い
主人公ジェイソン・スターリンクは、地球の研究所で宇宙生物学者として働く青年。ある日、彼は未知の宇宙生物のサンプルを発見し、その研究を始める。

出力結果は以下のとおりです。

第1章:新たなる出会い
地球の研究所で働く宇宙生物学者ジェイソン・スターリンクは、その日も夜遅くまで研究に没頭していた。彼の研究室は、無数のモニターと高度な機器に囲まれ、宇宙の奥深い謎を解き明かそうとしていた。

「うーん、このサンプルは一体何だろう?」ジェイソンは、深夜の研究室で一人つぶやいた。彼の目の前には、彗星から採取された未知の宇宙生物のサンプルがあった。そのサンプルは、他の生物とは明らかに異なる特徴を持っていた。

「これはまさか、新種の生物かもしれない。」そう考えると、ジェイソンの目は輝いた。彼はすぐに研究チームに連絡を取り、翌朝早速会議を開くことにした。

翌朝、研究チームは緊急会議を開いた。
リーダー:「ジェイソン、君から何か報告があると聞いたが?」
ジェイソン:「はい。昨晩、新たな宇宙生物のサンプルを発見しました。これまでに見たことのない特徴を持っています。」

ジェイソンは、映像を投影し、サンプルの詳細を説明した。その生物は、炭素ベースではなくケイ素ベースの生命体で、非常に高い耐熱性と耐放射線性を持っていた。

リーダー:「これは驚きだ。これまでの宇宙生物学の常識を覆す発見だね。」
エマ:「確かに、これは私たちが知っている生命体とは全く違う。驚異的な進化を遂げていると言っても過言ではないわ。」

チームは熱心に議論し、その未知の生物を研究するための計画を立てた。彼らはその生物が持つ特性や進化の秘密を解明することで、新たな科学の発展に貢献できると確信していた。

そして、ジェイソンと研究チームは、未知の宇宙生物の研究を開始した。彼らはまず、その宇宙生物がどのような環境で生きられるのか、どのようにエネルギーを得ているのかを調査することにした。さらに、その生物の遺伝子構造や生化学的プロセスについても解明しようと試みた。

ジェイソン:「この生物はどうやら、極端な温度変化にも耐えられるようだ。彗星がもたらす厳しい環境に適応していると考えられるね。」
エマ:「それに、光合成ではなく、放射線をエネルギー源として利用しているみたい。これはまさに革新的な発見よ。」

研究が進むにつれ、ジェイソンたちはその宇宙生物が地球の生命体とは根本的に異なる進化を遂げていることに気付く。彼らはこの発見をもとに、宇宙生物学の新たな分野を切り開くことに意気込んだ。

リーダー:「この生物が私たちの想像を超えた進化を遂げている理由を突き止めなければならない。もしかすると、それが地球外生命の存在を示す手がかりになるかもしれない。」

ジェイソンたちの研究は、メディアにも取り上げられるようになり、世界中から注目を集めるようになった。多くの研究者が彼らの研究に興味を持ち、協力を申し出る者も現れた。

エマ:「ジェイソン、私たちの研究がこんなに注目されるなんて、夢にも思わなかったわ。」
ジェイソン:「確かに驚きだけど、これだけの興味を持たれるのも無理はない。私たちが発見した生物は、宇宙の謎を解き明かす鍵になるかもしれないんだから。」

研究の成果を世界に発信し続ける中で、ジェイソンとエマはお互いに切磋琢磨し、次第に互いに惹かれ合うようになる。彼らは共に新たな発見に励みながら、宇宙生物の謎に迫っていくのだった。

こうして、ジェイソンとエマの宇宙生物研究は着実に進展していった。彼らはその生物の細胞構造や生理機能についても徐々に解明していくことができた。また、その生物が持つ独特の特性を利用して、宇宙探査や宇宙開発に役立てることも試みられた。

ある日、リーダーがチームに重要な発表を行った。
リーダー:「みんな、良い知らせがある。我々の研究が評価され、国際的な宇宙探査プロジェクトに参加することになった。そこでこの生物の進化の秘密を探るため、宇宙への探査旅行を行う予定だ。」

