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ブルースだってただの唄
高橋源一郎さんの「飛ぶ教室」というラジオ番組をよく聞いています。その中でこの本を紹介されていて、読んでみました。もともとの発表は80年代のようですが、未だにBLMなどが起こっている現状を見ると全然変わってないなあと思う。この本を読んでショックだったのは教育についての彼らの思い。以下原文から。「教育というものが、われわれからわれわれの特質を奪い取り、われわれを骨抜きにすることを前提として行われている
もっとみるデジタル難民イン夢の国
なん十年ぶりってことでもない。ほんの数年ぶりだと思うのだけれど、紙の地図が廃止されており、キャストに聞いても丁寧に「ホームページをご覧ください」とのこと。もちろんキャストの皆さんは聞けば教えてくれるのだけれど、そもそも難民は何を聞けばいいのかわからない。この窮状を子どもに訴えて、やれ、中華レストランがすいてるよだの、右方向のアトラクションが面白かったよだの遠隔操作をしてもらい、楽しんだ。しばらくす
もっとみるものが捨てられない母
ちばてつやさんのひねもすのたりが発売された時、さすがに80過ぎたら満州引き揚げも懐かしいと思えるのかなとあげたんだけれど。こんな感じだった?どうだった?と聞くと、やっぱり言葉少なだった。でも、家の前に漬物やがあり、中国の人は集団で襲いに来るので、その漬物やの大きな樽の中に隠れてたんだとのこと。それから1年たってようやく日本に帰る、船に乗るってその時に妹が迷子になった。妹の名前を呼ぶことはできない、
もっとみるものが捨てられない母
父も亡くなり、一人暮らしの母。そこそこ大きな家でモノを置くスペースには事欠かず、それをいいことにびっくりするくらいモノが多い。冷蔵庫の中も冷凍庫の中も。いい加減捨てたらというと必ず言うのが、「ものがいっぱいあるほうがいいんだ。私が死んだら捨ててくれ」。栗も落ちてれば拾う。自分が食べる分を拾うのは構わないけれど、食べきれず、あんた要らん?というてきたり、冷凍庫にいれたり。そしてまた冷凍庫がいっぱいに
もっとみるストリートピアノとは
ストリートピアノとは、何ぞや?と思っていたけれど、たまたま通った商業施設にあって学生さんが弾いていて、結構上手だった。その次に行ったときにも、ちょっとピアノとは縁遠そうな人だったけれど上手だった。反響がよいのか知らないけれど、街に音楽が流れているのもいいものだなと思った。特にコロナで演奏会とかもない今、生のピアノが無料で聞けるって素敵じゃん!you tubeもいいけれど、やっぱり生ですよね。音楽も
もっとみる一人称単数を読んでみた
村上春樹って嫌いではないんだけれど、ちょっとイライラする。この一人称単数も決して自伝でもないと思うけれど、神戸出身とか作家とかジャズが好きとか作者を彷彿とさせる主人公で、それはいいんだけれど、僕はハンサムでもないし、僕自身は全然変わったところないんだけれど、なんだかいろんなことが向こうからやってくるんだよね。困っちゃうよねっ、てな感じがイラつく。昔竹内結子が主人公のドラマで、私は一生懸命生きている
もっとみる銀河高原ビールを飲む!
銀河高原ビールがつぶれた。ヤッホーブルーイングに吸収されたらしい。缶のデザインも代わった。一種類だけになった。夫の溺愛するビール酵母入りはもう存在しない。ネット上にはこだわりの作りの割には味がパッとしないなどの悪口が書いてあった。涙。今私にできることは一種類だけになった小麦のビールを飲むことだ。どうしてこんなにおいしいものをみんなはけなしたのか?