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地域とつながる/新しい出会いの場、それがクラウドファンディング?

クラウドファンディングで支援したお店が西荻窪の駅前にあり、リターン品としてコーヒー券をいただくため、直接、お店にうかがった。

初めて訪ねるそのお店は、バス通りに面している新しい建物で、カフェ兼工房兼ショップになっている。
奥の工房では、糸を自然素材の染め付けを、若い職人さんがしていて、手前のショップでは糸で紡いだ手毬が販売されている。その脇には、テーブルと椅子があってカフェスペースになっている。

たまたまクラウドファンディングで、このような活動をされているのを知り、ささやかながら支援をした。というのは、我が家では、民泊をしていて、世界中から外国人旅行者がやってきて、地元の西荻窪を散策される方も少なくない(今年はコロナの影響で、ほとんど来てないが…)。ゲストのニーズを知ったうえで、いろいろなお店を紹介するのだが、手毬や手芸というものは、今までになかったので、このようなお店があると嬉しい。絶対にウケが良いとこれまでの経験から想像でき、是非、頑張ってもらいたいと思ったのだ。

お店の女性オーナーさんと話をすると、彼女は以前、10年ぐらいヨーロッパで暮らしていてインターナショナルな方だった。趣味が高じて本業としているそうだ。人とワイワイするのが好きで、このようなカフェ形式にして、ワークショップもできる設計にしたとのこと。本来であれば、今年はオーストラリアからワークショップに参加される団体さんがいたそうだ。

やはり、クラウドファンディングで支援をしたということもあってか、話が早い。これまでに経験ないような関係性だ。


実は、私もこの夏、クラウドファンディングをして、おかげさまで目標金額に達成した。もちろん、資金調達が目的ではあるものの、こちらの活動を多くの方々に知ってもらい、そこに新しい関係性が生まれるところも魅力であった。

そのクラウドファンディングとは、瀬戸内海の離島にある古民家再生だった。10月のグランドオープンを経て、シェアハウス兼シェアスペース兼、宿として運営している。そこに家守として住みながらサポートしもらっている若い女性は、このクラウドファンディングのチラシを見て、興味を持ってもらったのがきっかけだった。
もしクラウドファンディングをしていなかったら、今も家守さん探しをしていたかもしれない。

クラウドファンディングに挑戦して思ったのは、やはり支援していただいた方々には、感謝の気持ちしかない。それは、決して楽ではなく、資金に余裕があるのなら、クラウドファンディングはしないに越したことがない、というのが、やってみた率直な気持ち。だからこそ、支援していただいた方は、本当にありがたいし、新しい関係性が出来るのは嬉しいことだ。


つい先日、別のクラウドファンディングに支援をした。
それは、大分県の安心院という場所で、古民家再生をしようという方がいて、オーストラリアとの2拠点生活に活用して、宿泊施設やカフェを併設する予定らしい。もともと私の父はその安心院の出身で、子供のころから何度も遊びに行き、ここの魅力を知っていた。素朴な田舎の景色、国内屈指のワイナリーやすっぽん料理、さらに素晴らしい滝など風光明媚で、温泉も充実している。しかし隣の湯布院におされて影が薄かった。

ついに、安心院の魅力に気づいた若い人たちが出始めてきた。その方々とまた新しい関係性ができればと思い、支援をしたのだった。


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