チームは歓喜に沸いた。彼らの研究がついに宇宙探査へとつながることになり、その研究成果がより広い範囲で活用されることになったのだ。

ジェイソン:「これはすごいチャンスだ。宇宙に行って、この生物の生息環境や起源を直接調査できるなんて!」
エマ:「私も同感。私たちの研究はこれからさらに進化するはずよ。」

探査旅行が迫る中、ジェイソンとエマは準備に励んだ。彼らは宇宙での調査や実験の計画を立て、さらにその生物が持つ特性を活かした宇宙開発のアイデアも練った。

そして、ついに彼らの宇宙探査が始まった。ジェイソンとエマは、宇宙船に乗り込み、未知の宇宙生物の謎を解き明かすための冒険へと旅立った。

果たして、彼らは宇宙生物の起源や進化の秘密を見つけることができるのか。そして、その発見が地球外生命の存在を示す手がかりとなるのか。ジェイソンとエマの壮大な冒険が、これから始まろうとしていた。

小説の場合も、最初に作成したあらすじに従って1章ずつChatGPTに書いてもらい、最後にまとめて一つの文章にします。また、必要に応じて、自動修正プロンプトなどを利用して文章の修正を行います。

しかし、既に第1章でも、最初に作成したあらすじから内容がずれてきており、小説を書く場合に、最後まで矛盾なく筋の通ったストーリーにまとめることはなかなか難しいです。


8.対話型で簡単に小説を自動生成

(1) 小説自動生成プロンプト

ChatGPTと対話しながら登場人物や舞台を決定して、簡単に小説を自動生成できるプロンプトを考案しました。
以下のプロンプトをChatGPTの入力欄にコピーして決定ボタンを押し、後はChatGPTの指示に従って、登場人物や舞台を選んでください。

あなたはプロの小説家です。以下の指示に従って小説を作成してください。

・ユーザーにどんな主人公がよいか尋ねて、ユーザーの入力を待つ。
・ユーザーの入力に従って、5人分のキャラクター候補を提案し、どのキャラクターがよいか番号で回答するように依頼して、ユーザーの入力を待つ。
・ユーザーの入力に従って主人公を決定する。
・主人公の相手役として相応しい5人分のキャラクター候補を提案し、どのキャラクターがよいか番号で回答するように依頼して、ユーザーの入力を待つ。
・ユーザーの入力に従って相手役を決定する。
・主人公たちが活躍する物語の舞台候補を5つ提案し、どの舞台がよいか番号で回答するようにユーザーに依頼して、ユーザーの入力を待つ。
・ユーザーの入力に従って舞台を決定する。
・決定した主人公、相手役、舞台を基にして、会話多めで情景を詳しく描写して、2000単語くらいのドラマチックな出来事が起こる小説を作成する。

(2) 登場人物及び舞台の設定

このプロンプトを入力して、小説の登場人物や舞台の設定を行いました。

入力 あなたはプロの小説家です。以下の指示に従って小説を作成してください。
・ユーザーにどんな主人公がよいか尋ねて、ユーザーの入力を待つ。
・ユーザーの入力に従って、5人分のキャラクター候補を提案し、どのキャラクターがよいか番号で回答するように依頼して、ユーザーの入力を待つ。
・ユーザーの入力に従って主人公を決定する。
・主人公の相手役として相応しい5人分のキャラクター候補を提案し、どのキャラクターがよいか番号で回答するように依頼して、ユーザーの入力を待つ。
・ユーザーの入力に従って相手役を決定する。
・主人公たちが活躍する物語の舞台候補を5つ提案し、どの舞台がよいか番号で回答するようにユーザーに依頼して、ユーザーの入力を待つ。
・ユーザーの入力に従って舞台を決定する。
・決定した主人公、相手役、舞台を基にして、会話多めで情景を詳しく描写して、2000単語くらいのドラマチックな出来事が起こる小説を作成する。

出力 まずは、どんな主人公がお好みですか?主人公の性格や特徴について教えてください。
入力 元気で明るい主人公

出力 元気で明るい主人公を含む5人のキャラクター候補を提案します。どのキャラクターがお好みか、番号でお選びください。
1.ユウキ:陽気で社交的な高校生。スポーツ万能で、友達が多い。
2.アキラ:好奇心旺盛で元気な中学生。新しいことに挑戦するのが大好き。
3.ミユキ:明るくて元気なカフェ店員。笑顔が素敵で、お客さんに人気。
4.タカシ:熱血で情熱的な教師。生徒たちの憧れの的であり、元気に指導している。
5.ユミ:元気で明るい動物病院の獣医師。動物たちに優しく接し、周囲から慕われている。
入力 2

