石器愛好家

小さい頃から縄文時代や旧石器時代の石器に魅了されて、大学で考古学を学びました。その後、人生色々あって、石と距離を置いた時期がありましたが、ふとしたきっかけで石器熱が再熱。石器や、翡翠等の鉱物の魅力についてお話できたらと思います。

石器愛好家

小さい頃から縄文時代や旧石器時代の石器に魅了されて、大学で考古学を学びました。その後、人生色々あって、石と距離を置いた時期がありましたが、ふとしたきっかけで石器熱が再熱。石器や、翡翠等の鉱物の魅力についてお話できたらと思います。

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    水にまつわる記事です。湧水や川と人の暮らしに関する記事をまとめています。

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    趣味の考古学、とりわけ石器についての記事をまとめています。

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はじめまして。

石器愛好家と申します。 生まれは岐阜県の飛騨地方です。小さな頃から縄文時代や旧石器時代、とりわけ石器という道具に魅せられて奈良の大学で旧石器考古学を選考しました。紆余曲折あって、今は介護の仕事に就いています。 大学を卒業してからは、一度夢見た考古学の分野での就職を諦めたこともあって、苦い過去の思い出として考古学から距離を置いた日々が続きました。 大学卒業から10年以上経ったある時、長野県の八ヶ岳の麓、旧石器時代の矢出川遺跡を旅行で訪れる機会がありました。資料館で久しぶり

    • 父の変わった友人

      生前私の父親は数多くの趣味を持っており、人生のウエイトを仕事ではなく、できる限り自分の趣味の時間に充てるような生き方をしていたように思います。人間関係上、基本的に空気を読まない所があり、仕事での出世は本人も望んでいなかったのでしょう、大きな役職に就くことなく定年近くまで勤めて早期退職していました。郵便局に勤めていましたが、郵政民営化の前だったからこそそんなスタンスで勤めることができたのかもしれません。 スペシャリストではなく父の趣味はマラソン、自転車のロードレース、水泳、登

      • 旅行をキャンセルしました 

        この文章を読んで頂いている方は、これまでの人生において楽しみにしていた旅行を直前にキャンセルしなければならなかった経験はどのくらいあるのでしょうか? 旅行のキャンセルの思い出 私の場合、40年生きてきた中で記憶にあるもので、3回。多いのか少ないのかは分かりませんが、とにかく私の旅行を断念しなければならなくなった経験は夏場に多いのです。 1回目は小学生の頃、普段あまり旅行に行かない我が家(岐阜県の飛騨)が珍しく愛知の南知多に旅行に行くという前日に悲劇が起きました。私は久しぶ

        • 琵琶湖テラスから針江生水の郷へ

          異常気象が当たり前になってきてしまった昨今ですが、今年の異例とも言える梅雨明けに続き、6月では前例の無い40℃近い暑さの日が続きました。この一番暑かった時に滋賀まで日帰り旅行に行ってきました。 特別な飲み友達と この日は一人旅の多い私としては珍しく、久しぶりに会う飲み友達2人と車で出かけました。一人は以前よく行っていたカフェバーの元マスターで3歳年上の男性。もう一人は28歳今は休職中のライブ等の音響をやってるPA女子、そして41歳のおじさんの私という不思議なメンバーです。

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          青いインクを井戸に流す – 映画『ハッシュ!』より–

          先月故郷である飛騨の墓終いを終え、故郷に残された土地は土石流警戒地域にある猫の額ほどの資産価値のほとんどない土地だけになりました。私の生家は分家ではあったもののかなりの農地があり、田舎によくある大きめの母家(昔は2階で養蚕を営んでいたような)で蔵のあるいわゆる旧家でした。 私の小さな頃は、祖父母から「大きくなったら家を継いでもらわないかんで。」と言われて育ったのですが、長男の私が関西の大学に進学し、就職、結婚と故郷に帰る事が現実として難しくなっていきました。結局、祖父母や父が

          青いインクを井戸に流す – 映画『ハッシュ!』より–

          母の引っ越しと、恩師との再会

          故郷の飛騨で実家を処分し、一人暮らしていた母が姉のいる群馬に引っ越す日が来ました。なかなか職場的に連休が取れず、一泊二日の日程で向かったのですが、薄々感じていた不安が現実化する事態となりました。 故郷とのお別れを前に書いた記事です。↓ 不安が現実に以前実家を処分するに当たって、苦労したのは100年分の歴代の家族、先祖の荷物(そのほとんどが売り物にならないゴミ)でした。そして最悪なのは、その始末を一層難しくする母親の片付けられなさだったのです。恐らく私の母は精査すればADH

          母の引っ越しと、恩師との再会

          ある利用者さんとのお別れ

          介護の仕事をしています。あまり仕事のことをnoteに書いたことがないですが、今回は少し書くことにします。働いているのは老人保健施設という機能訓練、つまりリハビリテーションをして在宅復帰する事を目的とした施設ですが、実際は一人暮らしが困難等といった事情により、老人ホームのように長年利用され、実態としては住んでおられる方もおられます。 私は元々認知症を中心とした介護の必要な方の「終の住処」としての特別養護老人ホームに勤めたキャリアが長かったので、転職を機に今の職場に来た時は色々

