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窓の外、雲が流れ
灰色の世界が、静かに息をしている
街の灯りがぼんやりと霞んで、
私の心に重くのしかかる

雨が降り、滴がガラスを伝う
それぞれの雫が、砕け散る夢のよう
言葉を失くした影が、壁に映り
沈黙が、空間を支配する

深い夜の中で、孤独がささやく
忘れられた記憶、色あせた笑顔
目を閉じれば、遠くの歌声
けれど、触れることはできない

時間はゆっくりと流れ、夜が明ける
新しい朝が来るけれど、心は変わらず
視界の隅に残る、ぼやけた光
それでも、歩き続けるしかない


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