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サルチネス

息子から強く推されて読んだサルチネス。正直よくわからなかった。良さが。粒々描くの気持ち悪いし。でもある日これは強迫症の人の話じゃん!と思った。小さいころに愛ちゃんと二人置き去りにされて、愛ちゃんが泣いちゃうと小さいお兄ちゃんはもうどうしていいかわからなかったんだ。だから愛ちゃんが泣かないように万引き(強奪?)もしたし、神様にお願いもした。その引き換えに修行を一心にしたんだねえ。しかも自分で考えたよくわからない修行を。なんかそう思うと悲しくて悲しくて愛ちゃんはもちろん、お兄ちゃ

    • ブルースだってただの唄

      高橋源一郎さんの「飛ぶ教室」というラジオ番組をよく聞いています。その中でこの本を紹介されていて、読んでみました。もともとの発表は80年代のようですが、未だにBLMなどが起こっている現状を見ると全然変わってないなあと思う。この本を読んでショックだったのは教育についての彼らの思い。以下原文から。「教育というものが、われわれからわれわれの特質を奪い取り、われわれを骨抜きにすることを前提として行われている、ということ。洗脳という言葉は使いたくないけれど、教育がわれわれを中和してしまう

      • デジタル難民イン夢の国

        なん十年ぶりってことでもない。ほんの数年ぶりだと思うのだけれど、紙の地図が廃止されており、キャストに聞いても丁寧に「ホームページをご覧ください」とのこと。もちろんキャストの皆さんは聞けば教えてくれるのだけれど、そもそも難民は何を聞けばいいのかわからない。この窮状を子どもに訴えて、やれ、中華レストランがすいてるよだの、右方向のアトラクションが面白かったよだの遠隔操作をしてもらい、楽しんだ。しばらくすると昔来た時のことを思い出して自由に動けるようになったけれど、ショーも抽選、ダッ

        • NHK受信料

          BBCが受信料を廃止するとの報道があり、じゃあ日本のNHKはどうするのって話。NHKスペシャルににしてもダーウィンがやってきたにしても相当な時間とお金をかけて作られてるのではないか。民法と違ってスポンサーの意向なんだろうなとうがった見方をせずに見られるのもよい。イッテQが好きでよく見ているが、彼らが海外ロケで素晴らしい現象をカメラに収めようとすると「この撮影はBBCとNHKが何か月もかかってようやく成功したのにお前らはクレージー」とよく言われている。やっぱり受信料あってこそだ

        サルチネス

          ものが捨てられない母

          ちばてつやさんのひねもすのたりが発売された時、さすがに80過ぎたら満州引き揚げも懐かしいと思えるのかなとあげたんだけれど。こんな感じだった?どうだった?と聞くと、やっぱり言葉少なだった。でも、家の前に漬物やがあり、中国の人は集団で襲いに来るので、その漬物やの大きな樽の中に隠れてたんだとのこと。それから1年たってようやく日本に帰る、船に乗るってその時に妹が迷子になった。妹の名前を呼ぶことはできない、なぜなら日本人とばれたら大変なことになるって時に、ちょろちょろおらんなったのよ。

          ものが捨てられない母

          ものが捨てられない母

          父も亡くなり、一人暮らしの母。そこそこ大きな家でモノを置くスペースには事欠かず、それをいいことにびっくりするくらいモノが多い。冷蔵庫の中も冷凍庫の中も。いい加減捨てたらというと必ず言うのが、「ものがいっぱいあるほうがいいんだ。私が死んだら捨ててくれ」。栗も落ちてれば拾う。自分が食べる分を拾うのは構わないけれど、食べきれず、あんた要らん?というてきたり、冷凍庫にいれたり。そしてまた冷凍庫がいっぱいになり、何がどこにあるやら分からなくなるの繰り返し。そんな母は満州引き揚げです。7

          ものが捨てられない母

          クララとお日さま

          先週の高橋源一郎さんの飛ぶ教室でも紹介されていましたが、ようやく図書館にリクエストした本が手元に届き、楽しく読みました。源一郎さんが「クララの一途な宗教にも似た思い」などと言われており、やはり一途な思いはそれだけで周りを感動させるのよねえという思いと、世の中はそんなことじゃあ生きていけないってのが本当のところだろうって思いが交錯。そのころ私は職場でいやなことがあって、やっぱり自分ってまだまだ青い、社会で働いている男たちは別に真実なんか求めてないし、それを求めるのは青臭い女だけ

          クララとお日さま

          ステージママ

          #映画感想文 ステージママを見た。ドラッグクイーンと聖歌隊の指導者のママってのがコメディなのかなと思ったけれど、コメディというよりはハートウォーミングできれいに作っちゃってと思ったけれど、不覚にも最後まで見たら涙が出てしまった。なんか、つくづく、陽気にしている人が何の問題も抱えてないわけでもないし、静かな人が意見を持ってないわけでもないよなあと、なんだかしみじみ思ってしまった。

          ステージママ

          ストリートピアノとは

          ストリートピアノとは、何ぞや?と思っていたけれど、たまたま通った商業施設にあって学生さんが弾いていて、結構上手だった。その次に行ったときにも、ちょっとピアノとは縁遠そうな人だったけれど上手だった。反響がよいのか知らないけれど、街に音楽が流れているのもいいものだなと思った。特にコロナで演奏会とかもない今、生のピアノが無料で聞けるって素敵じゃん!you tubeもいいけれど、やっぱり生ですよね。音楽もビールも!

          ストリートピアノとは

          一人称単数を読んでみた

          村上春樹って嫌いではないんだけれど、ちょっとイライラする。この一人称単数も決して自伝でもないと思うけれど、神戸出身とか作家とかジャズが好きとか作者を彷彿とさせる主人公で、それはいいんだけれど、僕はハンサムでもないし、僕自身は全然変わったところないんだけれど、なんだかいろんなことが向こうからやってくるんだよね。困っちゃうよねっ、てな感じがイラつく。昔竹内結子が主人公のドラマで、私は一生懸命生きているんですけれど、いろんな困ったことが起きちゃうんですってストーリーだったのを思い出

          一人称単数を読んでみた

          銀河高原ビールを飲む!

          銀河高原ビールがつぶれた。ヤッホーブルーイングに吸収されたらしい。缶のデザインも代わった。一種類だけになった。夫の溺愛するビール酵母入りはもう存在しない。ネット上にはこだわりの作りの割には味がパッとしないなどの悪口が書いてあった。涙。今私にできることは一種類だけになった小麦のビールを飲むことだ。どうしてこんなにおいしいものをみんなはけなしたのか?

          銀河高原ビールを飲む!