アイリックコーポレーション AS事業部 畔柳主税

静岡県富士市生まれ・東工大卒 石油会社のIT部門・企業代理店を経て、2013年より、保…

アイリックコーポレーション AS事業部 畔柳主税

静岡県富士市生まれ・東工大卒 石油会社のIT部門・企業代理店を経て、2013年より、保険業界向けのITソリューションの企画・営業に携わる。持ち味は、企業コラボ。

マガジン

  • 生保エコシステムからヘルスケア分野への展開(保毎連載中)

    診療明細AI-OCRの生保エコシステムは、2022年5月現在、3社でローンチして、現在、3社の導入プロジェクトが進行中まで成長した。構想を謳ってから保険会社・ヘルスケアITベンダーと一緒に幾多の試練を乗り越えて、実運用まで漕ぎ着けた。その過程で得たヘルスケア関連の知識・人脈・創発的発想から、保険・ヘルスケアの業界を繋ぐ「健康(ヘルスケア)・エコシステムの姿が見えてきた。アイデアレベルから実現までの過程をプロセスエコノミー的な連載でお届けして、DX・新たな顧客体験のイノベーションに携わる保険業界の方々に貢献したい。

  • 企業内保険代理店の改革シリーズ

    出光保険サービス時代のシステム・事務・営業の改革の歴史 2010年7月28日ー2011年6月15日で保険毎日新聞に掲載

  • 保険ショップ運営から保険エコシステムまで(全16回保毎連載)

    保険毎日新聞連載:インシュアテックイノベーション ショップ運営からエコシステム構築まで アイリックコーポレーションが運営する保険ショップ「保険クリニック」での比較推奨システムや証券分析システムの開発、さらに非定型AIーOCRの開発、保険業界エコシステム構築へと発展してきた取組を振り返る。

最近の記事

住友生命「Vitality」開発者に深堀り 2023.03.15 保毎連載

本シリーズの最終回は、4月から住友生命のエグゼクティブ・フェロー デジタル共創オフィサーに就任する岸氏への対談で締めくくる。2018年のVITALITY の立ち上げから2023年のVITALITYスマート(健康プログラムのみ)の販売、保険業界のDX人材の育成までお聞きする。 (畔柳)VITALITYは、行動経済学(損失回避性・双曲割引)に基づいて、継続が難しい健康習慣の継続を実現してます。私も使ってみましたが、抽選で当たる確率も高いので毎日歩いた。2023年3月に保険に加

    • ヘルスコーチ×DX 無理なく続く健康改善サポート 023年01月18日保毎連載

      予防医学にはヘルスコーチが役立つと思っていたが、ライザップ並みのサービスで高単価になるという課題があった。もっと手軽に継続的な健康増進を実現するには、一人ひとりに寄り添った顧客体験を提供するITが必要だ。この課題を乗り越えた健診結果改善サポートアプリ「Neoコーチ」の開発秘話に大変励まされた。  誰もが健康でありたいと思うが、実際に生活習慣を変え、継続するのは難しい。私も5年前に、管理栄養士さんの特定保健指導を同僚と一緒に受けて、「運動しましょう。飲酒・過食は控えて、バラン

      • 「Dr.コトー診療所」から「人を観る時代」を先読み@宮古島 2023年01月18日保毎連載

         今回は東京のビジネス最前線から離れて、映画・ドクターコトー診療所にヒントにスピンオフ風の気軽なお話です。島の伝統野菜から再生医療の最先端研究まに及び、医療と保険の原点にも還る。宮古島でのスーパードクターとの出会いもプロセスエコノミー的にも感動的です。 2022年の年末にドクターコトーを観た。 2003年にTVドラマがスタートしたので、20年の集大成である。離島医療に一人で挑戦する外科医の後藤医師の物語である。専門的な治療は、島の人にとっては、内地に行く必要があり、日々の

        • お金も健康も「アプリで管理」、鍵はデータ連携の政策 2022年12月21日保毎連載

           FintechではPFM(Personal Financial Management)は、マネーフォワード・ZAIMなど普及している。一方で、PHRは創成期である。今回、PHR普及の展望を、日本型のPFM普及の歴史から占ってみたい。 本文はこちら https://www.irrc.co.jp/pdf/press20221221_media.pdf

        住友生命「Vitality」開発者に深堀り 2023.03.15 保毎連載

        マガジン

        • 生保エコシステムからヘルスケア分野への展開(保毎連載中)
          11本
        • 企業内保険代理店の改革シリーズ
          6本
        • 保険ショップ運営から保険エコシステムまで(全16回保毎連載)
          18本

