愛する、ということは、誰かや何かを大切に想うこと。
10月、ぼくはパパになる。
未婚の母に育ててもらったから、父親というものを知らない。
だから、父親として、どう子どもと接したらいいかわからない。
父親って、何をしてあげたらいいのか、わからない。
でも、生まれてくる子どもには伝えていきたいことがある。
それは、人生のみちしるべになるようなお話。
ぼくが子どもの時に欲しかった、お父さんからのアドバイス。
こんな話聞けてたらよかったな。
あの時、お父さんがいてくれたら、どう導いてくれたかな。
そんな話を、これから生まれてくる君には、目一杯伝えたいんだ。
でも口下手だから、こうやって文字で残すね。
そうして頭の中を整理して、繰り返し繰り返し伝えていくからね。
まず伝えたいことは、愛するということ。
愛する、ということは、誰かや何かを大切に想うことだとお父さんは考えている。
なぜ愛することを伝えたいのか、理由は後から話すけど、忘れてはいけない事実がある。
それは、君がお腹にいるときから、お父さんとお母さんに愛されてきた、ということだ。
僕たちは、君が早く生まれてこないかなーって、会えることを待ち遠しく思っていた。
そして、生まれてきてくれた君の周りには、愛してくれる人がたくさんいる。
お父さんやお母さんだけじゃなくって、おばあちゃんだって、親戚のおばちゃんだって、君のことを愛していて、すごく可愛がってくれるだろう。
なんでお父さんやお母さん、おばあちゃんは君を愛していると思う?
子どもだから?だったら、君じゃない子どももぜーんぶ愛しちゃうね。
僕たちがなぜ君を愛しているか。
それは、君が僕たちにとって、宝物だからだよ。
「特別」だったり、「かけがえのないもの」だったり。大人はいろんな言い方をするけど、君はぼくらにとって宝物なんだ。
君も大切なおもちゃは宝物のように大事にするでしょう?
僕たちにとっては君が宝物だから、大事に、大切に想ってるんだ。
だからね、愛する、ということは、宝物のように、誰かや何かを大切にすることなんだよ。
なんでぼくが愛することを君に伝えるかってことも話しておくね。
それは、誰かや何かを大切にする気持ちを忘れてほしくないからなんだ。
忘れてしまうと、君は人やモノを大切にできない人になってしまうかもしれない。
だから、愛することは、人として絶対に忘れてはいけない気持ちなんだ。
君には、誰かや何かを大切にする気持ち、優しい心をなくさないでほしい。
だから最初に愛することを伝えたかった。
君は誰かを、何かをずっと愛せる人でいてね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?