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PTA活動。呼びかけてみると、協力してくれる人は、たくさんいる。

もう1ヶ月近く経ってしまいましたが、
先月、ウチの子ども達の小学校で運動会がありました。

ぼくは一応、『PTA会長』です。

正確には、『共同代表』で、3人で会長職を担当しています。

3人の主な分担は以下のとおり。
①平日・昼間の仕事の無い日に、もろもろの実務・事務を担当するママさん。
②夜の会議などの出席や対外的な場面を担当するパパさん。
③イベントや地域の中での活動、そして内部の組織統括です。

③番目がぼくの担当で、一番手足を動かしていないのはご想像のとおりです。ごめんなさい!(笑)


北九州市では、どの学校もPTA運営に苦慮しているところは多いのではないでしょうか?

令和4年度から、コロナ禍にも関わらず、一斉に(強制的に)スタートした『任意加入問題』の打撃が大きかったです。

ウチのPTAにも、もろに影響があり、コロナ前のような盛り上がりにはなかなか回復しませんが、『サークル化』や先ほどの会長職の変更などしながら、どうにか、こうにか、続けていっております。


運動会の場面は分かりやすいですね。

とっても多くの保護者さんたちが見に来られています。

運動会は、誰のために実施するのでしょう?
保護者のためですか?
先生の仕事としての披露ですか?

もちろん、それらもあるでしょう。
しかしながら、やはり、『子ども達のため』ですよね。


では、先生たちが、主催で、保護者たちは『招待』されるものなのでしょうか?
サービス業の店舗のように、『保護者の皆さま、いらっしゃいませ』というようなスタンスで良いのでしょうか?

PTAというのは、その名称のごとく
P=ペアレンツ(保護者たち)
T=ティーチャー(先生たち)
A=組織(一緒になってやる)

保護者と先生たちで一緒になって、子ども達のために実施する組織ですよね。

運動会も、子ども達のために、一緒にやりましょう!!
そんな気持ちが大切だと思います。


約6割ほどの加入ではありますが、
PTA会費を集めた予算にて、子ども達全員に、スポーツ飲料を配布して、給水タイムを設けました。
途中のトイレ休憩にもなりました。

配ったり、飲んだりする時間がありますので、
是非、一言、喋ってくれということで、ぼくから、子ども達、保護者さん達に、数分ですがお話させていただきました。


ざわざわしているから、聞こえにくかったとかあったと思いますし、それほど面白いことを言ったなどのインパクトも無かったかもしれませんね。

PTA活動の意義や、予算の使途、そして以降のイベントの告知など、手短に話させていただきました。


そして、最後に強調したお話です。

『この運動会が終わった後、是非、保護者の皆さんで片付けを一緒にやりましょう。お時間のある方はお願いします。PTAとは、まさに、こうして子ども達のために、先生たちだけに任せず、保護者も一緒になって取組む活動です。どうぞよろしくお願いします。』


協力を押し付けられたりして、その負荷を敬遠されてきたのが、PTA活動です。
ウチのPTAも、任意化、そして積極的な人だけが集うサークル化しています。
ぼくの呼びかけは、それらに逆行するものでもあります。


でもでも・・・・!!

運動会を閉会して、ゾロゾロと帰る皆さんの中にも、
多数の、残っていただいてる保護者さんたちが大勢いました。

何をどう作業したら良いのか分からないという雰囲気もあったので、
テントの紐を外したり、力のありそうなお父さんには、杭を抜いてもらったり。

今まで、顔も見たことなかった保護者さんたちが、大勢ご協力してくださいました。

ぼくの呼びかけに、PTA活動に協力してくれてるということではないんです。
みんな、『子ども達のため』に、力を寄せていただいております。


例年になく、アッと言う間の、とてつもないスピードで片付けが終わっていきました。

全撤収まで、段階的に時間がかかっていきますが、一番最初の大勢の手がいるときには、スゴイ人数がいました。

『PTA活動に協力者がいない』
そんな嘆きをよく聞きますし、ぼくたちも言っています。


でも、
呼びかけてみると、こうして大勢の皆さんがご協力いただきました。
とても嬉しかったです。

全撤収の後、最後まで片付けをやり切っていただいた精鋭たちで集まって、終わりのご挨拶をしました。
この場面でさえ、例年にない大勢の人たち。そして、顔も初めて見た。名前も知らない保護者さんもいました。

全員から一言ずつご挨拶いただきたいところでしたが、なかなか時間がかかりそうなぐらい多かったので、

『お疲れさまでした。労いの拍手をそれぞれに送りましょう』としたうえで、
『1年生の保護者さんの方〜?』
『2年生の保護者さんの方〜?』
きょうだい児含めて、我が子の学年の際に、手を挙げていただき、順に労っていきました。

あ〜、このパパさんのところの子は、ウチの子と同級生か~!

そんな気付きや繋がりや親近感がわきました。
こんなのも、ちょっとした工夫ですね。

繋がり合って、
ともに、子育てを進んでいきます。


来週も大きなPTAイベントが控えています。

活動を『する人』ー『しない人』の2極に分けるのではなく、
ゆるやか〜に、
少しずつでも、
多くの人が、気持ちを寄せ、手を貸し合える活動でありたいなと思っています。


ぼくのPTA活動のなかでも、とても嬉しかった場面のひとつになりました。


今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。





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入門真生/認定NPO法人好きっちゃ北九州/学びと気付きのアウトプット
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