もし在宅勤務に行き詰まったら、試してほしい3つのこと
完全在宅勤務をはじめて、10ヶ月が経った。
私は柔軟性と余裕があるこの働き方がしっくりきていて、いまの生活スタイルが気に入っている。
でも、
「在宅勤務は合わなかった」
「在宅勤務つらい」
みたいな声が周りやネット上にはたくさんあるから、〝在宅勤務にしたら万事良い〟とは一概に言えないんだろうな、とも感じている。
かくいう私も「なんか疲れが溜まっている」とか「はやく同僚に会いたい」と思うことはよくある。在宅勤務は、集中できるというメリットと引き換えに、一生休憩できない感じ。8時間が、矢の速さで過ぎていく。意識して浄化しないと行き詰まってしまう不安がある。
ここ最近は回復方法を模索していて、それはそれで楽しい。「ああコレはいいな」と感じている3つをを書いてみたい。
おすすめその1.
シャッフルランチwalking
運動が嫌い。これが私の最大の問題である。
気持ちが行き詰まったら、体を動かしたほうがいいのはわかる。けれど、できるだけしたくない。自慢じゃないが私は体育で赤点を取ったことがある女。先生が心配して、放課後にバトミントンのサーブを補講してくれるレベルだ。
でも、歩くことは好き。そこで、ランチタイムに同僚を誘って30分歩くことにした。(うちの会社にはシャッフルランチという制度があり、同僚とお昼を食べたときの代金を1500円まで会社が支払ってくれる。が、今回は歩くだけなので名称だけ借りている。)
ただ、12時になったら約束した人に電話をかけて、ハァハァおしゃべりしながら歩くだけ。30分後に、私の到着した場所(田舎全開の風景)の写真を送る。
歩くことでスッッッキリするし、同僚と心おきなく雑談できるのが嬉しい。電話を切ったあと、後半30分でのんびりお昼も食べられる。
おすすめその2.
戦友と会う
現職の同僚にはなかなか会えなくて寂しいけれど、同僚は現職だけじゃない。
仕事の話や、たわいもない話ができる戦友たち(元同僚)と、先月は何回か会うことができた。棚ぼたで、現職の同僚にも帰省のタイミングで会えた。
過去と今とこれからを喋りながら、自分を正位置に戻せる感覚があり、ありがたかった。在宅勤務でも、時々は人に会って話せるといい。(もちろんこんな時勢だから、充分に注意しながら。)
遠隔勤務でも、仕事について前向きに話せる人と会うことで補える。そもそも仕事・家庭の二本足ではなくて、足は複数あったほうが安定するから。現職の同僚に会えないことは必ずしもマイナスではないのかも。
おすすめその3.
花を飾る
花を飾るといいよって、同僚が言ってた。無意識に目に入るものから癒しを得るというのは確かに良い。しかし私は花の世話がてんでダメなので、息子が作ったこちら。
死ぬほどかわいい。毎日照れている。
(奥に写りこんでいる赤いのも、娘がフェルトで作ってくれたお守り。PCのカメラ横にはニコちゃんマーク。)
仕事は毎日色々あるけれど、とりあえず笑って働きたい。
眉間のシワを注意されがちな私も、喜怒哀楽全開で毎日笑えているから、溜め込まず元気に続けられているんだと思う。
笑う角には福来たる。行き詰まってネガティブになると伝染するから、ポジティブな人と話したり、自らがポジティブに戻れるようにまずは笑う。賢いことや気の利いたことは言えなくても、笑うことは簡単にできる。
オンラインでも空気は伝染するのだ。気持ちが行き詰まったときのドミノ倒しは、自分で止める。かわいいお花にニヤニヤして、切り替える。
そんなわけで、「在宅勤務に行き詰まったら、試してほしいこと」を3つ書いてみた。完全にまだ模索中。
在宅勤務は、誰かに気づいてもらおう、なんとかしてもらおう、会社に成長させてもらおう、在宅なら万事解決するだろう…という受け身の期待値だとしんどいし、簡単に行き詰まる。
結局、フル在宅勤務なんて移動時間と対面コミュニケーションを排除した更地に過ぎないんだから、自分で自分をリードできなければ停滞する。
「自分を律する」って難しいから、前を向ける仕組みをつくり、良いスパイラルにうまく頼りたい。幸い私のチームには遠隔勤務メンバーが集まっているから、もう、やるしかないのだ。この挑戦を楽しみたい。
フル在宅勤務、めちゃくちゃ良いんだけどなぁ。
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