昨日は一年で最も日が短い冬至でしたね。
改めて太陽の恵みと関連して頭をよぎったことを書いてみたいと思います。
自然の恵みとその中で生きている人間。
受けたり減ったりする熱のなかで、地球温暖化などの「人為的」な熱。
この辺のことまで連鎖していきたいと思います。
冒頭の美しい写真は、みつのさんの撮られたものを使用させていただいています。ありがとうございます。
①「太陽って偉いよなぁ」
幼いときの記憶で、親父が「太陽っち偉いよなぁ」って言ったのを覚えています。
「今日は二日酔いです~とか、今日はキツイです~とか言わずに、季節に合わせて、ピッタリその時間にまた昇ってくるもんなぁ」
という話でした。
可愛げのないぼくなんかは、それは地球が自転してるからであって見た目上は太陽が昇ってきているようだけど・・・って思いましたけどね(笑)
でもでも、コンスタントに太陽が照らしてくれている世界の中で、日常を生きているっていうのが、ぼくの心にずっと残っています。
②太陽から受ける熱
日なたは温かくて、日かげは寒いですよね。
太陽から受ける熱で温かさが違います。
日照が長くて、より真上から熱をうける夏は暑くて、逆に冬は寒いです。
熱を受けてから空気が温まるまでに時間差があるから、真上にくる正午より少し後に気温の最高がきますし、6月の夏至のあとに7・8月に暑さのピークがきますよね。
また一日の最低気温も朝日が昇る寸前が一番低くなりますよね。
冬至を過ぎて、今から更に寒さが深まります。
昼間のうちに太陽から受けた熱を、夜中のうちに放出して、リセットされてまた翌朝、二日酔いもせずに太陽が律儀に昇ってきてくれます。
地球と太陽の位置関係で、この絶妙な熱のバランスが保たれています。
③太陽と人類の生活
きっと、もう少し地球が太陽に近い位置で公転していたのであれば、現在よりも平均気温が高くて、それに適応するように生物が進化したのだと思います。
太陽の恵みのなかで、人類や動物・植物の生存が成り立っています。
東西南北それぞれの方角特性を活かした暮らしの工夫や、
季節に合わせたもの、
水の流れ、
風の流れ、
全て太陽が起点となっています。
この太陽の恵みをもとに発電をする太陽光発電は人類を救う発明だったのは言うまでもありません。
今後、人工での光合成もいつかできると思っています。
人類も進化しています。
④地球温暖化
太陽から受けたり放ったりして、調和をとっていた熱ですが、近年の地球温暖化により太陽以外の要因で熱を保ってしまっています。
概要だけ書くと、二酸化炭素をはじめとする「温室効果ガス」が蓋をしたように熱を保ってしまうということですね。
(これらのメカニズムについては、以前の記事でも書いていますので、最後に添付しますのでご覧ください。)
現在の二酸化炭素の濃度は平均して0.035%だそうです。
コロナ禍で活躍中の二酸化炭素濃度測定器で言えば、350ppmですね。
地球が誕生した頃には、二酸化炭素は10%ぐらいあったんじゃないかと言われていて灼熱の地球だったと考えらえれています。
やがて植物が生まれて、光合成を始め、酸素を生み出していって、長い年月をかけて濃度を下げていったと考えられています。
(以前の講座で使ったスライドを貼っておきます)
ここでクイズです!
地球の歴史を1年間に当てはめるとすると、
『人類の出現』は何月何日あたりでしょう?
ビックバンで地球が誕生したのが1月1日ですね。
今が、大晦日として、
サルから人間に進化してくるような人類の出現ですね。
その後、土器石器をつくり、戦国時代を経て、産業革命・・・
この辺から温室効果ガスが大量生産されていきました・・・。
さて、どうでしょう?
何月何日ですか?
【答え】
人類の出現は、
12月31日の22時頃だそうです。
紅白歌合戦見ながら、もう酩酊している頃ですね(笑)
これほど、長い年月をかけて、
熱を丁度良いぐらいにしてきてくれていた地球の中で、
人類のほんのわずかな時間の中で温度をどんどん高めていってしまっているということですね・・・。
宇宙から見た地球。
長い年月から考える地球。
太陽の熱を受ける地球。
その熱を起点に、水が循環し、風が吹いて。
大きな視点から順に見つめていったときに、
この地球のなかで太陽や自然と共存共生する尊さを感じるとともに、
改めて、大切に大切にしていかないといけないと感じました。
最も日が短い冬至を昨日迎え、
それでも太陽の温かさを感じ、
その恩恵と自分たちの暮らしについて、連鎖して頭をよぎりました。
気象の勉強をしているのですが、こうしたことまで敏感に感じることができてとても良かったと思います。
学んだことをアウトプットさせていただきました。
これまでに書いた環境・気象関連の記事を貼っておきますね。
今日もご覧いただきありがとうございました。
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