モチベーション高まる、気持ち良い講座の依頼のされ方

とっても嬉しい事に、
とっても有難いことに、
多くの講座の依頼をいただき、北九州市内各地に奔走しています。
スケジュール帳はびっしり。
心身ともに大変です。特に時間がありません。
でも、これは、ぼくにとっては喜びです。

「地域づくり」や「社会づくり」をテーマに、NPOとして活動しています。
ぼく以外のメンバーもみんな仕事や学業の傍らで活動しています。

ニーズがあり、それに応えることができること。
自分の力を注いで、そのまちや社会が前進できること。

市民活動として、これほど大きな喜びはありません。

「入門さん、忙しそうだから、講座の依頼できなかった」とか
「入門さん、忙しそうだから、依頼するか悩んだんですが・・」とか
よく言われます。
これはこれで気遣っていただき、ありがたいのですが、ぼくとしては申し訳ないほどです。。遠慮されなくて良いですよ・・・。


ということで、
とってもおこがましいのですが、
気持ち良く、「よし!やりましょう!!」ってお応えできるような、ご依頼のされ方と、そうでないことと、アウトプットしてみたいと思います。

ぼくのなかでの暗黙知的なものを言葉にできたらと思いますし、
依頼する側は、依頼を受ける側のことをあまり知らない人も多いと思いますので参考にしていただけると良いかと思います。


①目的が明確になっている

前述のとおり、ぼくたちは、ニーズや社会課題に向かって活動しています。
『この目的』があるから、『こんなことしたい』という順番に、講座などを組み立てていただきたいと思っています。

まずは、「課題を真ん中に置く」ことです。
先方から、「こんなことを課題視しています」とか、
「もっとこうなったら良いと考えています」とか、
まず、その課題や目的に向かって、ぼくが「うんうん!そうですよね!」って共感できると、もうオチたも同然ですよね(笑)『やりましょう!!』っていう気になります。

悪い例として、逆もあります。
ぼくが質問することがあります。
「目的としては、どのようなことを考えていますか?」と問うと、回答に詰まります。

「とにかく、入門さんに来てほしくて」という言葉を聞くこともあります。
これは、ぼくに喜んでもらおうと思っておっしゃっていただいてるんだろうと思いますが、全く逆です。

さらに言えば、講座の穴を埋めよう(スケジュールの予定を詰めていく)とするのが目的ということも多々あります。
もちろん、そこからスタートして良いと思いますが、目的をしっかりと検討していただきたいなと思います。


②スケジュールの相談から始まる

これも嬉しいし、モチベーションが上がる流れです。
前記①のようなお話をいただいたうえで、じゃあ是非お願いしますっていう流れになりまして、『いつ実施しましょうか?』という流れになります。

そのスケジュールを双方で調整できることは、とても嬉しいです。
良い季節の日程はどんどん埋まっていってしまいます。
『この日なんてどうでしょう?』
お互いに提案して、「よし!その日でやりましょう!」っていうことになります。

場合によっては、いつも午前なのに午後に、とか。
いつもは第2週なのに、今回は第3週で、とか。
いつもは何曜日なのに、今回は何曜日に、とか。
他の講師の回と日程を変わってもらった、とか。

柔軟に対応してくださることもあります。
これは、依頼を受けるこちら側としては、とても大切に扱われていることを感じますし、何より実現まで進みますから嬉しいものです。

逆に、悪い例としては、
スケジュール決め打ちで、「この日空いてませんか?」みたいな感じで言ってこられると、『穴を埋める』感じになりますよね。

理想の日程があったとしても、言い方、言い回しが大切かもしれないですね。
あとは、どうしても呼びたい講師だったなら、予備日を画策しておくことが大事かもしれませんね。



③職場で共有されている

ぼくが折り返しなどの電話をかけたときや、
ぼくたちが活動当日にその実施場所に伺ったときなど、
ご担当の方でない方の対応で、随分と印象が違います。

『熱烈歓迎!』的なことまでしてくださっているところも多いですが、そこまでしなくても良いですよ(笑)

ご担当の方じゃなくても、「あぁ~!好きっちゃさん(入門さん)はじめまして!ようこそお出でくださいました〜!」みたいに出迎えていただけると、その職場をあげて迎えてくださっていることを感じます。