        記事

          職域市場開拓に必要な保険募集・相談のDX・UX 2022年11月19日保毎連載

          大企業の従業員にとって定期健康診断の結果は、健康のペインポイントだ。ここを起点に、生活習慣の改善・保険相談・団体保険募集まで一気通貫の顧客体験が理想的である。これを実現するには、これまで紹介してきたツールを活用したDXが必要だ。 本文はこちら https://www.irrc.co.jp/pdf/press20221116_media.pdf

          職域市場開拓に必要な保険募集・相談のDX・UX 2022年11月19日保毎連載

          予防医学とヘルスコーチが健康アプリを進化させる 2022年10月19日保毎連載

          保険会社は健康増進型の保険・アプリを提供して、日本人の健康改善に取り組んでいる。米国で先行している予防医学に基づくヘルスコーチの保険業界への適用の可能性を探ってみた。 本文はこちら https://www.irrc.co.jp/pdf/press20221019_media.pdf

          予防医学とヘルスコーチが健康アプリを進化させる 2022年10月19日保毎連載

          健康増進で顧客アプローチに挑む  2022年9月21日保毎連載

          保険代理店として健康増進で顧客にアプローチするのは、手間と時間がかかり難しい。この壁を打破する鍵が、健康経営と職域だ。ベンチャー発のぽけんアプリに衝撃を受けた。企業の健康経営に貢献するITサービスを提供し、従業員からプル型で保険相談に来てもらう仕掛けで、保険代理店による健康増進アプローチに光明が見えた。 本文はこちらから https://www.irrc.co.jp/pdf/press20220921_media.pdf

          健康増進で顧客アプローチに挑む  2022年9月21日保毎連載

          AI-OCRの画期的な改革がWEBでも紙でものハイブリッド問診票へ!  2022年8月17日保毎連載

          保険業界の契約引き受け・給付金支払い業務向けに健康診断書・診療明細のAI-OCRで生保エコとして展開が進んだ。 ヘルスケア関連業界向けにどう展開するか。病院での問診票に着目して、従来のAI-OCRの課題を抜本的に改革する新たなソリューションの開発が新たな扉を開いてくれた。 アイリックとflixy、医療機関の問診票におけるOCR(光学的文字認識)機能の共同普及を開始 このコラボの先には、保険✖️ヘルスケアによる新たな価値創造を見据えている。 こうご期待! ーーーーーー

          AI-OCRの画期的な改革がWEBでも紙でものハイブリッド問診票へ!  2022年8月17日保毎連載

          リスク予測がひらく予防・早期発見への道-健康診断書AI―OCR×リスク予測 2022年7月20日保毎連載

          今回は、健康診断書AI―OCR(データ層)、健康 リスク予測(ITサービス層)で、どのような顧客体験・ビジネスを創 れるか、その世界観をお届けする。 レグラル社の山本社長 との出会いは2020年 4月になる。緊急事態宣 言が初めて出たコロナ禍 の真っ最中だ。健康診断 書AI―OCRの開発着 手を謳ったものの、リア ルな営業活動が止まっ た。局面打開に迫られ、 部下の山内(当時)とオ ンラインセミナーを起案 し、3週間で開催した。 さらに、健康診断書AI ―OCR上で有効なサ

          リスク予測がひらく予防・早期発見への道-健康診断書AI―OCR×リスク予測 2022年7月20日保毎連載

          生保エコシステムをヘルスケア分野までの展開〜アイデアから実現までのプロセスをご紹介 2022年6月15日保毎連載

          「生保エコシステムの構想から実際に3社でローンチしたのは重みがありますね」と、某大手Sierの方の評価を聞けた。弊社保険会社チームの苦労が報われた瞬間だった。「保険ショップからエコシステム構築まで」と題した連載を2021年2月から6月まで、16回に渡りお届けした。その時点では、保険の比較・証券分析システムを生保業界に広く普及するまでは成果ベースだった。一方で、診療明細AI-OCRの生保エコは着手の段階で、実際の実現に懐疑的な読者も多かったと思う。 本文はこちらから htt

          生保エコシステムをヘルスケア分野までの展開〜アイデアから実現までのプロセスをご紹介 2022年6月15日保毎連載

          保険・ヘルスケアのDX担当者・必見!!!

