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140字小説【サクラ散る】

婚活イベントにやってきた私。「私を含めて十人しかいない。少なすぎる…」そう思っていると誰かが口を開いた。「たった一人か…解散だな」すると無言で頷く他の人たち。みんな残念そうに会場から散っていく。私は一人を呼び止め聞いた「イベントは中止ですか?」「はい。あなた以外は全員サクラです」

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