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【本紹介】その9『起業の失敗大全』

『起業の失敗大全 スタートアップの成否を決める6つのパターン』は、
ハーバード・ビジネス・スクールのトム・アイゼンマン教授が、1300社以上のスタートアップ企業の成功と失敗の事例を分析して、起業家が陥りやすい6つのパターンを明らかにした本です。

本書は、初めて起業する人やイノベーションを起こそうとする人にとって必読の一冊であり、エリック・リース(『リーン・スタートアップ』著者)やメルカリの小泉文明さんなどからも高い評価を得ています


起業は夢と挑戦の世界ですが、同時に失敗と苦悩の世界でもあります。多くの起業家は、市場ニーズに応えるプロダクトを開発し、リーン・スタートアップの手法を用いて顧客検証を行い、資金調達やチームビルディングに励みます。
しかし、それでも成功する確率は低く、多くのスタートアップ企業は早期に消滅してしまいます。では、なぜスタートアップ企業は失敗するのでしょうか?

本書は、ハーバード・ビジネス・スクールのトム・アイゼンマン教授が、自ら指導やフィードバックを行った1300社以上のスタートアップ企業の事例を分析して、起業家が陥りやすい6つのパターンを明らかにした初の「起業の失敗」の本です。

著者は、起業家がローンチ前後に犯しがちな4つの失敗(ビジネスが先か経験が先か、良いアイデアと悪い相棒、フライングの罠、擬陽性)と、規模化段階で直面する2つの失敗(スピードトラップ、ムーンショットと奇跡)を具体的な事例とともに紹介しています。また、失敗した後にどう立ち直るか、どう継続するか、どう終了するかという問題にも触れています。


本書は、他人の失敗から学ぶことができる貴重な一冊です。
著者は、「これは失敗を避けるための本ではない。一歩でも前に進むために読む本だ」と述べています。
起業家はもちろん、イノベーションを起こそうとする人やビジネスに興味がある人にとって必読の一冊です。

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