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イラスト病理学講義

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病理学講義をシリーズで掲載しております 国家試験にも、臨床のスキルアップにも!お役に立てれば幸いです
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病理学講義5)「高血圧について」〜レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系(ながっ!)ってなんだ?〜

病理学講義5)「高血圧について」〜レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系(ながっ!)ってなんだ?〜

レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系、、、

長いですよ、、、なまえ、ややこしそうです、初めて聞くとそれこそ「血圧上がり」そうです

ちょ〜っと待った〜ページ変えないで下さい!

わかり易く説明しましょうとも!

高血圧を理解するのに、避けては通れない名前なんですよ〜

まず、高血圧とは、

●血圧が高い状態で、多くは遺伝と生活習慣が関連
(一部は、腎臓、副腎の疾患など)
●診断基準は 14

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病理学講義4)循環障害 「浮腫の原因4つ!」

病理学講義4)循環障害 「浮腫の原因4つ!」

こんにちは!TERUです

病理学講義3)からの続きです

前回の講義では、リンパと、静脈の流れが滞るとむくみますとお話ししました

実は、それ以外にも浮腫が起きてくる病態があるのです

これを踏まえて、浮腫の原因を以下の4つに分けて考えましょう!

( 1)は静脈、4)はリンパの流れの問題で、2)、3)が今回新たに出てきました)

1)毛細血管圧上昇

2)血漿膠質浸透圧低下

3)毛細血管壁透

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病理学講義1)はじめに〜国試対策にも、臨床でも!病理学を学ぼう!〜

病理学講義1)はじめに〜国試対策にも、臨床でも!病理学を学ぼう!〜

病理学とは、病気の成り立ちや、原因を解き明かす学問です!

といっても、すぐにはピンとこないかも知れません

 臨床にたずさわる者にとって、病気を成り立ちから理解すると、どんなよいことがあるでしょうか?まずは、病理学を学ぶ楽しさや、意義をお話ししましょう

現在,患者さんに起きている症状の原因や、状態を把握するだけでなく、

予後や、どんな合併症が起こり得るかを予測するのにも役立ちます

看護師さ

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病理学講義2)臨床講義を受けるその前に!〜疾患を5つに分類!〜

病理学講義2)臨床講義を受けるその前に!〜疾患を5つに分類!〜

 ここでは、疾患をその成り立ちから、5つに分けて考えてみます

新入生の皆さんは、この考え方が身に付くと、煩雑だった病名が、とたんにスッキリ整理できます

そうですね、まず、

何かひとつ、病名を思い浮かべてみて下さい、

頻度の多い疾患である、高血圧症、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、がん などを思い浮かべたのではないでしょうか?

次に、思い付いた病名が、以下のどれに当てはまるか考えてみましょう

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病理学講義3) 「循環障害」 〜リンパ マッサージは、なぜ小顔になるのか?〜

病理学講義3) 「循環障害」 〜リンパ マッサージは、なぜ小顔になるのか?〜

N医専へようこそ、TERUです

よく、「リンパマッサージで小顔に!」なんて、広告を目にしますが、「なんで小顔になるの? そもそもリンパって何?」と疑問に思う学生さんもいらっしゃるでしょう

循環系といったら、動脈、静脈はすぐ思い付くけど、リンパ管は忘れがちでは?

でも、大切な役割をしてるんです

どんな役目があるのか?

この講義を最後まで読んでいただければわかっちゃいます!

病理学講義2)

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