出力 アキラ、好奇心旺盛で元気な中学生が主人公に決定しました。
次に、主人公の相手役として相応しい5人分のキャラクター候補を提案します。どのキャラクターがお好みか、番号でお選びください。
1.レイ:クールで無口な天才型の中学生。アキラとは正反対の性格だが、意気投合する。
2.ハルカ:アキラの幼馴染であり、いつも支え合っている明るい少女。
3.シンジ:アキラと同じクラスで、競争相手であり親友。共に成長していく。
4.サトル:アキラの兄であり、憧れの存在。互いに影響し合い、成長する過程を描く。
5.マリ:アキラの同級生で、秘密の趣味を持つ内気な少女。アキラが彼女の才能を引き出す。
入力 1

出力 主人公アキラの相手役に、クールで無口な天才型の中学生、レイが決定しました。
それでは、主人公たちが活躍する物語の舞台候補を5つ提案します。どの舞台がお好みか、番号でお選びください。
1.美しい海辺の町
2.未来都市
3.過去の時代を舞台にした歴史的な街
4.異世界ファンタジー
5.科学と魔法が共存する世界
どの舞台がお好みでしょうか?番号でお選びください。
入力 5

出力 科学と魔法が共存する世界が舞台に決定しました。
それでは、決定した主人公アキラ、相手役レイ、そして科学と魔法が共存する世界を舞台にした、会話多めで情景を詳しく描写し、2000単語くらいのドラマチックな出来事が起こる小説を作成いたします。

これで、小説の主人公、相手役及び舞台が決定しました。続けてChatGPTがこの設定に従って小説を自動生成してくれます。

(3) 自動生成した小説

以下が実際にChatGPTが自動生成した小説です。

タイトル:融合する才能
舞台:科学と魔法が共存する世界
登場人物:アキラ、レイ


アキラは元気で好奇心旺盛な中学生で、友達と魔法で遊んだり、ロボットを組み立てたりするのが大好きだった。彼の住む街では、科学と魔法が共存し、その技術が融合された新しい発明が日常的に生まれていた。

ある日、アキラは学校で新しい転校生、レイと出会う。レイはクールで無口な天才型の中学生で、科学技術に精通している一方、魔法にも興味を持っていた。しかし、彼は他人とあまり打ち解けることができず、孤独に感じていた。

アキラはレイに声をかけ、彼と仲良くなろうと決心する。
アキラ:「ねえ、レイ。君、魔法に興味あるんだってね。僕も大好きなんだ!一緒に何かやろうよ。」

レイはアキラの言葉に少し驚くが、彼の明るさに惹かれ、少しずつ心を開く。
レイ:「…わかった。一緒に何かやってみよう。」

そこから、アキラとレイの友情が始まった。彼らは放課後、互いの得意分野である科学技術と魔法を駆使して、新しい発明品を作り出すことに挑戦することになる。

アキラ:「ねえ、レイ。君の得意な科学技術と、僕の得意な魔法を組み合わせたら、すごいものができそうじゃない?」
レイ:「…面白そうだね。どんなものを作りたい?」
アキラ:「んー…どうだろう? みんなが喜ぶような、楽しいものがいいな。」

アキラとレイは、数日間アイデアを出し合い、ついに画期的なアイデアを思いつく。
アキラ:「そうだ! どうしても考えられないことがあるんだけど、科学と魔法を融合させた環境をつくる装置はどうだろう?」
レイ:「環境をつくる装置? それはどういうことだい?」
アキラ:「例えば、植物が育ちやすい環境をつくって、みんなが楽しめる公園とか、そういうの。科学技術で制御できる環境設定と、魔法で植物を育てる力を組み合わせてさ。」

レイの目が輝く。
レイ:「なるほど、面白いアイデアだね。それじゃあ、試してみようか。」

アキラとレイは、放課後の時間を使って、その装置を作り始める。アキラは魔法の力で植物を育てる方法を調べ、レイは科学技術で環境を制御するシステムを開発する。

数週間が経ち、装置が完成する。アキラとレイは学校の中庭で、その装置を試してみることにした。
アキラ:「よし、準備はできた! レイ、環境設定の方は大丈夫?」
レイ:「うん、問題ないよ。それじゃあ、スイッチを入れてみよう。」

