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奈良県立美術館へ: エドワード・ゴーリーを巡る旅
週末は久しぶりに奈良へ。
と言っても今回はお散歩ではなく
奈良県立美術館が目的地。
お目当てはこちら、
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エドワード・ゴーリー
(Edward Gorey, 1925年2月22日- 2000年4月15日)
は、アメリカの絵本作家。
エドワード・ゴーリーといえば、
『絵本』というジャンルにもかかわらず、
子供向けではない残酷なストーリーと、
独特な世界観を持つ繊細で緻密な美しい絵。
そんなイメージです。
実は絵本以外にも、テレビのアニメーションや
ブロードウェイの舞台「ドラキュラ」の
衣装デザインなどを手掛け、ドラキュラでは
衣装デザインでトニー賞を受賞しています。
わたしはエドワード・ゴーリーと言えば
超愛猫家というイメージがとっても強いです。
というのも、猫と写っている写真が
なんだかものすごく素敵で、強く印象に残っているんです。
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あまりにも素敵。
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この写真も素敵すぎる。
実は奈良県立美術館へ行くのは初めてで
とっても楽しみにしていました。
近鉄奈良駅に着くとものすごい人人人で
3連休すさまじい…!と思いつつ、
駅を出て公園やならまち方面ではなく
美術館方面へ歩いて行くとぐんと人は減りました。
いつもは滅多に来ない方角だったので、
カフェやお店をチラ見しつつゆっくり歩いて
よそ見していたら曲がるところ間違え笑
少し遠回りしてしまいましたが…見えてきました。
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首の後ろがジリジリする暑さでした。
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写真を見るだけで暑さを思い出すこの青い空。
なんだか撮らずにいられない絵面でした笑
中へ入ると
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正面から見ると立体的に見えるような配置に
なっているのですが出入り口ドアの外の光が
反射してしまうため斜めから撮りました笑
ちなみにこのパネルになっている
「不幸な子供」という1冊には、
少しおもしろいエピソードがありました。
背景の描き込みに心血を注ぎすぎ、
疲れて嫌になり、なんと途中で5年間も制作を放棄したそう笑
でも実際の絵を見ればわかります、
これだけ細かい模様を描き続けていれば
どれだけ消耗し疲弊するか…と。
※ちなみに展示品は全て写真撮影不可です。
今わたしの手元にあるエドワードゴーリーの
絵本はこの2冊だけなのですが、
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特に有名な1冊でもある、
「ギャシュリークラムのちびっ子たち」
A〜Zまでの頭文字を名前にもつ子供たちが
ABCの唄のような軽快なテンポで、
続々と不幸に見舞われ死に至る、いうお話。
もうひとつ手元にある
「音叉(おんさ)」は、
わたしのお気に入りのひとつです。
みなから"鼻つまみ者"として扱われる
シオーダという少女が海へ身を投げ
深い深い海の底へ沈んだら、
そこへ現れたのは大きな怪物。
ところがその怪物には邪気がありませんでした。
シオーダが自分の身の上を一生懸命話すと、
怪物はそのむごい身の上に驚愕するのです。
そうすると、そのあと…
そんな、お話。
そしてお話だけではなく、表紙や、
その1ページ1ページに描かれる
とてつもなく繊細な絵に魅了されます。
最後に、わたしが購入したものを紹介します。
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スタンプ位置に小さいイラスト入り。
裏まで可愛くてたまらん…!
数枚だけ裏がミントカラーのものがあって
わたしが購入したものの中では1枚だけ。
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1番欲しかったマスキングテープは売り切れていて、
このタイプは紫とミントカラーがありました。
両方買うか迷って、紫だけにしました。
展示会の会期は
【2024年9月14日(土)~11月10日(日)】
まだまだ間に合います。
気になった方はぜひぜひ、
奈良県立美術館へ足を運んでみてくださいね。
芸術の秋、古都奈良で楽しんでみませんか。
それではこの辺で。
今日も1日おつかれさまでした。
最後まで読んでくださってありがとう。
また気が向いたら、来てくださいね。
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