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京のヨモヤマ(伍)/鴨川等間隔の法則

マァ、京都の人はタイガイ、知ってはることなんやけど、
鴨川でも、特に、三条大橋と四条大橋の間の岸辺に起こる、世にも不思議な法則。
「鴨川等間隔」つて、知っとるん?

三条と四条の橋の間は、先斗町や木屋町通、河原町通などの、賑やかな通りが川に並行しており、ゆえにカップルも多い。
そのカップルが「ナァ、涼しいし、鴨川に行こうかぁ」な~んて、アッチャコッチャから、ゾロゾロと、岸辺に集まるって来はる。
と、不思議にカップル同士が、隣と同じ間隔を空けて座るんや。
ホンマ、橋の上から見ると、チト、笑えちゃうくらい(失礼)^^

ネッ?、だけど確かに、等間隔でお座りになられてるでしょ?
そんでもって、鴨川でキッスすることを“鴨チュー”ゆうんやて。
レモンチューみたいやけど。ヤッパリ、甘酸っぱい恋の味なん?
う~ん、なんとも我ながら、喩えが古いね(;^_^A


自分は独身まで東京やったし、経験ないんで、ようわからんけど、 でも何で?
測ったように、等間隔で座れるんやろう(??)
真っすぐ前の川を見て座った時に、隣のカップルが視界から 外れる距離が、同じなんかなぁ(?o?)
だったら、夜はもっと間隔が狭くなるんやろうか(?*?)
それとも、カップルが座るとこは、長年の間に擦り切れて、 そこだけ草が生えてないから、座る目印になってるとか‥ ウ~ン。
これも検証したことないし、ワカラン(?×?)

そういえば、電線に~♪雀が3羽♪~、って等間隔でおるナァ。
もしかして見えないバリャが、隣との安全な距離を伝えんのかも

電車に乗って、端の方に座りたくなんのは、洞窟で生活してた 原始人の時代の名残りやゆうしなぁ。
洞窟の入口より離れた所の端に隠れ、 猛獣などの外敵から 身を守るためらしいけど、 そういう“感覚”や“習性”ゆうのが、あるんやろうか(??)
文化人類学的には、パーソナルスペースとかゆうようやけど。

でも、この等間隔もカップルが集まった時だけの法則みたい。
鴨川も女性同士や、お子ちゃま連れが多いと、間隔がバラケル。
連休中など、観光のお客さんが多い時は、間隔はバラバラやし。
ってことは、カップル様限定〝鴨川ラブシート〟の法則やねぇ。

そんでもって、今年は、さらに“超エコ節電の夏”やし!!
鴨川の等間隔はキット、もっと増えて〝超ヒートアップ〟やな!!
って、ちっとも涼しくないし~ヾ(▼ヘ▼;) やっぱアカン

(2012年5月19日 記)

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