装置が作動し、中庭にあった草花が一気に成長し始める。たちまち、美しい花々が咲き誇り、木々も大きくなり、中庭は緑豊かな公園のように変わった。
アキラ:「すごい! うまくいったね!」
レイ:「うん、これは成功だ。」

生徒たちがその光景を見て驚き、次々と中庭に集まってくる。みんなが喜び、笑顔で花々を愛でている様子を見て、アキラとレイは満足げに微笑んだ。
アキラ:「ほら、みんなが喜んでるよ。」
レイ:「ああ、これも君と一緒に頑張ったおかげだ。ありがとう。」
アキラ:「いえいえ、こちらこそ。これからも一緒に色んなものを作って、みんなを喜ばせようね!」
レイ:「うん、約束だ。これからも一緒に楽しんで新しい発明を作ろう。」

アキラとレイの友情は深まり、彼らは街中で、科学と魔法を融合させた発明品を次々と作り出すことになる。彼らの発明品は人々の暮らしを豊かにし、街に元気と笑顔をもたらす。

ある日、アキラとレイは市長から表彰されることになった。彼らの発明品が街に大きな影響を与え、街はますます繁栄していた。
市長:「アキラ君とレイ君、あなたたちの発明品のおかげで、私たちの街は今や世界中から注目される場所になりました。これからも、あなたたちのような若者たちが夢と希望をもって、この街を更に発展させていってほしいです。」
アキラ:「ありがとうございます! これからも、みんなを楽しませる発明品を作っていきますね!」
レイ:「そうだね。これからも、アキラと一緒に新しいものを作り出していきたいと思います。」

アキラとレイは、その後も様々な発明品を作り出し、街を更に発展させることに貢献していく。彼らの友情は人々に勇気と希望を与え、街はますます繁栄することになるのだった。


ここまでが、アキラとレイの物語です。彼らの友情と共同作業を通じて、科学と魔法が融合した世界でのドラマチックな出来事を描いてみました。どうでしょうか?お楽しみいただけたでしょうか。


9.長文原稿の自動生成プログラム

通常、ChatGPTで長い文章を作成する場合には、最初に全体のアウトラインを作成し、1章ずつ文章を書いてもらって、最後に全体を統合する必要があります。
このプログラムは、GPT-4のAPIを利用することにより、その手順を一括でできるようにしたものです。ChatGPTの場合は、出力する文章が長くなると途中で切れて、また「続けてください」と入力して続きを書いてもらう必要がありますが、このプログラムでは、その必要もなく、1回の実行で最後まで文章を書ききってくれます。

(1) プログラムの紹介

長文原稿の自動生成プログラムのコードは以下のとおりです。
このコードをGoogle Colaboratoryのノートブックにコピーし、自分用のOpenAIのAPIキーを入力してセルを実行すると、記事のアウトラインとそれを基にした原稿が出力されます。

!pip install openai
import openai
openai.api_key = "自分のAPIキー"
messages = []

response = openai.ChatCompletion.create(
  model="gpt-4", 
  messages=[
    {"role": "system", "content": "あなたはプロのライターです。userが指定したジャンル、テーマ、形式でアウトラインを作成してください。"},
    {"role": "user", "content": "ジャンル: ビジネス書 テーマ: 文章生成AI 形式: 5章構成"}])
outline = response['choices'][0]['message']['content']
print(outline)

n = 5  # 5章構成の場合は5を指定
for i in range(1, n+1):
  response = openai.ChatCompletion.create(
    model="gpt-4", 
    messages=[
      {"role": "system", "content": "あなたはプロのライターです。userの指示に従って原稿を作成してください。"},
      {"role": "user", "content": outline + f"を基に、第{i}章の原稿を書いてください。"}])
  print(response['choices'][0]['message']['content'])

なお、GPT-4のAPIは、OpenAIのウェイトリストに登録して、利用を許可してもらう必要がありますので、まだ許可の下りていない人は、GPT-3.5のAPIを利用(2か所のgpt-4をgpt-3.5-turboに変更)してください。

