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もっと子供に頼ろう(1)


10年ほどの間、子育て応援事業としてプレ幼稚園「うさぎの学校」のボランティア先生をしています。
 
これは未就園児とその保護者対象講座。月に1回ですが、出席を取り、季節の歌やわらべうた、絵本や紙芝居などの読み語り、体操、そして季節にあった工作や集団遊びなどを、みんなで一緒に楽しみます。ここ最近はパパ参加もあり、嬉しい限り…
 


 
さて、子どもたちは大好きなおうちの方と一緒にいろんな遊びにチャレンジし、瞳をキラキラさせて楽しんでくれているのですが、だんだん慣れてくると、「あれ?もしかして、今一番楽しんでる?」という場面に出くわします。さて、それはどんな場面でしょう?正解は……先生がお片づけしているのを、自主的にお手伝いしてくれている時!
 
例えば、ホールに敷いていた赤絨毯。これを片付けるのはなかなか至難の技。長い絨毯を巻き巻きするのですが、不器用なわたしがすると、すぐにとがった鉛筆状になってしまいます。「うさぎの学校」が終わり、えっちらおっちら巻き巻き作業に取り組んでいると、2歳児さんがにこにこ寄ってきて一緒に巻いてくれます。数人で巻くときれいに巻けるんですよね…本当にありがたいのです!

 
お母さん方は「先生のお邪魔になるから手をだしたらダメ」って仰るのですが、本当に!助かるのです!ですから、全力で「○○ちゃんが手伝ってくれて、こんなにきれいに巻けて先生は嬉しい!ありがとう」と何度も伝えます。
 
達成感とありがとうシャワーのなせるわざでしょうか…子どもたちは充実した時間を過ごせた満足感に浸りつつ、誇らしげな笑顔で帰っていきます。帰っておうちの方に「先生に褒められたんよ」って会話が弾んだら嬉しいなって思います。
 

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