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第二稿、脱稿!

こんばんわ!毎度毎度、お久しぶりです。

ついに、先日、第二稿が完成しました。いやぁ、長かった。
渾身の初稿を一刀両断され、苦悩に苦悩を重ねました。

【前回の記事はこちら】

二稿脱稿までの日々・・・


思い返せば、初稿が上がったその日のうちに、研究室の面々と、お世話になっている金田敬監督に読んでもらい、感想をもらいました。

自分の中では、かなりよくできたと実感があり、「やっぱり1年経てば、それなりに成長するものなだなぁ」なんて、自分をほめたりしていました。が、周囲の感想は、褒め半分、貶し半分、という感じで、たいして良好な反応は得られませんでした。悲しい。

そこから、問題点を洗い出し、自分の脚本に自分で赤ペンを引いて、変えるべきところを探っていきました。もちろん、研究室の面々やルームメイトからの感想もそこに書き込み、初稿を徹底的にたたいたのです。

問題点を洗い出したノート
イメージの具現化として、画像などを貼ったノート

その他にも、上図のようにイメージするシーンの画像や、実際のカット割りイメージなども膨らませていき、より自分自身が世界観に入れるように、工夫しました。

ただ、結果として、それが功を奏すことはなく、書けない思いつかないの沼にハマってしまいました。思い返せば、学生時代の『濡れたカナリヤたち』は、全面的な改稿はしなかった(この場合はできなかったの方が強い)し、『海底悲歌』は、製作費やスケジュールの問題での改稿要素が大きかったので、方向性が見えていました。

今回は、そういう面(制作上の都合)を考える段階ではなく、不可避の要素による方向付けがないため、じっくりと物語に向き合う必要がありました。つまり、そんな経験なかったのです。

これには困った。困り果てました。

色んな監督の方々と飲み会に行っては、改稿の方向を探ったり、はたまた学生の授業に参加しては、どんな風に脚本を練っていくのか、逆に勉強させてもらいました。卒業制作の授業では、前期いっぱい改稿に時間を費やすわけです。私は授業担当でもないのに、仕事の合間に勝手に参加して、どうにか掴もうとしました。

ヒッチコックによって光明が差す


そんな折、ふと軽田さんがヒッチコック / トリュフォーを読んでいました。

「なんで今さらそんなの読んでんだよ」

と、軽口を叩いて絡んでいたんですが、軽田さん、軽いくせに重い一言を口にするわけです。

「お前の脚本、マクガフィンってなんや?」
「え?マクガフィン……いや、あれ?たしかにないぞ」

となったわけです。この”マクガフィン”という単語、常に頭の端っこにはあったのですが、私の初稿では、そこが希薄だったと気づかされました。

そこからは、急転直下。一気に脚本が進み、ものの数日で第二稿は脱稿しました。喉元過ぎれば熱さを忘れるとは言いますが、書き上げてみると、初稿から2か月が経っていました。もうそんなになったのか、と、ケロッと苦しみを忘れていました。

いざ、感想を求めて


第二稿を携え、闊歩するように映像学科研究室に入ったのはいいのですが、時期が悪く、ちょうど前期が終わる間際、もっとも忙しい時期でした。

この時期は、学生諸君らが、夏季休暇中に様々な実習課題(映画制作)を行うため、機材の調整や、機材の予約、説明会に、講習会が乱立。そのうえ、前期末ということで、各種申請も目白押し。

「読んで感想頂戴ね!」

と、台本を置いても、なかなか手には取ってもらえませんでした。

しかし、皆さん、ない時間を縫って、読んでくれました。初稿にかなり微妙な反応を示したキャメラマンの老山さん(女性)は、台本にびっしり書き込みを入れ、渡してきました。若干の気になる点はあれど、「初稿より好き!」と好感触の書き込みが多かったです。

そこから数日して、軽田さん。
「読んだよ」と一言。「で、どうだったんですか?」と、尋ねると、「いやぁ、あんまり言うことない。久しぶりに他人の脚本で面白いって感じた」と、褒める。

「そういうのいいから、気になるところ言って」と返しても、「マジでないんやって!」と、返す始末。結局2点ほど、気になったところを聞け出せたものの、感触は良好でした。

金田監督には、まだ見せられてはいないのですが、明日明後日くらいには郵送しようかと考えています。

第三稿に向けて


自分の感触を頼りに、そして周囲の反応を追い風に、この第二稿をある程度の完成度と信じて、いよいよ本格的に制作準備を進めていこうと考えています。

具体的には、スタッフィングやキャスティング面の想定。しかしその前に立ちふさがる難関は、製作費の調達です。現在の見通しより、やや膨れ上がるのが映画製作の常です。できる限りの製作費を集めるべく、敏腕プロデューサーを背中に宿して、行脚しなくてはいけません。

そのためには、まず企画書。

なんとなくこんな感じと作った、これまでの企画書ではなく、もっと魅力溢れる企画だ、と感じてもらえるような企画書を作らなくてはいけません。

それから情報収集も必須です。この先のスタッフィング・キャスティング・ロケハン。そして何より、より物語を強固にするための取材、それらすべて情報がものをいう世界です。

ひとまず第三稿に向かう前に、この辺りの事を進めていこうと考えています。


次回予告


ひとまず金田監督や他の経験豊かな方々からの感想をまとめたいと思います。その過程で、何か進んだものや、形になったものがあれば更新します。


今回は、書き上げた第二稿を掲載します。
初稿をお読みの方は、ぜひ比較しながら読んでみてください。
第二稿で、初めて『ただいま、性春。』に触れる方は、ぜひ引き続き制作過程をお楽しみください。

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