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高校生がイベントを開催するために1からロゴ制作に挑戦した話 「3年後の自分フェス」

インフィニティ国際学院高等部のチヒロです。
1月14日開催のイベント「3年後の自分フェス」を企画しました!

高等部は過去3ヶ月間、フィジーに滞在しながら語学学校で英語を学んでいました。
「3年後の自分フェス」は僕が在籍するインフィニティ国際学院のカリキュラムであるマイプロジェクトの一環として企画したイベントです!

この記事ではオリジナルロゴの制作背景を共有します!

ブレインストーミング

イベント企画段階のフェーズでは、ブレインストーミングを行いイベントに関するアイディアや方向性を考えていきます。誰をターゲットにし、何を目的とするのか?いわゆる5W1Hを通し、イベントの企画を固めていきます。

FigJamを使ったブレインストーミングの様子

Figmaという主にモックアップなどを作成するときに用いるサービスを使い、企画の趣旨などを考えていきます!

なぜ、このイベントを行うのか?どうやってやるのか?などは一見、考えなくても良いように感じることもあります。
ただ長期のチームプロジェクトでは、プロジェクトの軸をチームメンバー全員が認識しているか否かが極めて重要になってきます。長いプロジェクトではタスクに夢中になるあまり、目標を忘れてしまったり、メンバーの間でやりたいことの差ができてしまったり。チームで一つの目標を言語化すると、こういったトラブルが起きにくくなる印象です。

ただ、この段階で決定したことの半分以上が途中で変更になります。。。
想定より〇〇が多い/少ない、予定と違って〇〇、のように当初は考えてもいなかったような問題が途中から発生します。企画段階では、思いつくすべてのトラブルなどを回避した案を作成するのですが、予想通りに行くことは殆どありません。。。

ロゴ制作

ブレインストーミング後、達成すべき目標やタスクなどを整理し、実際にタスクに取り掛かっていきます。

この記事で取り上げるのはロゴ制作。
少人数チームの場合、多くの時間を使えないため、ロゴ制作は極めてスピーディーに行わなくてはいけません!!

自分的にロゴ制作で重要なポイントは2つ!
伝えたいこと、そして伝え方です。

企画段階で大きなポイントとなったのは、未来の自分。目まぐるしく変わる世の中で、小中学生が将来について考えるのは、10年前と比べても遥かに難しくなっています。そんな小中学生に向けて、「未来を少しだけ感じることができるイベントであってほしい。」そんなテーマをイベント名やロゴを通して伝えたいと考えました。

ブレインストーミング(テーマ決め)の一部

また、伝え方に関しては、主にロゴ扱う媒体やロゴの使い方、種類などについてです。

今回のロゴはイベント単発使用なので、イベント名が一目でわかるロゴタイプというロゴの種類を用いることにしました。ロゴタイプとは、シンボルやマークなどではなく、文字でテーマを表すロゴのことです。

ロゴタイプの例

ロゴタイプの大きなメリットは、見た瞬間にイベント名の認知につながること。通常のロゴなどは、ミニマリストでスマホ/PC問わず多くの媒体で使いやすい反面、文字の視認性を犠牲にしている場合も多く、イベント名をロゴの隣に配置する必要がある場合が多いです。

制作

実際の制作は至って簡単で、テーマとなる文字をサイズやフォントを変えながらとにかく試していくことです。もちろん、PinterestやInstagramなどで「良いな!」と思ったロゴなどを保存していくと、インスピレーションになったりもします。

使用するソフトはAdobe IllustratorというAdobe社が提供しているサービスを使用します。このソフトは個人的にはかなり使いやすく、できることも多いので、ロゴ制作をやってみたいという方にはイチオシのソフトです。シンプルながらも多機能で、いろんなことができるので使い方を覚えていると汎用性が効く便利ソフトです!

下記のスクリーンショットがロゴ案の最終候補の一部です。
どれも似たような見た目ですが、文字の語感や収まりの良さなどを最終的に比較して、使用されるロゴが決定します!

最終案の一部

最終案

ロゴ最終案

ロゴのモチーフはプラモデル
ブレインストーミング時にチームメンバーのある一言がきっかけでした。

「中学生ってまるで未完成のプラモデルみたい、パーツは揃い始めてるけど組み立て方を知らない子がほとんど。僕も知らなかった。」

中学生の時点で多くの子は自分の得意、不得意に気づき始めます。何をしているときは楽しくて、何をしているきはうまくいかない。自分のことを少しづつ理解し始めてはいるものの、それを踏まえて何をしたいのか? 何ができるかはまだわからない。

パーツは揃い始めているのに、それらがどんなふうに組み上がるのか?組み立てることができるのかを想像するのは非常に困難です。

3年後の未来を想像しながら、自分のパーツの組み立て方を考えるイベントになってほしい。そんな想いから、プラモデルをモチーフにしたロゴタイプを考えました。

最後に

この記事では、「3年後の自分フェス」のロゴ制作の裏側を取り上げました!
イベントの知られざる背景や、僕たち企画チームの想いが伝わったら嬉しいです!

イベントに興味が湧いた、参加してみたい!と思った方は下記リンクからイベントの詳細や参加フォームの記入などが行なえます!

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