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感情・わたしは芸術【24.05.29版】



今の私には、スイッチがたくさんある。
つけたほうが良いものをつけないときや、消しておかないといけないものを消し忘れたりもする。まだ体内で発生する電気代に影響はない。だからまあいいかと思う。そこに強迫観念があまりないことも良いことだと思う。強迫が弱いから、今日は餃子を適当に焼いて、綺麗に並べずに皿へ盛った。美味しかった。半額のクリームコロッケも食べた。パックのままで十分だった。ソースが均等にかけられなくても気にならなかった。

ただただ、生活をさせてほしい。

毎日ちゃんとに具合の悪さがある。それは、風邪や怠さのようにちょうど良い言葉があるものではなくて、厄介なもの。それはそれはめんどくさいもの。でもそれを抱えていることが当たり前の生活だから、仕方なくそれを自分なりにわかっている。(受け入れてはいないけれど。)

という日常は相変わらずの進行形でありつつも、なんと今は、私の基準で言うとトータルでは絶好調だなと思う。最高!それに、無理もしていなくて良い。

と、わざわざ具合の悪さを主張することは大事で、それを自覚して過ごすことは大切らしい。だから、逆になかなか自分のことを元気だとは思えないし、"ほんのりした具合の悪さもべっとりした具合の悪さも抱えていて辛いよ"の気持ちを薄めないようにしている。気の持ちようではなくて、事実を薄めないということ。常に、「どうせこの好調もすぐに壊れる」と怯えている。それはそれで苦しいけれど、医者はそれを肯定している。むしろ怖がるくらいが良いと言っていた。そうだよなと思う。 怖がっていたい。今までの絶望以上の絶望をしたくない。あらゆることへ前向きな期待をするのは良いけれど、過信はしたくない。危険。

回復とは言わないものの、今の私には確実な居場所がある。居場所がそこに在ってくれて、私がそこを居場所にするために築いてきたものもある。

地元・木更津市にある駅の図書室FLATという場所でひと箱本棚のオーナーをしながら、店番もしている。それぞれの本棚にオーナーがいて、ひとりひとりが選書した本が展示されている。貸出もできる。図書室だけれど、飲食もできる。私語厳禁でもない。誰もが立ち寄れるフリースペース。そこに、詩や短歌などの作品を置かせてもらったりしている。最近は棚で配布している手づくりの栞が次々と手に取ってもらえていて嬉しい。

彩結ゆあ(いろむすびゆあ)という名前を纏い始めて三年、それから、好きなまち・地元の木更津市で彩結ゆあとして生きるようになってちょうど一年。このまちで本名以外を名乗ることになるとは思っていなかったな。最近は本名を使うことが全然なくなった。

私を彩結ゆあにしてあげて正解だった。
それを最近は特に強く感じる。

「なんだか、良いね」と染み染み思う瞬間が多くて幸せ。名前を分けても、中身の人間が変わるわけではないし、何か特徴のあるキャラクターになるわけでもない。私はどちらの名前でも、出来ないことは出来ないし、だめな姿を隠すつもりはないし、人間関係に違いもない。使い勝手としては別の名前を持つ意味などなかったけれど、与えられた名前ではなく自分が自分にあげた名前があって良かった。家族や現実的な事情が無責任に介入してこない。私がわたしを守るために、私がわたしに責任を持つために、「彩結ゆあ」が必要だったのだと思う。なんてたぶん後付けの理由だけれど、総じて、良かった。おかげで愛せている。

この名前で最近、リアルな現場に挑戦した。ことばの世界へ入国した。破り切ることはまだできなかったけれど、確実に殻を破った。


私のこれからが楽しみだなと思う瞬間がたくさんある。楽しかったことを楽しかったで完結させないのが私。だからFLATでイベントも開催する予定。いろいろとやっている。でもなにひとつ、無理をしていない。するつもりもない。理解してくれている居場所がある。

あーあ、でも怖いな。理解とか、無理をしないとか、そういう問題だけではないのもわかっているからな。この好調のまま、一番良い状態のまま、全てを裏切りたくなるかもしれない。私ならやりかねない。本当に。怖がることは大事で、そのおかげで踏みとどまれることもあるけれど、でもね、無意識に何のことも裏切って自分の全てを汚して、嫌われても憎まれてもどう思われても気にならないような、そういう破壊が得意だからな。

私はわたしのことをあまり信用していない。楽しそうでも、幸せそうでも、感情は大切にするけれど信用はしていない。それでいい。正解だよ。

そんなふうに、メラメラと危ない炎を焚きながら、怯えながら、ここに書き記しながら、本当は、「今日は読書が捗るといいな」などと思っている。通常運転。

明日も良い日になりますように。
とか、思ったことがない。いやそれは嘘かもしれないけれど、少なくとも今は、思うつもりがない。

良い日でなくてもいいけれど、できれば、無差別な破壊だけは起こさないといいな。でもね、あなたが何を選んでも正解だよ。本当にがんばっているね。




駄文ではない、これはわたしの芸術


何を選んでも正解

図太く生き延びている超最高な人間


彩結ゆあ 2024.05.29

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