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「初心者」のための長編小説の書き方講座#番外編 タイトルの付け方・考え方

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タイトルはその本の「顔」とも言える、最も大切な要素です。
私が本を手に取るときはたいてい、そのタイトルに惹かれた場合が多い。

SNSでもそうですね。惹きつけるタイトルをつけるのが読んでもらうコツであることは、ご存じの方も多いことでしょう。

もしかしたら、この手の書き方指南書にも「タイトルの付け方」の記述があるかもしれませんが、ここではいろうた独自のタイトルの付け方や考え方をお伝えしようと思います。

(#1はこちら #2はこちら #3はこちら #4はこちら から復習できます)


1 どんな物語か、一見して分かるタイトルにしない

ライトノベルのタイトルは近年、どんどん長くなっているように感じます。
タイトルを見れば、おおよそどんな話が展開されるか想像できるのが良いようです。もはやタイトルと言うより、説明文のような気もしますが。

もし、流行を追うのであれば(またライトノベルを書くのであれば)、はやりを研究し、タイトル付けするのが望ましいと思います。

シリーズものや、特徴ある主人公を据える場合には、主人公の名前をタイトルにする方法もあるでしょう。話の中の象徴的なものの名前もありますね。(ちょっと古い?)
(風の谷のナウシカ、もののけ姫、ドラえもん、ワンピース、ドラゴンボール など)

さて。
ここからは、いろうたの考え方です。

私は基本的には「シンプルなタイトル」をつけるよう心がけています。
ここ一、二年で書いた物語で言えば、「物語を読み通したとき(あるいは読んでいくうちに)、タイトルの意味が分かる」ような付け方をしています。
タイトルが、ストーリー全体を包み込んでいるようなイメージでしょうか。
(「チェスの神様」、「好きが言えない」シリーズ)

今年になって読んだ、いとうみくさんの「空へ」や「羊の告解」は、最後まで読まなければタイトルの意味を読み解くことの出来ない話でした。
児童書ではありますが、非常にテーマが重く、大人が読んでも考えさせられる内容です。私が目指すのはこのようなタイトルです。

このタイトルの意味は? どんな話が展開されるのだろう?
そう思わせるタイトル付けが出来たら良いなと思っています。

シンプルなタイトルは、時として既出の作品と同じになることもあるかもしれません。そのような場合は、サブタイトルをつけたり、類語で違う表現が出来ないかを模索したりすれば差をつけることは可能です。

それでも、「この世界を表すのにはこのタイトルしかありえない!」ということもある。こうなったら潔くそのタイトルをつけましょう。
後は中身で勝負。同じタイトルでも、同じストーリーであることはあり得ませんから。


2 いつ、つけるか?

タイトル付けは、早ければ早いほど良いでしょう。

最初にタイトルが思いついた場合は楽ですね。
それを軸に、話を展開すれば良いと思います。

ただ、内容が先、と言う場合はタイトルだけを後で考える必要があります。
私の場合は後者がほとんどですので、非常に頭を悩ませる工程のひとつです。

賞に応募するなら、完結作品に後からタイトル付けをすることも出来ますが、WEBサイトに投稿するとなると、まずタイトルを決めなければいけませんよね。

大学で学んでいたとき、「タイトルが思いつかない話はダメな作品」と切り捨てられたことがあります。本当にぞっとして、最後に必死にひねり出してつけたのを覚えています。

あのときは否定する気持ちもありましたが、今となっては確かにそうだなと思います。
つまり、タイトルが思いつかないような作品には、そもそも「テーマ」が存在していない、薄っぺらな話というふうに考えられるからです。

この講座の中でも「テーマ」について述べましたが、テーマ設定はそれ自体がタイトルにもなるくらいに大切なのです。

もっとも、いくつも作品を書いてきたあなたであれば書いている最中や、ふとした瞬間に「これだ!」というタイトルがひらめくはずです。
後はそのタイトルが最適かどうかを検証し、決定すれば良いと思います。

逆に言えば、タイトルがどうしても思いつかない!と言う場合には、ストーリー構成そのものを見直す必要があるということです。厳しい言い方ですが、書き通すことを考えれば、それも必然と言えるでしょう。

……とはいえ、やっぱりどうしてもタイトルを変えたくなることもあります。その点は、個人で書いて発表している方であればいくらでも直しが出来ますから、思い切って変えてしまっても良いと思います。
しっくりくるタイトルに変更されれば、物語の主人公たちも喜ぶでしょうし、すんなり動いてくれることでしょう。


まとめ

✅シンプルかつ、深みを持たせたタイトルをつける
✅タイトルは早めに決める。
 テーマがしっかり設定されていれば、自ずとひらめく


いかがでしょうか。参考になれば嬉しいです。
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タイトルは、つけてしまったらそこにいつでも「存在」しているので、書き方講座で述べるのを忘れていました(!)が、改めて新作を書き出そうとして、タイトルの重要性について書かなければ!と思い立った次第です。

✨本日も、最後まで読んでくださりありがとうございます✨ 

一人でも多くの物書きさんのお役に立てれば嬉しいです。


#1~#4までマガジンにまとめています。


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