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DXを丸投げしてはいけない

社外にDX推進を丸投げしても失敗します

大前提として DX を社外のDXなどを専門でサービス提供している人・会社へ丸投げすると、必ず失敗します。
DX は、企業が自社のビジネスプロセスや企業文化、お客様との関係を前進させて、企業の未来を切り開いていくプロセスです。
DX の成功は、新しいITツールやデジタルテクノロジーを導入することだけでなく、その組織に対する深い理解が必要です。
もし、外部に自社の DX を丸投げすると、必ず問題が生じます。

企業にはそれぞれ、独自のビジネスモデルや文化、価値観や歴史、そして何より大事なお客様がいらっしゃいます。
これらの要素は、DX 化を推進する上で大きく影響を受けます。
これらに対する理解が不十分な外部の人が DX の様な社内に変革を起こす場合は企業や代表者にとって譲れないものを壊してしまう可能性が高いのです。
また、DX は一時的なプロジェクトではなく、その後も続く企業活動に大きくかかわります。
外部に任せて、一時的に成功したように見えても、残された内部の人たちに適切なスキルや知識、経験がない状態では、その後の継続的な DX 推進や維持ができない可能性があります。

さらに、社外の人が推進する DX では、自社の社員の協力や理解が得られない可能性があります。
社員が能動的に DX 化に向けたプロジェクトに深く関わらなければ、新しい業務プロセスやチャレンジしようとするテーマに対して、抵抗するかもしれません。
また、コストの問題もあります。
DX は社員の方々の感情的な部分にも配慮しながら進めていく必要がある、デリケートなプロセスでもあり、複雑で時間がかかります。
これらを外部へ委託すると、高い費用が発生することになるでしょう。
中小企業にとっては大きな問題になり得ます。

とは言うものの、社内の方たちだけでは DX 化に向けた活動を開始することも難しいのが現状です。
中小企業が行うべきは、
貴社の業務プロセスや課題点を理解し、
社員のキャラクターも理解した上で、
DX化の必要性を、説得ではなく納得させる人、
または委託先を見つけることです。

貴社のことを数回ヒアリングしただけで、的を得た提案ができる人がいるでしょうか?
その提案を真に受けて、相手を信じて、貴社の未来を委ねることができますか?
かなりの賭けだと思います。
まずは、部分的な IT 化や、デジタルツールの導入から相談していくのが良いと思います。

私は、組織活性化コーチとして、中間管理職の方向けの 1on1(コーチング)を提供しつつ、
ITツールによる業務効率化に向けたITコンサルタントとして活動していますので、お気軽にご相談ください。


キーマインズ合同会社


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