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#44 オーストラリアツアー、その前に

人物、バンド名等説明
・PISSCRÏST
:2000年代に入りオーストラリアのメルボルンで結成されたHARD CORE PUNKバンド。
・KRÖMOSOM:2010年にPISSCRÏSTを解散したヤップが中心となり結成した、オーストラリア・メルボルンのHARD CORE PUNKバンド。
・ヤップ:オースチオラリア在住のマレーシア人で、PISSCRÏST、KRÖMOSOMのボーカル。現在はENZYMEでギター。
・LIP CREAM:1980年代初期に、THE COMES解散後ベースのMINORUとギターのNAOKIを中心に結成された日本を代表するHARD CORE PUNKバンド。
・COLOLRD RICEMEN:1996年、LIP CREAM解散後のMINORUが、OUTOのボーカルBUTCHERを迎え結成した日本のHARD CORE PUNKバンド。
・MINORU:THE COMES、LIP CREAM、COLORED RICEMEN、EIEFITSのベーシスト。
・HARD-ONS:1981年にオーストラリアのシドニーで結成されたPUNKバンド。
・CIVIL DISSIDEN:1982年にオーストラリア・メルボルンで結成されたHARD CORE PUNKバンド。
・THE SAINTS:1973年にオーストラリア・ブリスベンで結成されたPUNKロックバンド。
・マッドマックス:1979年公開のオーストラリア映画。ギャングバイクチームと警察の対立を描いたが、ギャングたちのバイクが日本のKAWASAKIのものが多く、風貌なども含め日本のHARD CORE PUNKに多大な影響を与えた映画。
・TEARGAS:2008年頃オーストラリアのブリスベンで結成されたHARD CORE PUNKバンド。
・Nightmare:1980年代に結成された大阪のHARD CORE PUNKバンド。

#44 オーストラリアツアー、その前に

 オーストラリアのHARD CORE PUNKバンドであるPISSCRÏSTやKRÖMOSOMで来日経験もあり仲良くなっていた、双方のメンバーであるヤップはオーストラリア在住のむマレーシア人で、以前から「オーストラリアに来ないか?」と言われていたが、行けずにいた。アメリカツアーから戻って来てからしばらくすると、再度ヤップから連絡がきた。
 実際はSOUICHIの根回しがあったとは思うのだが、初めてアメリカ以外でライブをやる機会を得たのである。
 これも全てアメリカでツアーをやり続けてきて、海外での活動に問題がないバンドだと理解されたからではないかと思う。何度もアメリカへ行っていた実績が評価され、ようやく海外での活動が実を結んだ。

 しかし、ギターのT.Tが元THE COMESやLIP CREAM、COROLED RICEMENなどのベーシストであるMINORU君とバンドをやり始めた。アメリカツアー経験もあるThe heckのギターボーカルのSAHOをボーカルに迎え、EIEFITSというバンドで本格的に活動し始めた。
 するとFORWARDのライブスケジュールと、デビューしたEIEFITSのライブという両立が難しくなり、T.Tが脱退することになってしまう。
 T.TとSOUICHIのツインギターで、秋山が加入して5人で活動していた頃のFORWARDは素晴らしかったと思う。しかしT.TがFORWARDをやめる意思は固く、こちらも諦めて気持ちよくT.Tを送り出した。
 その後もT.Tとは仲が良く、YOUがベースを弾けないときなどは「俺がベースやる?曲知ってるし」などと冗談をい合える仲だ。EIEFITSは素晴らしいバンドだし、元メンバーがカッコいいバンドをやっているとうれしくなる。こちらも負けてはいられない。
 T.Tの脱退は非常に残念だったが、俺たちは止まらない。ヤップからのオーストラリアへの誘いに「これは行くしかないでしょ」と、メンバー全はアメリカ以外のツアーに色めき立ち、全員一致でオーストラリアツアーが決まった。
 初めて行くオーストラリア。一体どんな国で、どんなPUNKSやバンドがいて、どんなシーンがあるのだろう?

2014年オーストラリアツアーポスター

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30年以上に渡るバンド活動とモヒカンの髪型も今年で35年目。音楽での表現以外に、日本や海外、様々な場所での演奏経験や、10代から社会をドロップアウトした視点の文章を雑誌やWEBで執筆中。興味があれば是非サポートを!