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NPOのパワーは人々の『協力』〜協力のテクノロジー〜

昨夜、北九州市市民活動サポートセンター|noteが主催した、『NPO法人運営セミナー』にオンラインで参加させていただきました。

NPO・市民活動の分野で大御所の、松原さんが講師でした。

松原さんは、約20年前のNPO法の制定にご尽力された方で、シーズというNPO法人をされていました。
ちなみにシーズは、「目標を達成した」として解散した、とてもカッコイイ団体でした。

NPOは目標があって、目的があって結成するものです。
そこに手段や活動があります。
その目標が達成できれば卒業。

社会課題を解決するためのNPO。
達成、卒業、解散!が最大のゴールなのかもしれませんね。カッコイイ。


松原さんは、『協力のテクノロジー』という本を出されていまして、これはぜひ勉強してみたいと思いました。
買ってみよう。


セミナー画面のスクショです。


松原さんの講座は、とてもスピーディーで、色んな刺激がありすぎて、ちょっと考えを巡らせていると、もう次の話に進んでいました。
とても多くのヒントやノウハウを得たように感じます。


まず、
人と人とが『チカラを合わせる』メカニズムにはいくつかカタチがあるとのことでした。

力や威厳で制圧したり、
物やお金と交換したり。

前者は、会社や政治と紹介されていました。
後者は、民間企業の構図ですね。

それらとは別に、『協力』することができます。
ともに、目標を共有し、共感し、一緒にやろう!って向かうことです。

このテリトリーにいる代表格がNPOです。
市民活動や地域活動やボランタリーの領域ですね。

誰に強制的にさせられるわけでもなく、
お金を稼ぐためにやっているわけでもなく、
目指したい社会課題や、届けたいメッセージに向かって、一緒に頑張ろうぜっていう自発的な活動です。


ぼくはいつも、『協働』や『共感』っていう言葉を大事にしていますが、
まず基本的なところで、その通りだっていうことを改めて学びました。


どのNPOも、たいがいが、『人』と『金』に課題があります。
人は、協力者がいかに増えていくかということ。
金は、いかに自主財源(会費や寄付)が増えていくかということ。これは『支援者』が必要になってきます。


松原さんの言う『協力のテクノロジー』は、もっともっとハイスキルなもので、
『相利』という関係性の話をされました。

達成したい目標は違えど、手段や道すじが同じで、ともに取り組んでいくことで、双方が自分の目標を達成するということでした。

基本的や『協力』関係においては、目標を共有することですよね。
この『目標が違う』んだけど、ともに頑張ろうっていう構図のことです。むむっ!


具体例として、地域猫の話をされていました。
猫が好きな人もいれば、猫がキライな人もいる。
それぞれに課題や苦労があるなかで、達成したいことも違う。
でも、地域猫対策をするという手段を入れることで、それぞれの達成したいことが叶っていくという構図でした。

最終的には、猫の苦情なんかをいつも受ける、猫嫌いな町内会長がこの活動に寄付をしているっていう話が印象的でした。


概念的に分かりやすい例で、
マンガの『ワンピース』の話をされていました。

それぞれの思惑や達成したいことは全然違うんだけど、
一緒の船に乗り、旅していく仲間になるということですね。

まさに呉越同舟ということかと思います。
とても分かりやすいですね。


このような協力のテクノロジーを生み出すためには、
それぞれの、課題と、達成したいことを明確にし、どんな手段や方法を間に入れたら良いかを考えると良いということでした。

うんうん、なるほど。
因数分解と、串刺し、という感じでしょうか。



もう少し踏み込んでアウトプットしてみます。

質疑応答のところで、
ぼくから質問というか意見を書いたのですが、『ちょっと違う』というようなご回答をされました。
ぼく的には腑に落ちてないところもありますし、違うという部分も何となく分かっている気がします。
もっと勉強してみたいと思います。

ぼくが書いたのは、主に以下の3点でした。
①「相利」については、いわゆるWIN-WINの関係性ということ
②目的が違う関係性とは言え、『大目的』を共有しているのでは、ということ
③マンパワーの協力者も、寄付などの支援者も、ともに『共感』から始まるということ


「協力のテクノロジー」としては、③は違うというような感じでした。
分かる気がするし、分からん気もします(笑)


最近ずっと、NPOの『支援』なんかのことも考えていますが、
もう少し整理した方が良いと思います。

NPOは千差万別です。
団体によって、姿カタチが全然違います。

仕事でやっている人もいれば、無償ボランタリーでやっている人もいる。
達成したいところが、とても局所的な団体もあれば、理念概念的な団体もあります。
活動が自発的なものばかりの団体もあれば、依頼を受けて動きだす団体もあります。

必要な支援については、当然違ってきますし、
協力者や資金のあり方も当然違ってきます。

ここをもっと整理した方が良いですね。
今度、表かなんかにしてみましょうかね。

たぶん、ここが整理できると、もう少し見えてくるものも違うと思います。


あ、、、いま思えば、1年ぐらい前も同じようなことを自分で言ってたような気がします・・。

どっかに書いてないかなぁ・・・。
この話は近いかも。

いやいや、もっと前にそんな話をしたはず・・・・。
たぶん、このときに、そんな話をしたような・・・。

記録に無いなぁ。。。



もうちょっと考えたいですね。



今日もご覧いただきありがとうございます。



<1年前の”今日”の記事★>

この記事、めっちゃ好きなんです。
是非ご覧ください!!!

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