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事前の連絡と、事後の連絡 ~礼に始まり礼に終わる

何かを依頼するときや、依頼されるとき『事前のお願いの連絡』と、『その後のお礼の連絡』について、考えてみたいと思います。

今日、この後、講座をする予定があるのですが、2週間前に別の会場で実施した同じ主催団体さんです。

主担当の方は、前回とは違うのですが、
昨日、『入門さん、明日の講座、よろしくお願いします』ってわざわざ連絡がありました。

2週間前も同様でして、
少し前にきちんと時間を設けての打合せもしていましたが、
『+前日の電話連絡』というのがありました。
この団体さんは、こうしたことを大切にされているのだなぁと感心しました。

前回は合わせて、『事後のお礼のご連絡』も改めていただきました。

講座後の会場でも、意見交換やお礼の言葉などいただきましたが、
『+事後の電話連絡』をいただきました。

もちろん、必ずこうした連絡をしてほしいとは思っていないのですが、
事前の「やるぞ!!」っていう気持ちと、
事後の「やって良かった!」というふり返りが、
とても気持ちの良いものでした。

今日はこのことについて考えてみたいと思います。
依頼される側の事例からスタートしましたが、公私にわたって、依頼する側の方が多く、こちらの目線からも考えていきます。

(冒頭の可愛らしいイラストは、やまざきももこさんが描かれているものを使用させていただきました。ありがとうございます!)


①事前のお願い連絡

講師としてお招きするときや、会議に出席していただくときなど、
もちろん事前のアポや、スケジュール調整、依頼文書やメールの発出などを行うのでしょうが、
当日直前でも、『明日はよろしくお願いします』って連絡できると良いですね。

もちろん、『忘れてないよね?』『ちゃんと来てよ?』っていう要素を含んでいるときもありますよね(笑)

(あ・・・私にはそれでいつも連絡があるのかな・・・(笑))

往々にして、講座や講義であれば、細かい打合せが会話に出てきます。
何人ぐらい参加になりましたか?とか、会場のレイアウトは?とか、資料の配布の仕方は?とか、司会進行の運びは?とか。

主催側であれば、連絡しておくメリットは相当大きいです!
連絡いただく立場であれば、何よりモチベーションアップ!!!
こうした丁寧な対応はとても嬉しいものです。

で、オススメは、
『会議』『打合せ』でもこうした連絡をしておくと良いですよ。

何かを依頼したい人や、その後のキーマンになるような方に
『明日の会議、よろしくお願いしますね』って、お声かけをしておくと良いでしょう。

声をかけられた方は、その会議に対する姿勢が「前のめり」に変わっていくものと思います。

また、そうした連絡の機会に、会議の席では聞きにくい質問や、発言したい内容なんかを事前告知していただけたりすると、会議の準備や、心持ちが変わっていきますよね。

この逆で、依頼をしたときっきりで、当日を迎えてしまうと、「来らされた感」満載になってきます汗。主体性を失ってしまうのです。



②事後のお礼の連絡

忘れがちなのは、この『事後の連絡』です。

当日、終わった後にお礼を伝えたので、もうサヨウナラという感じになってしまう、ということですね。

くどくても良いので、日を改めてとか、その日の夕方にと、もう一報入れてみると良いですね。

講座や会議が終わった直後は、何だか慌ただしくって、ろくに話せなかったりしますよね。

アンケートや議事録のまとめを渡す機会がすぐに作れればその時でも良いと思いますが、
『鉄は熱いうちに打て!』
時間がかかるようであれば、すぐに連絡すると良いでしょう。

感想や、改善点など、すぐに話すことができますし、何よりも、また頑張ろうっていう気持ちになれます。

何度もお呼びしたい方であれば、なおさらそうした連絡を入れておきましょう。

電話ではなくても、メールでもOKだと思います。


③憧れの隣りの上司さん

もう十年ぐらい前ですが、そのときの隣りの所属の上司さんの行動についてが今でも心に残っています。

これまで書いている①事前の連絡、②事後の連絡を、電話で必ず行っていらっしゃいました。

多くの人数が参加されるような場面でも、次々と電話をされていたのが聞こえていました。

目上の方から若手まで、立場や役職を越えて、次々と連絡されている姿に、僕もこうありたいなと思って、できる限り真似するようにしています。

とてもとても感銘を受けたのが、
参加する人に対して事前のお願いや事後のお礼をしているのはもちろんなのですが、
その参加する人の上司にも挨拶されていました。

『〇〇さん、昨日はありがとうございました。~感想~。いま、(上司の)〇〇課長さんに電話繋げることできますか? ⇒保留中⇒ あ、〇〇課長さんですか?昨日、そちらの〇〇さんには大変お世話になりました。~活躍を説明~ありがとうございました!』

みたいな感じで、ご本人と上司さんの双方に事前・事後の連絡をされていました。

単純な話、倍の時間と手間がかかりますよね。

でも、このひと手間が、参加された部下さんの評価をあげることにもなるかもしれませんし、人づてに褒められることはとても嬉しいことです。

(この記事でも書いていますので、是非ご覧ください!)

また、所属間での仕事ならば、派遣をさせた所属の上司さんにご挨拶しておくことで、円滑・円満に進むことにもなりますよね。



④恩は遠くから返せ

こんな素晴らしい言葉がありますね。

『恩は遠くから返せ』

事後のお礼の連絡を一斉に何人もしていくならば、関係の遠い人から返していくことをオススメします。

というのも、すぐ会える人やいつも話している人には、そのときでも良いですよね。
少しでも関わってくれた人や、細かいところまで頑張ってくれた縁の下の力持ちの人など、遠くまでお礼を伝えられたら良いなと思います。

関係の遠い人から連絡していくことで、連絡しそびれることもなくなりますし、「わざわざ連絡してきてくれた」と、グッと距離感も近く感じますよね。

中心部分だけではなく、こうした遠くの部分まで照らしてくれてるんだと感じてもらえると思います。

特に、お礼の連絡をするときなどは、遠くから恩を返していくようにしたいですね。


⑤礼に始まり礼で終わる

武道やスポーツの基本ですね。
こんな素晴らしい言葉もありますね。

いただきます、ごちそうさまもそうですね。

日本の心は、こうしたことを大切にしていました。

講座や会議を例にだしましたが、
それ以外でも、
何かをお願いするとき、一緒にするとき、
礼に始まり、礼に終われるように、心配りができると良いなと思っています。

電話一本、メール一通、
たった1分でできる心配り、大切にしたいと思っています。

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