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「継続」するために有効な6つの方法

継続が大事。

多分言われるまでもなくみんなそんなことはわかっていると思います。
ただわかっていてもやはり大多数の人は続けられない。

あるデータではフィットネスセンターでの筋トレ継続率が1ヶ月目で75.6%だそうです。

つまり筋肉をつけたいとか、痩せたいとか何かしらの目的があってジムに入ったはずなのに4人に1人は1ヶ月経たずに辞めていってしまうということです。

なお、2ヶ月目の継続率は53.5%。
およそ半分の人は2ヶ月続けられません。

これが半年(6ヶ月)になると継続率13.6%。
9割近い人が半年経たずに当初の志を諦めて辞めてしまいます。

そして1年後の継続率はなんと3.7%。
96.3%、ほぼ全ての人が1年持たずに辞めてしまっています。

継続できる人がいかに少ないか、継続がいかに難しいかを表すデータだと思います。

将棋棋士で史上初の永世7冠を達成した羽生善治さんもこんなことを言われています。

「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。」

将棋の世界で何十年もトップを走り続けている方でさえ継続は大変だと感じているということです。

ただし、逆に考えれば1年継続できればあなたのライバルのほとんどはあなたが何もしなくても勝手にいなくなってしまうということです。

1年継続できたら上位3.7%の中に入れるのです。


「ではどうしたら継続できるのか?」
ということになると思うんですが、今回私が継続するために有効だと考えている6つの方法をご紹介できればと思います。


まず1つ目は
「環境の力を利用する」
ということです。

継続することは難しい、と言いつつも多くの方は毎日会社に行って仕事をする、という行為を何年も、場合によっては何十年も続けています。

これは会社という強制力のある環境があるからこそ継続できているということです。

もし会社が「来たければ来てもいいし、来たくなかったら来なくてもいいよ」という感じだったら、毎朝満員電車に乗って通勤する人はほぼいなくなるでしょう。

逆に言えば、継続したければこういった環境、状況を自分から作るのが非常に有効です。

また、自分一人だけではモチベーションが下がったりすることも多々あると思いますが、こういった環境にいることでモチベーションが上がるということもあります。

・何かしらのコミュニティに所属する
・誰か指導をしてくれる方を見つける

など、こういったことはノウハウや知識を教わる、という以上に自分を「やらざるを得ない環境に追い込む」意味でも有効だと思います。


2つ目は
「周りを巻き込む」
ということです。

例えば勉強のためにセミナーや勉強会に行こう、などと思っていても、自分ひとりでは

「今日は疲れているから行くのやめておこう」
「今日は雨が降っているから行くのやめておこう」

という感じになってしまいがちです。


ただ、それを自分一人で行くのではなく誰かと約束して一緒に行く、という形にしてみたらどうでしょうか??

自分ひとりの時に比べて、行くのをやめることに対して抵抗感が生まれると思います。

「疲れてるけど一緒に行くと言ってしまったし」
「しょうがないから行くか」

こういう感じになりやすいと思います。

自ら強制力を作るということですね。

どんな形でも良いですが、周りを巻き込み約束などすることで自分自身に強制力を働かせ継続しやすくなります。

私も一昨年の年末から格闘技のジムに通っているんですが、毎回友人とスケジュールを合わせて一緒に通っていて、もうかれこれ1年以上通っていることになりますが、よく「これ一人だったら絶対続かなかったよね笑」と友人と話しています。


3つ目は
「モチベーションの上下を過度に気にしない」
ということです。

先程も例に出した将棋の羽生善治さんですが、知っている方は知っていると思いますが何十年もずっと他を圧倒して前人未到の記録をいくつも打ち立てトップを走り続けてきて、国民栄誉賞も受賞されている凄い方です。
もちろん努力の量も圧倒的なのだと思いますが、「天才」と言って差し支えの無い方だと思います。

そんな羽生善治さんでさえやはりモチベーションの波というのはあるということをインタビューでお話されていました。

それほどの天才と呼べる方でさえモチベーションの波があるのであれば凡人である私達のやる気やモチベーションが上下するのはもはや仕方がないことだと言えます。

仕方がないことなのにそれを気に病んでしまい
「私はなんでこんなにダメなんだろう」
と自分を責め、結果継続を諦めてしまっては元も子もありません。

「モチベーションの波は誰にでもあるものだ」
「気にしすぎても仕方がない」
と割り切り、自分を許すことも時には大事だと思います。

またモチベーションの上下に関わらず行動できるようになるために、上記でお伝えした「環境の力を利用する」「周りを巻き込む」という部分もうまく活用できればなお良いと思います。


