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渾身の初稿、一刀両断!?


こんにちわ。久しぶりに土日を謳歌できるということで、金晩は大いにお酒をあおった堂ノ本です。

さて、現在の状況はというと、前回(5月中旬ごろ)初稿が上がったということで、次の稿に向けて、いろいろと吟味しているところなのですが、これが難航しています。

いつの世も、改稿作業というのは難航するのが常なのですが、今回ばかりは初稿の反応が想像と大きく違っていて、困っております。

二分する初稿の感想、、、


まず真っ先に見せたのが、ルームメイトの古川君。もう一人のルームメイトである小林君は、自分の脚本で忙しく、古川君に見てもらいました。感想は上々。

「結構面白かったけど、ここは気になる」ぐらいのものでした。

うん、初稿の感想としては十分なのだけど、なんか味気ないなぁ、他の人に聞かないとわからないなぁ、と、勇み足で大学へ。

まず見せたのが、同僚の軽田さん(仮名)。企画書の段階から割と何度も相談していた人です。なんせ企画書は面白いと太鼓判を押してくれたものだから、軽い気持ちでどうぞ!とお渡ししました。

そんな私に落雷を落とすかのように、

「よくわからん、初稿やからノリで書いたやろって部分もあるし、世界観とか根本の設定とかがあやふやで、読んでて気になる点がいっぱいあった。なによりこいつら好かん」

と、登場人物まで嫌われる羽目に。
一応、面白いのは面白いけど、という枕詞はあっただけに、非常に頭を悩ませる感想でした。

そして、今回カメラマンをやる予定の女性の方にもお見せすることに。

「うーん、なんかここの導入がロマンチックじゃなくて嫌」

と、女性ならではの?私や軽田さんでは想像だにしていなかった感想がぴしゃり。続けて、

「面白いけど、うーん、なんやろなぁ、」

と、軽田さんと顔を合わせて、

「うーん、面白くなくはないんやけど」

と、二人で、腕を組み始める。いやいや、なんだよその微妙な感想、おい、はっきり言ってくれ、面白いのか面白くないのか、どっちなんだい、と中山きんに君のようなセリフを吐いた私に、二人は、

「企画書のほうがおもしろいんよ」

……

……。……。

無事に私の心はポキッと折れました(笑)
一番言われると辛いワード第1位でしょう。

ただ、本当に困っているのはその後の展開なのです。
この段階では、そうか、ダメなのか、じゃあ真っ新にして、またじっくり考えようと考えていたのです。

しかし、感想くださいと頼んでいた金田監督からは、

「くすぐったい気持ちにさせられましたが、読後感は悪くない。落ちも決まっている(中略)やはり、一夜ものにしたのは正解やな~」

という好感触の感想が届くのです。ひねくれた私は、ひとまず初稿だから軽く読んでくれたのだろうと、結論付けたのですが、キャスティング予定の俳優部からも、「とても楽しみです」という内容の感想が届く結果に。。。

若年層と、比較的年齢が高い方の感想が、全くの真逆なのです。

いやぁこれは困った。たしかにターゲット層としては、上の年代だからこれでいいのかもしれないけれど、やはり作り手としては同年代に刺さらないのは気になってしまいます。

だからと言って、これ以上、いろんな方に感想をもらうとそれはそれで、芯がずれたものになりそうで、打ち止め。

結果、

いかなる方針でもって改稿すべしか、固まってしまうことに。


皆さん、いったいどんな話なんだ、どんな脚本なんだ、と気になってきましたよね?? ぜひ、記事を購入して読んでください👍

上の記事では、優良記事購入者限定に、『ただいま、性春。』の企画書と初稿を共有しています。


ただいま、苦悶中。


ということで、方向性に迷っています。
とはいえ、自分自身で書いていて、ここは雑だな、ここは変かもしれないという部分は無いわけではなく、まずはそこを修正していこうと思います。

さらに、今回は70歳のおじいさんが主人公、ということもあり、私にはわからない世界です。幸い、現在働いている場所には、その年代の、実に魅力的な爺さん方が鎮座しておりますので、取材を進めなくてはならんと、考えています。

すでに、何人かには飲みの席で大いに語っていただき、興味深い事実や、面白おかしいエピソードも発掘。うまく脚本に組み込んでいきたいものです。

さて、第二稿はいつになることやら。

撮影開始までまだまだ日があるとはいえ、光陰矢の如し、早め早めに動くに越したことはありません。最近はスタッフ構成についても、議論しており、徐々に徐々に、進展が見えています。

学生時代とは異なる環境で、全く新たな人たちと、そして今までの自分の作品とは全く異なる映画を作る、実に楽しみです。


では、今回はこのあたりで。また、なにかあれば、更新します!
アディオス!

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