この男、何者!?
「自分でデザインして、さらに仕入れから販売までを一手におこなう面白い経営者がいるんだよね」当時所属していた団体の講演会のスピーカーを探していた時に、一緒にその事業を手がけていた方がみつけてきたのが金谷さん。2014年のことです。
「自己資金なく起業」「デザイン会社だけど自社で商品開発もおこなっている」「事務所の1Fはレストラン(当時)」などなど・・すごくユニークな方だったんで、即大阪までアポとって出かけお会いしたところから意気投合。イベントも入りきれないほどのお客様が集まり大成功。それがご縁で・・いまでも交流が続いています。
その時のフライヤーのイメージは「カンブリア宮殿のオープニングの煽り気味なアナウンス」だったのですが・・その後2020年には実際に番組にも出演されちゃいました。さすがです。
こちらの本では技術をもった地方企業の再生プロセスが「生き残るための12の手」として大盤振る舞いで公開されています。
デザイナーに頼むその前に自分で考える、ということをいつも話されている金谷さん。パッケージをキレイにデザインするだけのグラフィックではなく、きちんと売れる仕組みとさらには自走で商品開発ができるノウハウまで構築されているのは、本当に頭が下がりますし・・・ガチンコで経営にコミットして「経営を向上させるためのデザイン」をされる姿を、自分が仕事をする上でもお手本としています。この本の巻末にある「自分たちはモノづくり、コトづくりより、キモチづくりをしている」というエピソードがすごくいいんですよね。
「ドラゴンボールじゃないから重版とかかからないよ」って本が出た頃は自虐ネタにされてましたが・・いえいえ、ちゃんと重版かかって今でも売れ続けるすっごい本になってるじゃないですか!
コロナでいつ実施できるかわからないけど・・また、彼らが開催する異業種交流イベントLobbyも小倉で開催したいですね。
小さな企業が生き残る(2017年、日経BP、金谷勉)