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縋っても許すよ



浮気反対!そんなことするひとの気持ちがわからない!とは思えない自分に気づいた。でも、自分が好きなひとに傷つけられる側になるとしたらもちろん嫌だし、やっぱり、良くないことだとは思っている。

自分がやられて嫌なことはしない、それは生活や人間関係を築くうえで基本のことで、そんなの、いろんなきもちをもつようになってからずっと当たり前のこと、たぶん多くのひとがそう。そのおかげである程度の当たり前な日常が溢れていたりする。

傷つけられる側、つまり浮気される側になることは「嫌だ」と感じるけれど、浮気してしまう側のことも考えてみる。

その場のノリで、とか、ワンナイトで、みたいな、人と人が生きているのだからそういう瞬間があっちやこっちでふわっと出現することはイメージできてしまうけれど、頭のネジを外してしまったが故に起こしてしまったことは事故どころか事件だし、ぎり法がなくても違反だと思う。絶対にだめだと思える。

の、うえで、

例えば、これが一番厄介で、浮気されたほうにとっても一番傷つくことだけれど、

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いま、自分に大切なひとがいて、でも元彼が忘れられなかったり、逆に自分のことを忘れられずに想ってくれているひとがいたり、つまり他からみたら健全な『恋』とか『愛』とは呼べなくても、当事者(たち)にとってはいわゆる『特別』な感情であるとき
"

なんて、「例えば、」とした設定にしては本当に厄介で、ただただ悪い側、傷つける側が、どうしようもなく半端な人間だし、今から綺麗事で擁護したとしても正しいひとだとは言えないけれども、

( あ~相変わらずに、タラレバや「けれど・だとしても」の保険をかけてものを言う癖は絶好調だな~ )

大切なひとがいてもなお、元彼などに想いを寄せたり、連絡を取ってしまったり、会ったり、

それを大切なひとに言えないとき、

完敗だし勝ち目はないし、完全に悪!


でもわかるよ、と思う。

経験がどうとかじゃなくて、じゃなくて、決してそうではなくて、

単純に想像をして、わたしに置き換えると、

"
だって《あいつ》が、わたしがまだ好きでいることを知らずに幸せになってゆくなんて、なんか許せないな〜、せめて知っていてほしい

明日どちらかが死ぬとして、このきもちを《あいつ》が知らないまま、姿も形もなくなるのなんて、やるせない
"

となる。《元彼》という単語が頭のなかにある時点で、それはもうクソデカ感情であるのに、共有ができないのは、自分だけが抱えているしかないのは、本能が無理だという。

それが無理ではないのなら、ちゃんと大人になれていて、もう『忘れられないひと』ではない。よくある表現で、「思い出にできた」ということ、それもまた本能であって、本当は過去なんて全部そうなってくれたら、世の中の傷は三分の一くらい減るかもしれないのに。

それに、感情を抱く側より抱かせる側のほうが罪だと思う。思い出にできないような、付箋を貼り残して、綺麗にさよならしたつもりなのは《あいつ》でしょう。奴が悪いよ。

大切なひとをたいせつにしながら、一途だけではないのは、表面的には、はっきりとした裏切りだけれど、たいせつにしているのなら、まだ、引っ掻くほどではないのなら、そのまま生きていたって犯罪者ではない。かすり傷をつけてしまったら(不安にさせてしまったら)、それは《あいつ》のせいにせずに必ず責任を取って、あくまでも、うまく抱えるしかないし、うまくやる、違反はしない。イエローカードも存在しない。ゼロ百の覚悟で抱えていくなら、あなた(わたし)がひとりで泣く必要なんてない。


私って、毎日が死にたい人間のくせに、少し前までこんなことすら思う余裕なく死にしか向かうことができなかったのに、

余裕があるわけではなくても、こうしてあれやこれやと想像して述べてしまうのは、生きたさや生きてることを感じで嫌だな〜

ああこれは何を考えているときにも思っていることだったな。


【いちといち、だけど、にじゃなくていちに近い】、ちゃんとそういう関係だけど、【いちになる過程】もしくは【いち】になれても、人間だからという欲、プラスαで《あいつ》を、

自分が【単体のいち】なら欲しがるだろうし、

この場合の、わかりやすく言うなら『カップル』は、【いちといちの、によりのいち】だから、【いち】ではないから少しだけ手をかけたくなる、というきもち

そんなの、わかるよ

どこからが浮気かは、【によりのいち】がふたりで定めるものだけど、元彼と連絡を取れるようなその時点でアウトだったりもして、

でもわかるから

だから、その「わかる」をじゃあ、自分がされたら、ワンナイトとかじゃない、この厄介のくだりをどうしようもなく受ける側になるとしたら、

わたしはそれをしてしまう大切なひとを許せるわたしでいたいと思う。どうか、そうであってほしい。だってわかるから、そうでなきゃ、わかったりなんかしたらいけない。

そのために、このひとにはわたしとじゃないと、【にではなくいち】になれない、という肯定を続けていきたい。

もしかしたらその場面で、「浮気された」と騒ぎたくなるかもしれないけれど、でもわかるし、きみにとっての《あいつ》が悪いし、抱えちゃってかわいそう、でもわたしとのほうが超幸せそうじゃん〜というマインドを忘れたくない。逆もそう、不安にさせた時点で本当は退場だけれど、きみが同じようにそのマインドでいてくれたら、わたしたちは傷つかない。これは押しつけ。


浮気は反対!だけどわかるよ しないけど!


「だから」あいみょん、という意味ではなくて今日はなんだかあいみょん、というかんじ🟠

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