          ある利用者さんとのお別れ

          翡翠拾い春の旅 後編

          宮崎海岸周辺を巡る、富山への翡翠拾いの旅2日目です。まずは朝から部屋付きのヒノキ風呂に浸かってみました。大体、温泉付きのビジネスホテルでは、部屋付きのお風呂が仮にあっても出てくるのはただの白湯の時が多いです。しかし、今回泊まった御宿野乃の部屋付きの風呂は違いました。給湯口から紅茶色の温泉が出るのです。これは嬉しい。朝起きるのが遅くなったので、大浴場を諦めて入ってみたのですが大当たり。しかも消毒無しのようで、温泉をしっかり楽しめました。少し植物由来のモール泉っぽいかな。お肌スベ

          翡翠拾い春の旅 後編

          翡翠拾い春の旅 前編

          例の流行り病が少しだけ落ち着いているのを見計らって、1泊2日の富山への旅行に出かけました。前回翡翠を拾いに行ったのはかれこれ3年近く前になるでしょうか。その時は新潟糸魚川に行って姫川周辺で石拾いをして、大糸線に乗って姫川温泉に泊まり、松本に寄って帰ったのでした。今回は、宿を富山市に取り、レンタカーを借りて富山側の市振海岸や宮崎海岸を狙う事にしました。石の他にも今回は富山の美味しい物も旅の目的です。 翡翠についての思い出や翡翠拾いについての記事は以下にあります。 あいにくの

          翡翠拾い春の旅 前編

          さようなら、私の故郷

          3年前に飛騨にある実家の家終いをしました。その後母が1人飛騨に住み続けていたのですが、母も70歳を過ぎ、1人で住み続けるのが不安ということで、次の5月に姉夫婦が住んでいる群馬に引越す事になりました。 実家を処分してからは、時々母の様子を見るために飛騨に帰っていたので帰る家は無くなったものの、まだ完全に故郷を失った感じはしていなかったのです。そのため、次の5月に母が引越す時が故郷との本当のお別れになると思います。 田舎の土地、建物、山林実家は元々農家で、分家の家だったので本

          さようなら、私の故郷

          春を感じる心の風景

          今年の長い長い冬がようやく終わろうとしています。特に今年は例の流行り病が過去最大のピークを迎え、一層冬が長く感じました。昨年の今頃はこの冬さえ乗り切ればなんて思っていたのが可笑しいくらい、長いトンネルはなかなか抜けられず、今後もどうなるかわかりません。 以前の記事で、雪国の生活では春が来た時の嬉しさは、雪国の人にしか分からない特別の嬉しさやワクワク感があると書きました。 色々な意味で長い冬の時期を乗り越えて、早く暖かくなって、旅行へ行けるようになったらどこへ行こうかという

          春を感じる心の風景

          お引越し

          noteの更新が長らく滞ってしまいました。何故なら12年振りに引越しをしたので、その準備、片付け、諸手続きに追われていたためです。引越しと言っても住んでたマンションから、一駅分移動した先のマンションに移っただけなのですが。 人生において引越しはこれで5回目です。初めての引越しは故郷の飛騨から大学進学で奈良に来た時で、その後は京都の福祉系の専門学校に行くタイミングで京都へ。その後、就職のタイミングで京都の西陣に引越し、結婚を機に移ったのが前住んでいた京都市内のマンションでした

          男性社会的な雰囲気

          コロナ禍になってからサウナに行くようになり、特に近場の小さな銭湯に人のいなそうな時間を狙って行きます。タイミングが良かったら人も少なく、自分の世界に入って集中して気持ち良さに身を委ねることができるのですが、そんな時ばかりではありません。「こんな小さな銭湯にコロナ禍の今、ラグビーかアメフトらしき部活帰りの恰幅の良い大学生が6人で何で来ちゃうかなー?しかも、同じ浴槽に入ってお湯を大量に溢れさせ、喋りまくり。」というようなシチュエーションも時には遭遇します。 サウナ好き(最近サウ

          男性社会的な雰囲気

          バイオリズムと感受性

          40歳を過ぎて「冷え」等に敏感になって、加齢に伴う身体変化をひしひしと感じるようになりました。気候や仕事の状況などに影響を受ける、身体のバイオリズムに対して日々敏感になっている気がします。特にここ2年くらいのコロナ禍以降は、心身共にバランスを取るのが大変だと実感します。 介護の仕事をしているので、やはり感染症には神経質になるのは勿論、業務外でもそれを気にせずに過ごすことはできないのが実際のところですが、過剰に怖がると心身のバランスが崩れてしまいます。 以前は一人でバーに行

          バイオリズムと感受性

          ひとりの時間

          子どもの頃は癇癪持ちで、感情の赴くまま行動して、周りを混乱させる性格だった事と、田舎過ぎて近所に遊んでくれる同学年くらいの子どもが少なかったため一人で遊ぶ事が多かったです。タモ網を持って魚を獲りに行ったり、縄文遺跡の畑で石器や土器の表面採集をしたりと一人の時間を楽しんでいました。一人の時間を楽しむようになったのは、その裏に自分が退屈を感じる事に一種の不安や恐怖があったからのように感じます。 退屈が怖い当たり前の話ですが、一般に誰もが歳をとる毎に体感する時間がどんどん早く感じ

          ひとりの時間

          終わりなき日常

          前回の記事で大学4回生の時に留年してしまった事と、その時感じていた不安や焦りについてお話しました。考古学を続ける自信が無くなった私はそれと同時に、自分から考古学を取ったら、一体何が残るかを考えるようになりました。すると、自分自身がこれまで信じてきた物や、当たり前と思ってきたものがガラガラ崩れていく感覚に襲われました。ある意味、これまで「自分にはこれがあるから大丈夫」と色々考えてこなかった現実と向き合わなくてはいけなくなったのでした。今回はその時に出会った考え方についてお話しま

          終わりなき日常