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うちの新卒がこわい

うちの会社にいる新卒は、ちょっと怖い。
これまでに私が見た新卒とは全くちがう。

自分の未熟さを棚にあげてブーブー文句を言ったり
とんでもないミスをしたり
辛いですぅと泣き喚いたり
元来、新卒とはとにかく手がかかる存在のはずだ。

私も新卒時代を思い出すと顔を手で覆いたくなるほどのザ・新卒だったので、それを責めるつもりは毛頭ない。新卒とはそういうものなのだ。純粋でなんにもできなくて、でもそれが自分でわかってなくて、手がかかる。一生懸命でかわいいけれど、成長には時間がかかる。

だが、うちの会社に居る新卒は、ちょっとおかしい。みんな、私より干支が1周以上年下で、ぴちぴちの新卒なのに、恐ろしいほど落ちついている。地に足が着いていて、周りのことを気遣う。実年齢と体感に+5年くらいの差がある。「27歳中途です」と言われたら普通に信じてしまいそう。

入社当時には普通にドン引きしていた私だが、半年以上経ってちゃんと種も仕掛けもあるとわかったので、ここに記しておきたい。インサイドセールスの視点なので、セールスグループ所属の新卒、1〜2年目について。

“種と仕掛け”は、端的に言うと【場数】と【自走】それから浴びるほどの【フィードバック】だ。

【場数】
私の会社は、オンライン営業システムのベルフェイスだから、営業も基本的にはオンラインで行う。現在は全員在宅勤務なので、100%オンライン。
つまり、移動時間ゼロ。インサイドセールスが容赦なく予定を入れるから、1日に商談が8本入ることだってある。

仮に、1日2本の商談を年間240日行ったら、480商談/年。
1日に5本の商談を年間240日行ったら、1200商談/年。

実年齢と雰囲気が合わなくなるはずだ。私は新卒時代飛び込み営業をしていたので、件数としてはこの量を上回るけれど、飛び込みと商談では比較にならない。彼らは「オンライン営業が当たり前」という環境ですくすくと育つ。

インサイドセールスだって、仮に1日50件電話をかけて20人とコンタクトできれば、年間で4800人と話す計算になる。1件1件、各社の声に耳を傾け、自社プロダクトの価値を伝えていく。そこに本気で挑めば、本番の「場数」が圧倒的に多いのである。

【自走】
これは在宅インサイドセールスである私も享受している。オンラインでの営業の後、レコログという録画機能を使って、自分の商談を振り返ることができる。自分だけでなく、同僚や先輩、成果を出している営業担当の商談を見ることができる。何なら、経営層の商談だって見られる環境にある。

自分と何が違うのかを、誰かに言われなくとも「自走して」気付けるし、盗める。日本全国の新卒に頻発しているであろう、「アポイントに同行させていただけませんか?」と勇気を振り絞って先輩に聞いても「このアポは無理ー!」と容赦なく断られる問題。独り立ち以降は同行の機会も減り、成長が頭打ちになる問題。そういうことは一切起きない。

更に、レコログでは条件を満たしていれば音声が文字で全文書き起こされ、文字検索ができる。自分がうまく説明できなかったことを、先輩はなんて説明してるのか?すぐに掴むことができてしまう。

行き詰まっているときに、自分で情報を取りに行って「気づける」という強さ。オンライン化で、訪問が単にオンラインへ置き換わっているのではない。どこに居ても、どのレイヤーでも、営業が「見える」状態になっている。例えば取締役の商談を見て、1年目が平然と真似ることが出来てしまう。年次や経験ではなく、愚直に営業を楽しむ人間が、成果を上げていく。

【フィードバック】
自走もできるが、フィードバックも勿論できる。社内であれば録画にしおりをつけてコメントを書きこめるし、YouTubeみたいにリンクをつけて社内展開できる。

忙しい上司や先輩に言葉で相談して、全然違うフィードバックを受けて混乱することもない。真実はいつもひとつ、商談のレコログもひとつ。

同じものにフィードバックをもらえれば、改善もしやすい。自分からフィードバックを求めに行くこともできるし、何よりフィードバックが習慣化している。自分の商談が人から見られることが、当たり前なのだ。

訪問営業や、他のオンライン会議システムを使った営業シーンでは、浴びるほどにフィードバックがもらえることなんて、なかなか無いのではないだろうか。

以上3つが、私が考える「新卒がこわいほど成長する理由」だ。

無論、誰にだって仕事がうまくいかないことはもちろんあるだろう。ブーブー言ったり、泣きついたりしたくなる夜もあるはずだ。

それでも、レコログという鏡があれば、自分を素直に見直せる。それは同時に、武器にもなる。立ち上がろうと思ったときに、壁を登る手段が明確に備わっているのだ。

手前味噌ながら、ベルフェイスの新卒はこわい。
22〜23歳のくせに、場数を踏んで自走して、27歳くらいの顔つきで営業を楽しむ。

でも、そこにはちゃんと種も仕掛けもあるのだ。
こわい新卒にゾクゾクしながら、その「成長」と「営業という仕事の進化」を、私は肌で感じている。

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#インサイドセールス  

*補足
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