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isao (エッセイ・小説)
2020年1月10日 13:13
ついつい忘れてしまうな、時間をかけて味わうこと。急いではいけない時間のこと。この間、作家の西加奈子さんがVOGUEのインタビューを受けている企画動画を見た。本棚を見せてくれて、「ここに並んでいるのは私のファンの作家さんの本です」と本の紹介をしていた。一冊の本を取り出して、「この、"秘密にしていたけれど、1941年の秋、マリーゴールドはぜんぜん咲かなかった"という一文を読んだ時に、落雷に打た
2019年11月18日 12:27
最寄りの駅に続く朝の商店街を歩いていた。空一面を覆うように雨雲が広がっている。薄灰色の雲の壁に陽の光も届かなくて、全体的に道が薄暗い。夜のような気がする。最初は曇っているせいかと思ったけれど、商店街の両脇に立っている街灯がついているのを見て、きっとこのせいだと思った。朝8時の街灯の光に違和感を感じる。いつものことなのか、曇りの日に歩いた記憶は薄れていてまったく思い出せない。夜の気配を感じさ
2019年10月8日 23:22
この間友達のギタリストと飲んでいてテレビの話になった。「笑っていいとも!」が終わったのがいつかという話になって、それは2014年の3月だという。5年以上も前!正直、1年くらいしか経っていないような感覚だったので、友達と話している瞬間、自分は未来にタイムスリップして来たのではないかという錯覚を覚えた。もうひとつ、任天堂Wii。最近お休みにゲームをやろうと思ってWiiを買った。最新のSwitc