(2) プログラムの利用方法

また、このプログラムは、一部を書き換えれば、どんな文章でも書くことができます。他の文章を書く場合は、以下の部分を書き換えてください。

1.ジャンル(ビジネス書、ホラー小説、SF小説、小論文、実験レポートなど)
2.テーマ(自由)
3.形式(何章構成かは記載した方がよい。それ以外は自由。)
4.n=5(章の合計数と合わせると最後まで生成する。1章だけ生成したい場合はn=1と記入)

(3) 出力結果

プログラムが出力した記事のアウトラインは以下のとおりです。

タイトル: AIが生み出す未来の文章作成: 文章生成テクノロジーを活用したビジネス戦略

概要: 本書では、文章生成AIの技術とそのビジネスへの応用方法について解説します。文章生成AIは、企業での書類作成やコンテンツ制作の効率化、また新しいマーケティング戦略を生む可能性があることから、多くの企業が興味を持っています。この本を読むことで、現代ビジネスで使われるAIの力を理解し、これからの企業戦略に取り入れるためのアプローチ方法を学べます。

目次:
第1章: 文章生成AIの概要と進化
1.1 人工知能と文章生成AIの理解
1.2 NLP(自然言語処理)と文章生成技術
1.3 文章生成AIの進化の歴史
1.4 AIのビジネス活用シーン - 事例紹介

第2章: 文章生成AIの主な技術
2.1 機械学習とディープラーニング
2.2 オープンAPIとクローズドAPIの違い
2.3 GPT-3をはじめとする最先端技術
2.4 クラウドサービスでの提供

第3章: 文章生成AIを活用したビジネスの効果
3.1 コンテンツ制作の効率化
3.2 マーケティングとプロモーション
3.3 社内コミュニケーションの強化
3.4 営業や顧客対応の向上
3.5 イノベーションと新規事業創出

第4章: 文章生成AI導入の実践と運用方法
4.1 AIサービスの選び方
4.2 文章生成AIの導入手順
4.3 AIと人間の協働による運用法
4.4 データセキュリティと倫理問題への対応

第5章: AIを活用した未来のビジネス戦略
5.1 文章生成AI技術の今後の展望
5.2 AI活用スキルを持ったプロフェッショナルの役割
5.3 AIイノベーションがもたらす機会とリスク
5.4 文章生成AIを活用したサステナブルなビジネスエコシステムの構築

結び: 文章生成AIがもたらす新たなビジネスチャンスを探求し、効率的でクリエイティブな企業の成長を促しましょう。本書を通して得た知識と実践的なアプローチ方法を活用して、業界に革新をもたらす企業になるための第一歩を踏み出しましょう。

プログラムが出力した第1章の本文は以下のとおりです。

第1章: 文章生成AIの概要と進化
近年、人工知能 (AI) は急速な進化を遂げ、多くの産業分野が注目しています。特に、文章生成AIはその中で最も活用される分野のひとつとなっており、この技術がもたらすメリットを活用することで、従来とは違った方法でビジネス戦略を立てることが期待されています。

この章では、文章生成AIの概要や進化の歴史、その活用シーンや事例を紹介します。

1.1 人工知能と文章生成AIの理解
人工知能 (AI) は、人間の知能をコンピュータ上で再現する技術です。AIは画像認識・音声認識・推薦システムなど、さまざまな分野で活用されており、その一環として文章生成AIが開発されました。

文章生成AIとは、AI技術によって自動的に文章やテキストを生成する技術のことを指します。企業での書類作成や報告書、プレゼン資料など、あらゆる場面で応用が可能であり、従来の手作業に代わる新しい方法であるとされています。

1.2 NLP(自然言語処理)と文章生成技術
文章生成AIは、NLP(自然言語処理)という技術に基づいています。自然言語処理とは、人間が使用する言語をコンピュータに理解させる技術のことで、これによってコンピュータはテキスト分析や翻訳、要約などの作業が可能になります。

文章生成AIをはじめとする NLP 技術は、機械学習やディープラーニングを活用したり、大量のテキストデータからパターンやルールを学習することによって、高品質な文章を生成することができるようになりました。

1.3 文章生成AIの進化の歴史
過去数年間で、文章生成AIは驚くべき進化を遂げてきました。初期の文章生成AIはルールベースの技術が主流でしたが、機械学習やディープラーニングの進化により、より自然な文章の生成が可能になりました。

