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「藤井聡太のいる時代」を読んで|とんでもなく強いけど謙虚な姿勢が人気の秘訣なんだろうな

藤井聡太さんの本を読んでみました。それまで将棋でホープと言われると羽生善治さんでした。羽生さんも若いころから出世というか昇段やタイトルを取るのが早くて注目されていましたが、藤井聡太さんはそれをも上回るスピードで駆け上がっていきました。

昔、ぼくも将棋に興味がありました(興味があっただけでめっぽう弱いですw)。

藤井聡太さんは、将棋に興味は尽きないほど持っており、四六時中将棋のことを考えて向き合っている方のようです。本書は、そんな彼の将棋に対する姿勢や取り組み方が良くわかる本だと思います。

名人を目指すのではなく、名人を超えるのが目標

藤井聡太さんの目標が小さいころからすごいです。普通は名人を目指すところ名人を超えることを考えていたようです。目指すと超えるとでは、到着地点が全く違います。

だけど、おごり高ぶりがあるわけでもなく、淡々と勝負に集中する。そんな謙虚さも人気の秘訣なんだろうなと思います。

強くなるには、駒落ち戦と詰将棋

藤井聡太さんは、強くなるまではコマ落ち戦と詰将棋をずっとやっていたようです。コマ落ち戦は勝負の駆け引きを鍛えられ、詰め将棋は終盤の追い込みを鍛えられます。

コマ落ちとは

駒落ち戦とは、実力差があるとき、最初から駒を落とすことを言います。
例えば通常の棋譜はこんな感じです。以下は6枚落ちの例です。本来なら同数の駒を持っていますが、この例では角、飛車、桂馬、香車の合計6枚が無くなってます。相当なハンディのあるパターンです。

引用:日本将棋連盟より


また、藤井聡太さんは30手以上の詰将棋を30秒かからず解くことができるからすごいと思います。頭の中はどうなっているのでしょうか。自分も3手詰めまではなんとかなりますが、5手詰めになるともう難しいです。

藤井聡太の師匠は杉本昌隆8段

藤井聡太さんにも師匠がいます。それが杉本昌隆さんです。現在8段。昇段エピソードが藤井聡太さんらしいなぁと思いました。将棋は4段でプロになれます。

藤井聡太さんは、1年の間に持ち前の実力でどんどん上がっていきました。そしてあっという間に7段になったのです。当時、杉本氏も7段。子弟の彼は1年で師匠と肩を並べるまで昇段していったのです。当時、辛くも杉本氏は8段に昇段。藤井氏は7段のままシーズンを終えたそうです。

でも次のシーズンには藤井氏は8段になり肩を再びならべ、現在は最上位の9段です。あっというまに師匠を抜いてしまいました。でも、師匠はそれでいいそうです。弟子に追い抜かれることはうれしいことのようです。

扇子は分身|師匠のセンスを使ったり弟子のセンスを使ったり

これは藤井聡太さんに限ったことではなく、豆知識的なことです。

将棋で対局中の小道具として扇子はポピュラーです。好きな扇子を使って良いのですが、突き詰めるといろいろとこだわりがあるようです。たとえば亡き師匠のセンスを使ったり、弟子のセンスを使ったりすることがあるようえです。

ゲン担ぎもあるし、師匠が対戦できなかったり、師匠が負けてしまった相手と自分が対峙し、いっしょに戦うといった意味を込めて持っていたり、そんな思いで扇子をもって対局に挑まれている方もいるようです。

藤井聡太は相手にベストパフォーマンスを出させて勝つ

藤井聡太さんの戦い方はとても正々堂々としています。相手のパフォーマンスをしっかり出させたうえで、相手も渾身の勝負をして、勝敗を決めているようです。藤井聡太さんも負けることもあるが勝つことが多いです。

そんな風に相手も思いっきり対戦できるから、すがすがしい思いで藤井聡太さんとの対戦はおもしろいことのようです。

#3行日記 :今日は寝坊・・・

今日は少し寝過ごしました。週も後半になってくると疲れがたまってくるのでしょうか。本当は毎日疲れをためない日々が理想ですが、なかなか上手くはいかないですねぇ。

#1年前 :夢をかなえるゾウ3を読んだようです

夢をかなえるゾウシリーズを読みふけっている自分がいました。この時は努力は裏切らないということを学んだようです。人間不平等ですよね。実際は。

何か目標に向かって努力するも、あっさりもぎ取ることができる人がいる一方で、努力しても全然目標に届かない人もいます。これは、実力差とか素質の差があってどうしても差があるようです。

でも努力をすると、その近くまでは行けるようになる。見えなかったものが見えるようになったりするようです。その意味で努力は無駄ではないとする教えのようです。

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