梅雨入りの心を降らせろこの世界中に

雨の空に魚を泳がせたい そう言った君の横顔に
傘から落ちた雫が光る 泣いているのは僕の方

五月雨の 音は優しく 低気圧

濡れた手に レインコートは へばりつき

紫陽花の 色をした心 スケルトン

雨粒と同じ数だけ君想い


紫陽花ゼリーを懐かしんでもお昼は自分で考えなくっちゃ

私が想いを空に託して 雨と一緒にあなたの上空へ あり得ないようでできるかもしれない そんなことを考える6月

雲の上の夕焼けを思って橙の折り紙で鶴折ったら飛ばそう


都会から 空に昇った 淋しさが 溶け込んでいる 郷の川


濡れそぼる 心も知らで 君征けば 黴雨にも消えぬ 心の炎を

雨音がスクリーンセーバーと同期した時 途方も無い梅雨が始まる


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