おかざき@フル在宅カスタマーサクセス

地方に住みつつ、東京のベンチャーで働いています。フル在宅カスタマーサクセス。

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地方に住みつつ、東京のベンチャーで働いています。フル在宅カスタマーサクセス。

マガジン

  • 仕事と家庭、2兎追って2兎とも得たい

    子育てや居住地の制約があっても、あたり前に働き続けられる社会にしたい。 ド田舎の自宅から、東京のベンチャーにフルリモートで勤める会社員の記録(月1更新予定)

  • インサイドセールスリアルストーリー -Tacto(タクト)-

    • 28本

    インサイドセールス人材が実際に体験した組織立ち上げやメンバーマネジメント、テクノロジー活用から採用・育成まで、インサイドセールスにおけるリアルストーリーをそれぞれの視点から発信するメディアです。 https://talento-act.com/

最近の記事

「見ればわかる」の落とし穴。 子育て期に陥りがちな"脳内飛躍"がキャリアを潰す?

「そんなの見ればわかるじゃん」 出産から早14年、何度この言葉を口にしただろう。子育てによって否応なしに発達する「見ればわかる」という力。これは果たしてスキルなのか、弊害なのか。 生まれたてほやほやの小さな子を守るためには、その全身に目を配って些細な変化を察知し、適切に対応しなければならない。例えば、子が突然に泣き出せば、親たちは瞬時に理由を考える。「最後にオムツを替えたのは3時間前だから、そろそろ替え時かもしれない」と判断してオムツを確認したり、あるいは、激しい泣き声に「

    • 子育て混沌期、仕事を辞めたくなった時に考えてほしい3つのこと

      「転職は早まらないほうがいいよ」とこの1年間に一体何度言っただろう。 子どもを2人産んでから、長年勤めていた会社を辞め、地元の中小企業での時短勤務を経てベンチャーでのフルリモートワークへ、2度の転職を経験した。子供は中2と小4になり、なんというか、「子育て真っ只中」の混沌は脱出したように思う。 そのせいか、今まさに混沌の中にいる友人やかつての同僚から、退職や転職の相談を受けることが増えた。対面だったりオンラインだったりと形式は異なるものの、驚くほど毎回同じような話になる。そ

      • リモートワークは「サボる」「雑談が生まれない」という説に、小さく反論してみる

        世の中で、よく耳にする出社回帰の理由。 「リモートワークより、出社したほうが生産性があがる」 なぜなら「リモートはサボる人がいる」し「リモートは雑談など偶発的なコミュニケーションが生まれない」から。 これって本当だろうか。 このnoteでは、「リモートワークでもサボってないことを証明できる」コツと、「リモートワークでも雑談を生み出す」コツを紹介し、小さく反論してみようと思う。この働き方を、絶滅させないために。 1.リモートワークで、サボっていないことを証明する 思い立っ

        • フル在宅勤務、5年目の記録

          2020年1月に現職へ入社し、フルリモート勤務も5年目に突入した。 早かったような、途方もなく長かったような。このnoteは1年半も更新できていなかったが、私は変わらずフルリモートでとても元気に働いている。 (24.1月に開催した地方銀行のユーザー交流会レポ) noteの更新をしなくなったのは、元気だからだ。 過去に書いた働き方に関するnoteは、ありがたいことに今でも時々いいねの通知が届く。通知からアカウントを見に行くと、ほとんどは女性で、お子さんがいて、仕事について悩

        「見ればわかる」の落とし穴。 子育て期に陥りがちな"脳内飛躍"がキャリアを潰す?