          機密性の高い健康診断データを活用して、 一般消費者に価値あるヘルスケアサービスを 長年提供してきたレグラル社の 山本社長のIT ヘルスケアの知見はすごいですよ!! 実は、コロナ禍の2年前にもセミナーやってます(笑)。 その時は、社会も弊社も追いついてませんでした。 やっと、時代が追い付いて来て、気が熟した感じです。 あなたのビジネスのヒントになること間違いなしです。 アイデアが出た会社・推進者の方との コラボへの展開も、既に進んでいます。 エコシステムと

          保険・ヘルスケアのDX担当者・必見!!!

          もっと笑顔で仕事をーいきいきした代理店へ 第2回「 ネット更改でどんなメリットが?」 2011年1月19日保毎連載

          2010年7月28日ー2011年6月15日 保毎連載計13回の第7回  損保更改のインターネット活用は、保険会社の効率化ニーズからスタートしている。保険会社の政策(代理店ポイントに響く)をそのまま推し進めると、顧客の利便性が損なわれ、代理店の存在価値が問われる。 ポイントは、2点。 ・単純な更改はネットで完結させる ・顧客の変化に対応した適切な保険提案する アフターコロナでオンライン化が進む中、顧客の変化を捉えられるデータ取得が重要になっている。しかし、データ取得(

          もっと笑顔で仕事をーいきいきした代理店へ 第2回「 ネット更改でどんなメリットが?」 2011年1月19日保毎連載

          もっと笑顔で仕事をーいきいきした代理店へ 第1回「家内制手工業からの脱却!」 2011年1月12日保毎連載

          010年7月28日ー2011年6月15日 保毎連載計13回の第6回  10年前以上、自動車更改の現場を見たときに、正直、「江戸時代か?」と思いました。それまで、情報システム部で20年以上、事務のシステム化を担ってきたので、こんな現場が残されているのかと驚きました(笑)  私は、なんでも改革を手がける際には、コンセプト・基本方針を作ります。当時は、次の通りです。 「顧客に接するフロントの仕事は、わかりやすく親しみを!」 「裏の事務は徹底的に効率化を!」 「事務担当は、

          もっと笑顔で仕事をーいきいきした代理店へ 第1回「家内制手工業からの脱却!」 2011年1月12日保毎連載

          ほっとする笑顔のためにー選ばれる代理店へ 第5回「お付き合いを超える価値の提供へ!」 2010年8月25日保毎連載

          010年7月28日ー2011年6月15日 保毎連載計13回の第5回 法人営業の基本は、リスクマネジメントにあると思う。この大切なことを教えていただいたのが、当時の甲南保険センターの武田社長だ。日本では保険代理店の形をとっていたが、顧客のリスクに責任を負うブローカー魂で仕事をなさっていた。 私は、元々、FP志向が強かったが、保険ビジネスの奥の深さもこの時に味わえた。 「FP・RMのプロとして、顧客親密度の高いサービスを提供する」こと。3年の経験から、保険はお客様に感謝され

          ほっとする笑顔のためにー選ばれる代理店へ 第5回「お付き合いを超える価値の提供へ!」 2010年8月25日保毎連載

          ほっとする笑顔のためにー選ばれる代理店へ 第4回 「システム再構築"狂想曲"」 2010年8月18日保毎連載

          2010年7月28日ー2011年6月15日 保毎連載計13回の第4回  老朽化システムをリニューアルするだけでなく、事務改革も合わせたやった事例です。標準的な業務は、パッケージソフトを使う。そこで、データの流れを整備して、顧客サービス向上に繋がる機能は、パッケージの外でPCソフトで作りました。DXにするにしても、データの整備・蓄積・活用の整合性が大切ですね。保険会社がDXに挑戦する際、基本的なデータをどう整備するかを確認して、提案しています。  当時、システム再構築の際に

          ほっとする笑顔のためにー選ばれる代理店へ 第4回 「システム再構築"狂想曲"」 2010年8月18日保毎連載

          ほっとする笑顔のためにー選ばれる代理店へ 第3回 「一斉募集の説明会には一度来たらもう来ない」 2010年8月11日保毎連載

          2010年7月28日ー2011年6月15日 保毎連載計13回の第3回 職域では、当時、団体保険の割安だけを訴求するプロダクトアウト型のセールスが主流だった。そこに、社員に役立つ情報提供して、相談して、販売する流れを作った。情報提供の形として、当時としては珍しいセミナーも導入した。  10年後に、コロナ禍で混乱する中で、保険会社向けのオンラインセミナーとして、大成功に結びついた。  この間、セミナーズギルドなど、セミナー・マーケティングの基本を学んだことが大きい。ここで、

          ほっとする笑顔のためにー選ばれる代理店へ 第3回 「一斉募集の説明会には一度来たらもう来ない」 2010年8月11日保毎連載