近年、複数の企業や研究機関が競って開発している文章生成AI技術の中でも、とりわけ注目されているのが OpenAI が開発した GPT-3 です。GPT-3 はその精度や自然さで話題となり、一部では人間が書いた文章と見分けがつかないとさえ言われるほどです。

1.4 AIのビジネス活用シーン- 事例紹介
文章生成AIは、各種業界で幅広く活用され始めており、具体的な事例も増えています。以下のような事例が挙げられます。

- 自動ニュース記事生成: AIがニュースの要素を抽出し、自動的に記事を作成する。
- 広告コピーの生成: AIがターゲット層に最適な言葉を選び、効果的な広告コピーを生成する。
- 自動翻訳: AIが文書を瞬時に翻訳し、多言語対応の資料を作成する。

これらの事例を通じて、文章生成AIが日常業務やビジネス活動にどのように活用されるのか、今後の可能性を探ることができます。

長くなるので2章以下は省略しますが、このように一発で長い文章を終わりまで生成することができます。

是非、このプログラムで様々な文章を生成してみてください。完全自動生成でセルフ出版も夢ではありません。

(4) 小説用のアレンジバージョン

最初のプログラムのままでも小説は書けるのですが、小説用のアレンジバージョンを新たに作成しました。

!pip install openai
import openai
openai.api_key = "自分のAPIキー"
messages = []

response = openai.ChatCompletion.create(
  model="gpt-4", 
  messages=[
    {"role": "system", "content": "あなたはラブクラフトです。userが指定したジャンル、テーマ、形式でアウトラインを作成してください。"},
    {"role": "user", "content": "ジャンル: ホラー小説 テーマ: 得体のしれない化け物が出現 形式: 10章構成"}])
outline = response['choices'][0]['message']['content']
print(outline)

n = 10  # 繰り返し回数を指定する
for i in range(1, n+1):
  response = openai.ChatCompletion.create(
    model="gpt-4", 
    messages=[
      {"role": "system", "content": "あなたはラブクラフトです。userの指示に従って原稿を作成してください。"},
      {"role": "user", "content": outline + f"を基に、第{i}章の原稿を書いてください。登場人物の会話多めで、周りの情景を詳しく描写してください。"}])
  print(response['choices'][0]['message']['content'])

変更点:プロのライター→ラブクラフト、ジャンル:ホラー小説、テーマ:得体のしれない化け物が出現、形式:10章構成、n=10、「登場人物の会話多めで、周りの情景を詳しく描写してください。」を追加。

ジャンル、テーマ、作家の名前などを書き換えることにより、様々なジャンルの小説を作成することができます。

(5) 出力結果

プログラムが出力した小説のアウトラインは以下のとおりです。

タイトル: 暗闇の蠢くもの

概要: 小さな孤立した村に住む人々の日常が、得体のしれない化け物の出現とともに脅かされる。村の者たちがこの謎の存在と対峙する再生の物語。

第1章: 平穏な村
- 村人たちの生活が描かれて始まる
- 主人公は独身で、田舎暮らしのノスタルジアを楽しんでいる
- 村人たちとの交流が描かれる

第2章: 不穏な影
- 村の住民たちがだんだん病気になっていく
- 動物たちが行方不明になる
- 未知の化け物に関する噂が流れる

第3章: 最初の目撃
- 主人公が興味本位で化け物調査の冒険を始める
- 人里離れた森で、化け物の面影が垣間見える

第4章: 恐怖の牙
- 化け物が村の住民を襲撃し、発狂させる
- 主人公たちは村の会議で設けられた少数の救助チームに参加する
- 救助チームの他のメンバーが紹介される

第5章: 守りの断層
- 村の民たちが自分たちを守るために、古代の祭壇を復活させる
- 祭壇によって、化け物が一度は退散する

第6章: 研究の始まり
- 主人公が村の図書館で、得体のしれない化け物の情報を調べ始める
- 村の歴史と古文書から化け物の起源に迫る

第7章: 真実の背後
- 調査の結果、村に古くからある邪悪な謀略の存在が明らかになる
- 化け物が圧倒的な力を持つことに加え、村の政治にも関わっていく

第8章: 村人たちの反撃
- 主人公たちが化け物への対策を練り始める
- 村の祭りの夜に決戦が訪れる

第9章: 決戦の夜
- 化け物との戦いが始まる
- 主人公たちは想像以上に強大な化け物と対峙し、散り散りになってしまう
- 何らかの偶然により、化け物の弱点が明らかになる

