2つの地震シミュレーション
昨夜、四国と九州の間である豊後水道を震源とする大きな地震がありました。最大震度6弱のようで、特に、四国の様子が心配です。
地震経験の少ない北九州でも『緊急地震速報』が鳴り、その夜中での突然の鳴動に焦った人も多かったと思います。
この豊後水道や伊予灘は、その地形からも明らかなとおり、地震の多発地帯でもあります。
今回の震源の深さは50km。
南海トラフのプレート境界の震源とは違いそうですが、プレート内での断層によるものと思われます。
南海トラフ地震は、海溝型の地震で、概ねの周期性も考えられることから、既に秒読み段階。いつ発生してもおかしくありません。
また、今回の地震や、ちょうど8年前の熊本、そして正月の能登、先日の台湾のように、直下型の断層によるものも、全国どこで割れてもおかしくはありません。
地震の被害に絶対に遭いたくないというのならば、日本国内ではどこにも居れないのではないでしょうか。
自然の恩恵や、先人からの伝承を大切にする日本古来からの風習と合わせて、こうした自然災害への対策をしていかねばならないと思います。
地震はいつ起こるか分からない。
だからこそ、シミュレーションしておかねばなりません。
この記事をご覧の皆さん。
シミュレーションにご参加ください。
質問です!!
この質問は、防災講座などでもよく活用しています。
(ぼくもとある防災の研究者の方のお話されているのを真似させてもらっています)
30秒後には、身を守り、落ちてくる本や食器が心配でしょうか?
3分後には、どうしましょう?とりあえず、外に出てみて、ご近所さんの安否を確認してみましょうか?
3時間後には、どうでしょう?人によっては災害対策の業務や、地域の中で奔走している人もいるかもしれませんね。離れ離れの家族や親戚の安否が不安な人もいるでしょう。
と、まぁ、こんな感じでしょうか?
このシミュレーションの本質は・・・
どんな人でも、
『自分が建物や家具の下敷きになっていて、助けを求めてる』
というイメージができないのです。
もし、この想像ができた人は、凄い防災意識の持ち主だと思います。
自分が被害に遭っていて、下敷きになって助けを求めてる。
もっと言えば、既に絶命しているなんて、想像はできません。
防災の大切な本質として、
『自分に都合の良いことしか考えられない』というものです。
人間は、元来ポジティブな生き物なんでしょう。
『まさか、こんなことに・・・』という想像ができません。
だからこそ、そうした心理と向き合って、
心配して、ビビッて、念には念を入れて、防災のことを考えていかねばなりません。
空振りでも良いじゃないですか。
骨折り損でも良いじゃないですか。
こうした心の本質と向き合って、少しでも命や身を守れる備えを進めましょう。
地震は突然やってきますから、
身を守るには、日頃からの備えしかありません。
そのときの居場所で、生死が左右されます。
ぼくで言えば、昨夜、突然の緊急地震速報が流れました。
自分の身を守るというよりも真っ先に、子ども達の安全を確保しようと考えがよぎりました。
でも、大丈夫。我が家では、倒れてきて、子ども達の身が危ないなんて物は全くありません。これは日頃からの対策です。
『2つのシミュレーション』とタイトル付けしましたが、
①助かったときの事後の行動
②被害に遭っている
この2パターンのシミュレーションをしておきましょう。
後者の方は、助けてもらうのを待つほかないと思いますので、この2つは、次の時系列の2種類としても分けられます。
①地震発生後の行動
②日頃からの備え
という2パターンをシミュレーションしましょう。
命を守るには、後者のことです。まずは、考えて、点検して、まわりを見渡して、近くの人と話し合って、実践できるところから実践していきましょう。
今日にでも、明日にでも起きるかもしれない地震の備えです。
今回の地震を受けて、ぼく自身も反省しました。
こんなパターンでも事前にシミュレーションしておきたいと思いました。
①自分の行動
②家族の行動
①日中での発生
②夜間での発生
①平時のこと
②飲酒しているときのこと
①自分たちの動き
②他の人に動いてもらうべき動き
①近隣のまちに支援に行くとき
②我がまちに支援が来るとき
事前にしっかりと検討しておくしかありません。
夜中に突然鳴った緊急地震速報。
そんな教訓を得たように思います。
今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。
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