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#54 日本はマーケティングが下手っぴ【一笑門 マガジン】

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「伊志嶺海【一笑門 RADIO】」の内容を発信しております。

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おはようございます。伊志嶺海です。

「日本の夜明けを創る。」を合言葉に、相棒とともに夜明創造プロジェクト旦 -TAN-を運営しております。

今日はマーケティングについてのお話です。

僕自身が「マーケティング」についてしっかりと勉強したことがありませんでした。なので自分の知識を増やそうと思い、今以下の本を読んでいます。

林先生の初耳学でも有名になった日本屈指のマーケター、森岡毅の著書です。森岡さんは経営危機に陥っていたユニバーサルスタジオジャパンをわずか5年ほどでV字回復させた、凄腕のマーケターなんです。

今はご自身の会社、株式会社刀の代表を務めており、僕の出身地でもある沖縄県のテーマパーク構想にも取り組まれていて、これからのご活躍も追っていきたいですね。

そんな森岡さんですが、著書の中で「日本のほとんどの企業はマーケティングができていない」と仰っています。理由は様々で、規制の問題や終身雇用システムの問題、技術志向のバリアなどあるそうですが、そもそもマーケティングというのは日本には無かった学問だそうです。

マーケティングは自由競争市場を作り上げたアメリカ合衆国で生まれた学問だったんですね。自由競争市場はその名の通り、自由主義経済の考え方をベースとした、競争の激しいマーケット構造となります。

自由主義経済とは、「政治規制がなく、市場に誰でも進出・撤退がができ、開発するものやその値段を自由に決めていいよ!」という経済システムです。

そうなってくると弱肉強食の世界です。どの企業もこの市場で生き残るための方法を極めていく必要に迫られます。そこで生まれたのがマーケティングなんです。

アメリカはいち早くマーケティングを極めていったので、その成長スピードは爆発的でした。例えばどういう方法をとっていたかというと、これは諸説あるようですが、P&Gの例が面白いです。

P&Gは、家庭用洗濯洗剤を消費者の家の玄関に置いて周り、商品使用経験率を強制的に上げることで、購買促進を行ったそうです。斬新なアプローチですよね。また今や当たり前となっている商品プロモーション目的でTVCMを利用したのもP&Gが先駆けと言われています。

日本の大企業もたくさんCMを出していますが、森岡さんにしてみると、非常に残念なCMが多いそうですね。

とある企業は同時期に商材ごとに異なるCMを4~5本出していてそれぞれが数千万〜数億円クラスの契約金の一流タレントを起用しているとのこと。

しかし、その1つ1つのCMにおいて言いたいことが分かりにくくてバラバラなんですね。

また、同じ企業のCMのはずなのに、CMによって雰囲気やテイストが異なっているそうで。これはおそらく大企業として多くの取引先や広告代理店とのお付き合いがある中で、あちこちに良い顔をするために発注をしている結果、統一感が無くなってしまっているのではとのことです。

結果として、「商品が売れるCM」ではなく、「個性的で茶の間を楽しませる"だけ"のCM」が増えてしまっているのが現状なんですね。これは莫大なお金を無駄にしてしまっているのと同じです。

森岡さんは林先生の番組でも話されていましたが、日本の企業はマーケティングを徹底すればもっと魅力が伝わる企業がたくさんあるそうです。それは街の小さなケーキ屋さんやお花屋さんでもそうだと仰っていました。

僕もマーケティングについて何にもわかっていないので、ここからどんどん学んでいきたいと思います。本書についても読み進めながら適宜内容をシェアしていきたいと思います!

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