第10章: 平和の朝
- 主人公たちが化け物を退治し、村に再び平和が訪れる
- 最終章では主人公が村の絆を語り、村の復興を願う展望が語られる

結末後のエピローグ:
- 主人公が独自の力で化け物を研究することを決意する
- 村の住人たちとの絆が強まって、彼らと共に生きる喜びを感じる場面で物語が終了する

続けて、第1章から順に本文が出力されます。

暗闇の蠢くもの

第1章: 平穏な村
太陽が太平洋の水平線から半身を出したばかりの朝、静かな小さな村には、日常の営みが続いていた。古くからある村で、森の向こうに広がる丘には農場が点在し、幾つもの小川が村を潤している。村には太陽が昇り、昇るにつれて朝の光が肌に心地よく、生活に活気を与えている。

ジョンは、独身で村に住んでいる。彼は田舎暮らしのノスタルジアを楽しみ、忌憚のない環境でのんびりと過ごしていた。ジョンの家は村の中心部からは離れた場所にあり、深い先祖代々受け継がれてきた家であった。

ジョンは、長閑な朝を迎え村の居酒屋へ向かった。この村では、朝から居酒屋は開いていて、その中では村人たちが朝の情報交換を行っていた。朝のメニューは、おかずに味噌汁と茶漬けが提供されていた。

その朝も昔ながらの木造の居酒屋には、村人たちが集まり、静かにお茶を啜りながら、優しく話しかけてくる。「こんちは、ジョン!」と外部からどれだけの距離があろうと、声を決して荒げず平穏であった。ジョンは「お早うございます、皆さん」と答え、顔がほころんでいた。

村の者たちとの交流は楽しげである。「もうすぐ高祖父さんが育てた田んぼの水門が治るそうだよ」とか、「村祭りが開かれるわ、今年はどんな出し物がありますかね」など、日常の何気ない話題が次々と飛び交っていた。

そんなある日、村の南端にある木々が風に揺れる中、朝の散歩を楽しむジョンは村人たちを見つけた。彼らは表情を曇らせ、力ない声で囁いていた。
「太郎が突然熱を出して寝込んでしまったんだ。案じるほどの病気じゃないのだろうけど、何か心配でならないんだ」
皆心配している。「俺も身内が苦しんでいる姿は辛い」とこぼす。

彼らと同様にジョンも、慣れ親しんだ家族や友人が次々と病気になり、仕事に支障をきたすことに苛立っていた。しかし、暗闇に潜む化け物はまだ村の男たちに見つかる前に脅威を隠していた。村人たちはまだ通常の生活を送ることができる。しかし、その夜から彼らは影を見る。影は、暗闇に潜んでいる何かと知らず、彼らは睡眠を忘れ、不安を募らせていく。

そして、ある時、とうとう得体のしれない化け物の噂が流れ始めた。動物たちが行方不明になるたびに、村人たちは神秘的で恐ろしい存在を恐れていた。次の瞬間、村の日常は徐々に変わっていく。

第2章: 不穏な影
季節は初秋で、村の木々が色づき始めていた。しかし、その美しさも束の間、村には不穏な空気が漂い始める。木陰で囁かれるのは、次々と襲いくる病の噂や、行方不明になった家畜たちの話だった。

ジョンはその日も村の仲間たちと共に、リンダという女性の家の前で会話を楽しんでいた。リンダは村で有名な美人で、誰もが彼女に心惹かれていた。
「ねえ、あんたたちも聞いた? またミルズ家の牛が消えたんだって。夜中に何かが鳴くって聞いてたけど、まさかこんな恐ろしいことが起こるなんて」リンダは心配そうな顔をして言った。

ジョンは不安そうに首を傾げた。「それが事実なら、やっぱり夜歩きは控えたほうがいいだろうね。それに、もう夕方だし、そろそろ帰ろうか」
そんなやりとりの中、リンダが懐かしい思い出話に花を咲かせる。空はだんだんと暗くなり始め、一雲が通り過ぎると月明かりが地面を照らした。