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        • 仕事と家庭、2兎追って2兎とも得たい
          5本
        • インサイドセールスリアルストーリー -Tacto(タクト)-
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        記事

          インサイドセールスというサグラダファミリア #Tacto 4th note

          インサイドセールスは、いつまで経っても完成しない。 お客様を向いて仕事をすれば、果てしなくやるべきことがあり、その仕組みは完成しないから。"柔軟な変更”だけが、唯一不変だ。 私はオンライン営業システムのベルフェイスというスタートアップへ入社して、もうすぐ3年になる。インサイドセールスの"イ”の字も分からない状態でぽつんと遠隔入社し、会社はこの3年弱で紆余曲折、本当にいろいろあった。業界を問わずSDRへ注力していた時期には最大で30名以上いたインサイドセールスも、BDR中心の

          インサイドセールスというサグラダファミリア #Tacto 4th note

          「距離」を超える働き方、インサイドセールス

          もし、地図上で自分の「通勤圏内」に蛍光ラインを引くとしたら、家からどのあたりまでをイメージするだろう? 日本の平均では、通勤時間は片道39分らしい。 総務省統計局の社会生活基本調査※1によると、日本全国の平均通勤時間は、片道39分、往復1時間19分です。通勤に利用する交通手段の割合は、車が最も多く、次いで、電車、自転車となっています。 https://www.haseko-sumai.com/kurashi/archive/detail_443.html ふむふむ。 か

          「距離」を超える働き方、インサイドセールス

          ベンチャーに転職して「変化」の波に立ち向かったら、途中で海猿になって1年で視界が変わった

          「変化」と聞いて、ポジティブな印象を持てるようになった。 「ぎゃあ」とは未だに日々思うけれど、5秒後には「どんとこい!」という気持ち。転職して1年、それが素直にうれしい。 私は新卒で入社した大手企業(某そのへんによく居る広告営業)から、中小企業(製造系人材派遣)、そしてベンチャーへと2回目の転職。オンライン営業システムを提供するベルフェイスに、フル在宅勤務のインサイドセールスとして入社した。 元々安定志向で、「ザ・ふつう」の予想できる人生を「せっかちに前倒しで取り組む」と

          ベンチャーに転職して「変化」の波に立ち向かったら、途中で海猿になって1年で視界が変わった

          noteわらしべ物語 〜家から1歩も出ずに働いた1年の軌跡〜

          フル在宅勤務をはじめて、もうすぐ1年になる。 はじめは不安もあったが、今となってはこの働き方を全力でおすすめしている。 朝早く起きてフルメイクし、ストッキング(!)を履き、磨いた靴で電車に飛び乗っていた日々が、信じられない。 在宅勤務というと、ひとりぼっちで孤独…狭い世界…というイメージだったけれど、そんなことは杞憂だった。 仕事においては家から一歩も出ていないのに、世界はむしろ広がっている。 その大きな支えになったのがnoteだ。 今、note社(cakes)は大変な

          noteわらしべ物語 〜家から1歩も出ずに働いた1年の軌跡〜

          フル在宅インサイドセールスの1日(怒涛の夕方ver.)

          在宅勤務は、夕方の母親も救う。 少し前に、フル在宅インサイドセールスの1日(リアルガチver.)というnoteを書いた。書いたは良いが、はりきりすぎて朝の様子を書いて満足してしまった。 しかし、実際には夕方こそ怒涛である。 おそらくほとんどの母親(家事育児に参加していれば父親も)が白目を剥いている。 だから、在宅勤務によって夕方の攻防がどれくらい恩恵を受けるのか、書いてみようと思う。 (フル在宅勤務のインサイドセールス、子どもがまあまあ大きい場合のリアルです。幼児ママは

          フル在宅インサイドセールスの1日(怒涛の夕方ver.)

          もし在宅勤務に行き詰まったら、試してほしい3つのこと

          完全在宅勤務をはじめて、10ヶ月が経った。 私は柔軟性と余裕があるこの働き方がしっくりきていて、いまの生活スタイルが気に入っている。 でも、 「在宅勤務は合わなかった」 「在宅勤務つらい」 みたいな声が周りやネット上にはたくさんあるから、〝在宅勤務にしたら万事良い〟とは一概に言えないんだろうな、とも感じている。 かくいう私も「なんか疲れが溜まっている」とか「はやく同僚に会いたい」と思うことはよくある。在宅勤務は、集中できるというメリットと引き換えに、一生休憩できない感じ。

