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誰しもが、協力・助け合いの本能をもってる

今日、『ボランティア養成講座』なるものを担当します。
昨年度に引き続き実施するのですが、もちろん受講される方々も違います。

夜には、5回シリーズの最終回での『地域づくり』に関する市民カレッジもあります。

両者とも、講座設定されているのが、『協働』に関すること。

『協力』よりも、もっと踏み込んだ
『ともに、主体的な』関わり合いのことを言います。

でも、この協働の理解や実現というのは、とても難しいもので、なかなか実感していただけないケースも多いことが分かってきました。

おそらく、経験値の差により全然理解度が異なると感じています。

なので、一足飛びに、『協働』を議論しても分からない。ということですね。


では、もっと手前のことを考えていこうと思っています。

『協力する』ということ。
『助け合う』ということ。

力を傾けること、誰かのために尽力すること。
言葉の定義のように書くと、何だか難しいですが、実際にはすごく単純で当たり前のようなことです。

『ボランティア活動』なんて言ってしまうと、より一層、難しそうな感じがしますよね。


「はじめてのおつかい」っていう番組がありますよね。
ぼくも子ども達も大好きで、たいてい、録画して、何度も見ています。

子ども達の素直で無邪気な様子が、番組の醍醐味なんだろうと思います。
でも、ふと感じるんです。

『おつかい』に喜びを感じていること。
もしくは、最初はしぶっていたのに、お目当ての物を買ってきて、ママやパパの喜ぶ顔。とても得意気に嬉しそうな子ども。

あんなに小さな子ども達でも
『人のために』
『人が喜んでくれることを』
という気持ちを感じる本能をもっているんだろうと、常々感じます。

こんなピュアな心が、どこで汚れていくんだろうか・・・(笑)


例えば、目の前で人が倒れていたら、
誰しもが、大丈夫かな?って思います。
声をかけ、手を差し伸べる気持ちの種を持っていると思います。

勇気を出して、その一歩が出るかは別として、その気持ちは誰しもにあるのかなと思います。

大きな荷物を抱えている人や、ふらふらとしている人。
何だか、助けたくなる人というのが、アンテナにひっかかるようになっているのかなと思います。


また、一方で
『頼りにされる』喜びもあると思います。

モチベーションや心の原動力には、この部分は大きく関わっていると思います。
誰かから頼られ、自分の存在や能力や実施することにより、人の役にたち、また、それが認められたとき。
何かを提供された側だけでなく、提供した側にも深い喜びがあるものです。


助けて、助けられ、
頼りにされ、頼りにし。

そんな風に、人間というのは、
持ちつ持たれつで、生きて行けるように。

そんな他者との心の傾け合うなかに
喜びを感じていけるような本能を持っているんじゃないかと思うんです。


ボランタリーにして、尽力するよっていうのは、
自分の喜びでもあるわけです。

人が喜ぶことが自分は嬉しいって。
こんな根本的な、本能的な喜びを、しっかりと掴んでいけるような人でありたいと思います。


今日もご覧いただきありがとうございます。

冒頭のステキなイラストは、朱夏|noteさんの作品を使用させていただいています。いつもありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>

おぉ!!この発表会も素晴らしかったです。
学生たちの発表はもちろんなのですが、
こうした活動をしている意味について、冒頭の副校長先生だったかがおっしゃられた話がとても印象的でした。
ぜひ、その部分だけでもご覧ください。


<2年前の”今日”の記事★>

これは、ぼくたちNPO法人好きっちゃ北九州のモットーです。
ホントは、定款にも書き込んでいる案をつくったんですが、市役所の人に削除した方が良いと消されました(笑)

若者以外は、ネガティブな言葉ですが、その言葉の真意を良い意味で実現していきたいと思っています。

いただいたサポートは、NPO法人好きっちゃ北九州の活動費に、大切に活用させていただきます!!