そんな折、リンダの隣の家から老人が出てきた。「おや、また皆さんが賑やかに楽しんでいるのですね。しかし、この街には隠された危険が潜んでいるのですよ」と老人は言って、皆を戸惑わせる。
「隠された危険?」とジョンは疑問に感じ、「具体的にどういうことだ?」と尋ねた。

老人は神秘的な表情を浮かべたまま答えた。「私の話には、笑うこともあろう。だがこれだけは言っておく。この村には、誰も知らない世界から来た化け物が潜んでいるのです」老人の言葉に、リンダやジョンは戸惑いを隠せない。

ジョンは苦笑いして、老人に向かって言った。「おじいさん、確かに最近変なことが多いけど、化け物というのはどうだろうね。」
老人は笑みを浮かべながら、じっとその場に立ち続ける。すると、彼の影が、月明かりに照らされて目の前に立ったように見えた。その影は蠢いているようにも見えたが、ジョンは気のせいだと思い込む。

リンダは老人を見送ると、今度こそ心配そうな表情で言った。「ええと、あの話、本当だと思う?」
ジョンは暗い夜道を少し覗き込んで、そして首を横に振った。「リンダ、噂は噂だ。だけど、気をつけることは大事だから、夜遅く出かけるのはやめたほうがいいよ。」
みんなはジョンの言葉に同意しながら、リンダの家の前の集まりは終わりを迎える。そして、それぞれの家路に着く。

しかし、その日の出来事が、彼らにとって悪夢の始まりであることを知らずに。それも、得体の知れぬ化け物が暗闇で蠢く恐怖の始まり・・・。

長くなるので第3章以降は省略します。
第1章の村が日本の村のようなのに、第2章では外国の村のように見えます。この辺りは、予めプロンプトで指定して、設定を統一しておいた方がよかったかもしれません。
また、全体を出力した後で、気になる章の本文を自動修正プロンプトで修正するのもよいと思います。

ストーリーに合わせてプロンプトを細かく調整したり、修正を繰り返したりすることで、文章の品質は上がっていきますが、かなり手間がかかります。


10.まとめ

解説記事やビジネス書の原稿のような説明的文章は、ChatGPTを利用してかなり書けるようになってきましたが、小説などの物語的文章を書くことは、まだまだ難しさが残っています。

物語的文章を書く上での課題の内、会話や情景描写の少ないあらすじのような文章になるという点については、会話を増やし、情景を詳しく描写するようにプロンプトで指示することによりかなり改善できます。

また、文章や会話に感情がこもっておらず、文章に個性が感じられないという点については、パラメーターの設定を調整したり、有名作家の文章の特徴を真似たりすることで、ある程度は改善できます。

しかし、以下の3点については、なかなか改善することが難しいです。

  1. ありきたりの陳腐な表現が多い。

  2. ストーリーに意外性のない予想通りの展開になることが多い。

  3. 倫理的に正しい結末に誘導されて、同じような結末になることが多い。

1点目と2点目は、次に来る確率の高い単語を予想することにより、文章を生成するという言語モデルの仕組み自体から生じる問題であり、ChatGPTも、よくある表現やよくあるストーリーを離れた斬新な表現や予想外の展開を生み出すことは苦手です。
temperatureを高く設定して、ランダム性を増やすなどの手法を考えていますが、今のところそれほど改善はできていません。

3点目は、ChatGPTがアライメントの強化学習で倫理的な表現をするように規制されていることから生じる問題です。
ChatGPTで小説を書いた場合、最後に主人公が周りの人たちにも富や幸運を分け与え、街全体が発展して、後世に語り継がれるようになったというワンパターンの結末が多くなります。また、ひどい場合には、戦いの途中で敵のボスと仲直りし、協力して平和に暮らすみたいな道徳的過ぎる結末になることもあります。
こうした道徳的過ぎるワンパターンの内容を改善するためには、規制破りのような手法が必要になるため、容易ではありません。

結局、今の段階でこれらの問題を改善することは難しく、オープンな言語モデルを小説用にファインチューニングするなどの大掛かりな手法が必要になるのでしょうか。

こうした問題をプロンプトエンジニアリングで解決するような斬新なアイデアが出てくることを期待しています。


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