          もし在宅勤務に行き詰まったら、試してほしい3つのこと

          ワーママのしんどさは、いつか必ず報われる

          人生の伏線を、今ちょっとだけ回収している。 最近になって、過去のしんどい思いが「報われる」ような出来事が起きるようになった。 数年前、働き方に悩んだ時期には想像もつかなかった。 もうだめだ!という日、深夜にオフィスで大泣きした。みじめで、腹が立って、なんと34歳にして大泣きしてしまった。大変に恥ずかしい。 あの時の私は間違いなく未熟だった。自分の仕事が回らないことを、理解の無い上司のせいだと真剣に思っていた。 なんで私ばっかり とか 誰も分かってくれない とか こんなに

          ワーママのしんどさは、いつか必ず報われる

          インサイドセールスと弓道

          弓道に、正射必中という言葉がある。 「正しく射れば必ず当たる」という意味で、「的に当てること」ではなく、「正しく射ること」に集中すれば必ず結果が付いてくるという考え方。 元々この言葉が好きなのだけど、インサイドセールスという仕事はまさにこれだ、と痛感している。 たとえば私がはるか昔にしていたテレアポは、竹槍を力ずくで投げまくり、的に当てることだった。 何も考えず、とにかく右手左手で竹槍を投げる。的に当たることもあるが、そのためには大量に外す過程があった。 いま、私た

          転職活動のトラウマが成仏したら、働くことがもっと楽しみになった

          うちの会社の人事評価制度は、ちょっと変わっている。 毎年職務経歴書を書き、外部に市場価値を算出してもらうのだ。始まる前はワクワクしていたのだけど、やってみたら大変だった。 ちゃんと説明会もあり、外部とのアドバイス面談もあり、至れり尽くせりの環境で自分の職務経歴と向き合う。 ただ、私は個人的にちょっとした問題を抱えていた。 前回の転職期間で、自分の職務経歴に自信を無くしてしまい、トラウマ状態になっていた。 2019年10月~12月の転職期間、私が内定を頂いたのは2社だけで

          転職活動のトラウマが成仏したら、働くことがもっと楽しみになった

          フル在宅インサイドセールスの1日(リアルガチver.)

          在宅勤務は、母親を救う。 そう確信してから、この働き方の良さが一体どうしたら伝わるかを考えている。 先日、ウェビナーの資料をつくるために、5年前(訪問営業をしていた時)と現在(フル在宅インサイドセールス)の1日を比較をしてみた。 当たり前かな、と思っていたけれど意外にご好評いただいたので、このnoteにもう少し詳しく、リアルガチver.を書き記しておきたい。 テーマは、「気合いと根性の母親を、在宅勤務とスキマ時間で解放する」 私はかつて営業と子育てを気合いと根性で乗り

          フル在宅インサイドセールスの1日(リアルガチver.)

          うちの新卒がこわい

          うちの会社にいる新卒は、ちょっと怖い。 これまでに私が見た新卒とは全くちがう。 自分の未熟さを棚にあげてブーブー文句を言ったり とんでもないミスをしたり 辛いですぅと泣き喚いたり 元来、新卒とはとにかく手がかかる存在のはずだ。 私も新卒時代を思い出すと顔を手で覆いたくなるほどのザ・新卒だったので、それを責めるつもりは毛頭ない。新卒とはそういうものなのだ。純粋でなんにもできなくて、でもそれが自分でわかってなくて、手がかかる。一生懸命でかわいいけれど、成長には時間がかかる。

          キャリアの落武者が、ベンチャーに転職した半年後の話

          地方在住で、小学生と保育園児の子育て中。 私はそれを、キャリアの足枷だと思っていた。 以前書いたnoteでも触れたが、実際に転職活動では苦労した。 ここは田舎だからしょうがない 子どもが小さいからしょうがない 気がつけばキャリアの落武者のようになり、働きたい…もっと手応えのある仕事がしたい…稼ぎたい…でも定時には帰りたい…とぶつぶつ言いながら転職市場を彷徨っていた。 だが今年1月、ご縁あって私は東京にあるベンチャー企業に転職した。地方に住みながら、子育ても大切にしなが

          キャリアの落武者が、ベンチャーに転職した半年後の話