電話でも同じです。
「あぁ!入門さん!今回はお世話になります!担当と代わりますね」と言って繋いでくださる。
嬉しいですね。

驚くかもしれませんが、逆もあるんですよ。
活動に訪問して、「ん?どちら様ですか?」みたいなリアクションをされたりとか(笑)

最近、こんなこともありました。
着信があったから、検索してみると「〇〇センター」
きっと講座の依頼なんだろうなと思って、かけ直します。

「え、こちらから電話ですか?ちょっとかけてないと思います。ここは〇〇センターですよ。間違ってないですか?」とぼくが言われる始末・・・(笑)

「もういいです」って言って切りましたけどね!(笑)
電話に出なかったら、「この人から折り返しがあるかも」っていうことを共有しておいた方が良いですよね。


④謝礼金が明確になっている

ちょっと下世話な話になりますが、これは割と大切なテーマです。
ぼくたちは、無償のご依頼は請けていません。活動をきちんと継続していくために、有償でお願いさせていただいております。

どんな活動でも、謝礼金を団体側にいただくのですが、日本人の美徳なのか、謝礼金がいくらって最後まで言わないケースが多いです。
「少ないですが・・・」と言って、最後に渡されるパターンですね。
これは、とっても困ります。
どうかしたら、領収書にサインするときでさえ、金額が書かれていない場合もありますね!(笑)

どんな活動でも、経費換算して、黒字の活動、赤字の活動、もちろんあります。赤なら黒の方から補填します。そうしてやりくりしていくんです。

金額の大小じゃないんです。
気持ちの問題だとぼくは思っています。(少なくともウチの場合は)

「市の規定に基づいてこの金額なんですが、よろしいですか・・・?」と聞いてくださいます。ぼくは応えます、『もちろんです!!』
そう聞いてくださることが嬉しいんです。

事前にご相談いただけたら、補助制度などもご紹介することもできます。

ご依頼いただく「依頼文」に、謝金がいくらと書いてくださっているのもありがたいです。書いていないケースの方が多いです。

お金のことは触りづらいのですが、きちんと、最初から明確になっている方が後腐れないですね。
「予算があまり無いのですが・・・」と最初に言ってもらっても良いと思います。とても少額でも請けることもあります。

驚くことに?公的機関からの依頼の方が、こういうのに疎いことが多いです。
ぼくたちから、今回の謝礼はいくらですか?なんて聞けませんから、終わった後に、「え〜っと、何か事務的続きとか、サインとか、ありますか?」って聞くと、「いや、特に無いです」、、、え?(笑)
いわゆるノーギャラですね!

企画内容などによっては、そういう場面もあると思います。
それも事前に、『今回、謝礼金などのお支払いができないのですが』と事前にことわりを入れておくと良いと思います。
「全然良いっすよ♪」そう応えることの方が多いですね。


⑤打合せを気遣っていただける

企画を進めるうえで、『打合せ』は大事です。
主催側と講師側できちんと内容を詰めて、本番に向かっていきたいですよね。

打合せを通じて、内容がどんどん向上していきます。
モチベーションも高まっていきます。

企画成功のカギや、良い打合せであることは間違いないです。

打合せの日程や場所も、丁寧にご相談いただき、この日、この場所でやりましょうって調整します。とっても有難いです。
それも早め早めにスケジュールを確保していきます。

逆もあります。
当日の直前になって「打合せは必要ないですか?」とか、
やたらと、打合せしたがるケースもあります。
そして、「来い」という感じ(笑)

打合せに時間を割くことは、倍も3倍も、時間と手間がかかります。
打合せを大切にしてもらうと良いと思います。

やたらと打合せしたいとか、来てほしいとか言うから、仕方なく、仕事のお休みをとって行くわけです。
そういうところにかぎって、「何にも用意していない」ということが多々あります。

電話やメールで良いと思うんですよね。
お互い考えていることを電話で話したり、文書にしてみて、共有したりとか。


ほかにも、
タイトルを一緒に考えたりとか
随時の共有があったりとか、
こちらのモチベーションを高めてくださる例もたくさんありました。

反面教師的な事例も多かったかもしれませんが、
是非参考まで、お願いします。


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冒頭のイラストは、にゃこぱん|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。


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