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来年度父母会の役員決め~課題を真ん中に置いて~

昨夜、ウチの娘が通う学童保育クラブ(放課後児童クラブ)の『父母会』がありました。

北九州市では、全小学校区に学童が設置されており、公設公営から民設民営まで様々な形態があります。
ウチの学童は全校設置のずっと前からある学童で、運営については実行委員会形式です。
運営主体の一機関として、『父母会』が設置されております。

長男坊から末っ子まで、大変長らく学童にはお世話になってきました。
我が家のように共働きの家庭にとっては、特に低学年の子どもの家でひとりでお留守番せずに、居場所があるということ。とてもありがたいものです。

子どもの栄養である『遊び』も、友達たちと育みあって、そこで社会や人間関係も学んでいます。
夏休みなどの長期休みや、土曜日など、学童で保育していただき、本当に感謝しています。

末っ子は、現在2年生で、来年度3年生になります。
ほぼ毎日、バスケを始めましたので、学童に居れる時間も少ないので、今年度をもって退所する予定です。

とてもとても長らく一家全員でお世話になってきまして、深く深く感謝しています。
その感謝の恩返しということもあり、
今年度、最後の年ではありましたが、父母会長を務めさせていただきました。

2年生の保護者から会長などの中心を据えるということが伝統的にあって、それに沿ったカタチで就任いたしました。
コロナ禍で各種行事がずっと出来てなかったことや、保護者どうしの繋がりがなかなか存在しなかったこともあり、とても苦しみながらの運営ではありましたが、
各種行事を通じて、そして、それぞれの無理な負担などを減らしながら、楽しく運営してこれました。

父母会主催にて、季節ごとのイベント、春夏秋冬、大きく4つ実施いたしました。

段々と参加・参画していただける保護者も増えてきて、顔も繋がっていくし、父母会活動としては、とても手応えや成果を感じることが重なっていきました。


前年度、脱コロナのなかで、活動を再起していただいて、ぼく達の代に引き継いでいただきました。
上の子がいる我が家としては、コロナ前の取組みを概ね知っていたので、コロナ前からの伝統の行事などを再開してこれたのは大きな成果だと思います。

また、役割を押し付けず、全学年的に準備や運営、協力体制をつくってこれたのも大きな成果だと、個人的には考察しております。


さて、今年度もこれで終了。
末っ子の娘も、この3月で退所です。
ということで、ぼくも親として、父母会から卒業となります。


さて、問題は、、、、
次の会長をはじめとした役員さんに、どなたが就任していただくのか・・・・。


事前の擦り合わせをやっていくも、決まらない・・・汗(笑)

まぁ、半分無責任ながら、ぼくは出ていく立場なので、後は残った皆さんでどうにかしてね、と思っておりました。


で、
昨夜。

今年度最後の父母会を開催しました。
多くの保護者がご出席いただき、まずは今年度の活動のふり返りから始めました。

5人ほどでテーブルを囲んでもらって、テーブルごとにグループトークをしていただいて、みんなで共有する流れです。
皆さんの意見も少しずつ共有して、次の話題へ進みます。

会長をはじめとした役員や、次年度の父母会体制について。

事前のアンケートフォームを活用した意見集約では、『自薦・他薦・ご意見』は、ゼロ・・・汗。
前述のとおり、根回しもぼくは一切していません。


さぁ、どうしましょうか?・・・・(笑)

こうした保護者活動では恒例の、次の役員を決めるのに、沈黙、膠着する、何ともツライ時間が流れるのか・・・という怖さがあります。

そこでぼくが提案しました。
まぁ、いったん、グループごとに、来年度の父母会体制がこんなだったら良いなぁっていうのを話し合ってください。

少しだけ時間を置いて、また全体で共有しました。

すると、とてもステキな意見が多数でてきました。

●やっぱり伝統的に、新2年生の保護者を主にしていこう。
●でも、新2年生だけに任せきるんじゃなくて、全学年が協力していこう。
●会長など限定した人に重い役割を任せるんじゃなくて、みんなで分担しながらやっていこう。
●何かを「させる」とか、「協力する」とかじゃなくて、そのときにできる人ができることを、得意なことを、子ども達と一緒に楽しみながらやっていけたら良い。

などなど、とってもステキなご意見ばかりでした。

こうした意見が出揃ってきたということに、今年度の父母会活動としての成果を見たようにも思います。

こうした皆さんの意見を全体的にお聴きして共有した後に、ぼくからひとつずつ、合意する事項について確認しました。

①新2年生が主となっていく。
②でも、全学年的に協力していく。
③誰が会長か、などの相談は、新2年生の保護者どうしで話し合って決めてもらう。

この3点について、みんなで合意しました。

いったん、全体会としては、ここまでで父母会は終了しました。

その後、新2年生の保護者さんたちだけで集まって話をされていました。
みんなで協力し合って頑張っていこうという雰囲気が、外から見ていても感じました。
そして、会長さん、副会長さんも決まったようです。

ぼくとしても、各種の活動で積極的に、熱心に携わっておられたお父さん達です。とても適任者が選出されたと思っており、嬉しく感じます。



いつも、『協働』のテーマで、大切にしています。

『課題を真ん中に置く』ということ。

今回も、誰がするだとか、最悪くじ引きをするだとか、そんな手法論や、結論を急ぐのではなく、まず、みんなが課題をテーブルの上に置いて、少しずつおしゃべりをしていただいて、
大切にしたい点を合意形成していって、
その土台の上に、最終的な決着をみていったように思います。

この選出過程を経ていきましたので、
おそらく、来年度の父母会体制は皆さんで力を活かし合い、会長さんをバックアップしていっていただけるものと思います。


父母会長として、最後の大切な仕事でした。
でも、ぼくは何にもしていません。
後継指名したわけでもないし、剛腕をふるったわけではありません。

ただ、司会進行をして、皆さんの声を集め、合意できることを明確にしていっただけです。


長らくお世話になった学童。
そして父母会。

最後にこうした場面をつくることができて、良かったと思いますし、一緒に取組んできた保護者の皆さんや先生方に感謝しています。

本当にありがとうございました。



今日もご覧いただきありがとうございました。
冒頭のイラストは、朱夏|noteさんの作品を使用させていただいています。いつも、ありがとうございます。



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<2年前の”今日”の記事★>

このエクセル管理は、もちろんいまだに続けています。
900回を超えていて、とんでもない量になっています(笑)
そうか、2年半達成ですね。



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