見出し画像

新人研修のお弁当が不評だったお話


ごはんに困らない時代だけど、食事を自由に選べることは、食べ物を粗末に扱っていい理由にはならないと思う。


この前の新人研修でお弁当が配られた。幕の内弁当2つ分くらいのボリュームで、おかずなんて10種類以上入ってた。

ほとんどオードブルみたいな感じで、いろんな味をいっぺんに楽しめる、バラエティ要素たっぷりのお弁当。こんなに豪華なお弁当を用意してくれるなんて、研修主催社ったらもう太っ腹。

朝ごはんを食べてこなかったわたしは、空腹も限界でものの数分で完食。早々に空箱を捨てにその場を離れた。お腹も心も満たされて、向かうところ敵なしでした。


でも、何人かのテーブルの上には、食べ進められていないお弁当が置いてあるままで、未開封のまま戻して、代わりに外で食べている人もいた。「あんまり美味しくない」という声もちらほら。


できることならその新品状態のお弁当をもらいたい! 


食べ慣れた味を楽しむのも、素敵なことだとは思う。でも、このお弁当は今日しか食べれないよ。せめてひとくち、食べて欲しい。

世界の食べ物の3分の1はそのまま捨てられている世の中だ。この会場で例えると、50人中約16人は捨てていることになる。アレルギーなどで食べられない人もいるとは思うけど、捨てられるお弁当を見ていると、悲しくて、居心地が悪くなってしまった。


社会人として、食べ物を捨てることがないように心がけたい。お弁当を作ってくれた人や手配してくれた人のことを考えたら、粗末に扱うことも減ってくるんじゃないか。みんなで作っていく社会、お互いに関わりあって生きているからね。

あの捨てられたお弁当たち、みんなわたしのもとに来てくれたら助かるんだけどなあ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?