4つ目ですが
「期限付きで頑張る」
ということです。

例えばマラソンで、
「ここからここまで走って」
と言われるのと
「私がOKと言うまで走り続けて」
と言われるのでは

おそらく後者の方が走っている間辛いだろうということは想像できるかと思います。

人間、先が見えないと途方もなく感じてしまって辛くなり諦めてしまいやすくなります。
なので自分で期限、いわば一旦のゴールを設定してあげる、ということですね。

具体的には、例えばこのnoteであれば
「ひとまず3ヶ月は毎日noteの更新を続けよう」
「1年間は何があっても続けよう」
など期限を決めて決意をするという感じです。

期限は自分が頑張れそうな期限で良いと思います。
また期限は期間・時間だけではなく「量」でも良いと思います。
例えば「100記事書くまでは頑張ろう」とかですね。

そして一度期限を決めたら最低限その期限の間は何があろうとも頑張る。
色々と迷ったり、諦めようとしない、ということが重要です。

自分で決めた期限がきた後はまたその時に考えればOKです。

「もう3ヶ月頑張ってみるか」でも良いですし、改めて考え直した結果、別のことに取り組もう、でも良いと思います。

ただ、少なくとも自分で決めた、決意した期間は
「こんなことしてても意味が無いんじゃないか?」とか
「このまま続けてても成果に繋がらないんじゃないか?」とか、雑念は一切捨ててそれを達成することに集中する、ということです。


5つ目ですが
「ベイビーステップから始める」
というものです。

これは、例えば「ブログを毎日書き続ける」という目標を立てたとして、体調が悪かったり、忙しかったりすると「今日はいいか・・・」となってしまいがちですよね。

そこで、「ブログを書き続ける」という本来の目標に対して、日々の目標を
「ブログの投稿画面を開く」という感じで本来の目標よりも手前に設定します。

設定のポイントとしては「これくらいだったら絶対できるだろ」という目標にすることです。

どんな簡単な目標でも構いません。

もし毎日マラソンをすることを習慣づけたければ、「毎日○Km走る!」と目標設定するのではなく、「毎日運動着に着替えて玄関の外まで出る!」というような感じです。

この「これくらいだったら絶対できるだろ」という目標のことを「ベイビーステップ」と呼ぶようです。

そして、一度このベイビーステップを定めたら毎日何があっても絶対にその目標は達成する、ということが大事です。
(逆に言うと毎日何があっても達成できるような目標を設定する)

また、もちろんベイビーステップの目標を達成して気分が乗ればそのまま本来の目標に向かって行動しても構いません。

ブログの投稿画面を開いて、気分が乗っているようであればもちろんそのままブログを書いても良いということです。

気分が乗らなければその日はブログの投稿画面を開いてそのまますぐに閉じて終わり、でも大丈夫です。

多くの人が感覚的にわかると思いますが、行動は最初の動き出しが一番パワーを使います。飛行機が離陸する時に一番エネルギーを使うのと一緒で最初に動き出すにはとてもパワーがいるのです。

なので、始める前にその動き出しに必要なパワーを想像して「なんかめんどくさい・・・」となってしまうのです。

しかし始めるのはめんどくさかったけど、案外始めてみると「結構ノッてきたな」となることは誰しも経験があると思います。

継続させるためにはいかにその動き出しを億劫に感じさせないか?というのが重要なのです。


最後6つ目ですが
「継続を記録する」
ということです。

毎日目標を達成できたら、達成できたことを何かしら「記録しておく」ということです。

私は目標を達成できたらカレンダーのその日のところにシール(小学校で使うような赤丸のシール)を貼っておく、ということをしていました。

これは1日2日では大した効果はないのですが、例えば継続が1週間2週間出来た時にカレンダーの赤丸のシールが鎖の様に繋がっていきます。

そうすると不思議なことにそれを見るたびに「この鎖の繋がりを切りたくない」「ここまで続いたんだからここで終わらせたくない」という気持ちが湧いてきます。

「ここまでやったのにもったいない」
「ここまで積み上げたものを壊したくない」

というのは人間が持っている本能的な気持ちです。

その本能を利用するということです。

記録する方法は私がやったカレンダーにシールを貼る方法はオススメですがなんでも良いと思います。
ただ「普段目に見えるところに記録しておく」というのがポイントです。
やってみるとわかりますが記録がだんだんと積み上がっていくのを見ると結構快感にも近いものがあります。


以上私が継続するために有効だと考えている6つの方法でした。
何かしら参考になりましたら幸いです。

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