入江祐斗

映画監督を目指しています。 なのに『地下富士と廃校』という演劇やったりする集団の主催を…

入江祐斗

映画監督を目指しています。 なのに『地下富士と廃校』という演劇やったりする集団の主催をしています。 さらにさらに、なぜか歌詞を作るのにハマってます。自己満です。誰か作曲してください。 ついでにエッセイを書くのにもハマってます。有料なんかにしちゃっています。誰か作曲してください。

マガジン

  • オリジナル歌詞集

    歌詞を書くのに数年前からハマってまして、自己満で上げてます。 誰か作曲してください。

  • 言うとおりへ

    自伝的エッセイ。本編有料です、すみません。 24歳、男。 突如、人生を除き見せたい欲求が芽生え、満たすしかなくなってしまったため、ここに記します。 自虐しかり、自慢しかり、ただただ普通のことしかり。 あなたの暇つぶしに、少しでもなりますように。

  • 暇な時に書いた文

    暇を持て余し、潰すしかなかった時間に書いた文です。同じような時間を持ってしまった人の暇を潰せたら幸いです。

記事一覧

61. 四季み折々

見てよ 科学を超越して 夢に描いた GRAFFITi 生きているのよ 何しているのと 聞かれたならば そう答えるわ 泣いているのよ 涙は出てないけど 笑っているのよ 口角は低いけ…

入江祐斗
8日前

60. 真水

「どうして?」が多すぎる巷で 答えを探すのが苦痛 何も予定がない日曜日の5月の空気に 風に 幸せを感じるのです からっぽなものには 何かで埋めましょう 透明なものには …

入江祐斗
12日前

59. 結婚

1人の方が 気が楽だけど 2人の方が 楽しいような そんな感覚を恋と呼ぶんだとか したり顔で歩道を歩くんだ 左手の居場所はポッケから 君の右手へと ヤドカリの要領で ※…

入江祐斗
3週間前

本編:祐斗の言うとおりへ

YouTubeやら、TikTokやら、TVerを使えばテレビ番組まで、さまざまな娯楽が無料で楽しめる中、身分の何もかも知らない男の人生を綴った文章が有料だなんて。 書いた本人でさ…

300
入江祐斗
3か月前
2

58. コウノトリの噛みあと

命は尊くて 儚くて 脆い それに伴い 美しいということを 忘れて無駄にしちゃうのが玉に瑕 でも常に念頭に起き続けるのは難 だから 1年に数回ぐらいは 大空を仰ぎ 小ささを…

入江祐斗
1年前
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57. 飄々と浦々な感情

女子高生を痴漢したリーマンを 注意した男子高生の動画が 拡散されて 一躍人気玩具に 住処までも付録品 正義について考えるのはどうでしょう? 答えなんて またも出やしな…

入江祐斗
1年前
3

56. 霙

「初デート 場所 オススメ」でヒット 「自然と共に」を再確認 日が近づくにつれて高鳴る この音が緊張じゃないはずがない 朝起きると 髪質で気づく 雨の詩 画面には 「今日…

入江祐斗
1年前
3

55. ウルトラミラクルラストラリー

君の流すその涙には 赤色が少し混じってる 寂しさ表すものにさえ 幸せが邪魔しにかかる 君がズバ抜けているから 平均で君以外 不幸だ そんな君も君からしたら 自分が不幸…

入江祐斗
1年前
2

余物:丹精込めた息吹

書いたけど短い。 良い感じの文が思いつかない。 そんな未完成とも言える短編エッセイを3つ消化します。あしからず。 ----------------------------------- 【シャイアン…

入江祐斗
1年前
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54. 辛い日にかぎって明るい夜

こないでほしかった日の朝に芽が出た花 隕石の落ちる気配 白状な青い空なんか 靴が汚れているから 外に出たくないな なんだか少しだけ どこかが痛い気もするような 瞳を…

入江祐斗
1年前
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前書き:変人ではない

僕は"普通"と捕られる行動をすることが嫌いだ。 周りの人とは違うことをしたい。目立ちたい。あわよくば、鬼才などと呼ばれたい。 その性格は今に始まったことではなく、物…

入江祐斗
1年前
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53. トレニアサンシュユ

"死なずに生き延びた朝"と 日々を指す 小説家気取り 季節に逆らえぬのなら 1番は夏至と仮定 何を含んでも 凝り引き立つ味 此れが幸せだと小耳に どこで間違えた? 昨日の…

入江祐斗
1年前
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52. 甘党

この世に目標がある 人1人じゃ持てないほどの デカデカと空が埋まってる 忙しないこの世間 バラバラの列で歩いてく 恥ずかしいけど削った 1人で川を眺めて 持てるぐらいの…

入江祐斗
1年前

51. 小田急線のホームにて

夢に散ったわけじゃなく なのに次の夢も見ている 隣の芝生の色なんて 覚えてない 術を知ったフリをして だけど経験は微量で 二度と手に入らない初 手探りで ※朝になれば…

入江祐斗
1年前

50. パーフォレーション

手が痛い 殴った方にまで同等の疼痛 感じさせる 人間の仕組み よくできてんな それなのに 権力を振りかざす輩 多すぎやしないかい? 話が違うぜ 製造者 決闘に健闘を 勝者…

入江祐斗
2年前
1

49. melt

目に映る 物々に宿ってる ゴミ箱になんて 私にできない 洗濯機を可動させるたびに 取れるのは汚れと香りだけ 飴玉を毎週土曜に舐めた 買った時のことは覚えてない 隣のあ…

入江祐斗
2年前
2

61. 四季み折々

見てよ 科学を超越して
夢に描いた GRAFFITi

生きているのよ 何しているのと
聞かれたならば そう答えるわ
泣いているのよ 涙は出てないけど
笑っているのよ 口角は低いけど

根菜のミルフィーユ もう疑問はないわ
最初は少し 戸惑ったけれどね

※来てよ 物理を超越して
昨日の寂しい夜
知ってよ 語学を超越して
愛してるよ 愛してない
好き嫌いよ 嫌い好きよ

帰ってくるの? 改札に何時

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60. 真水

「どうして?」が多すぎる巷で
答えを探すのが苦痛
何も予定がない日曜日の5月の空気に 風に
幸せを感じるのです

からっぽなものには 何かで埋めましょう
透明なものには 花を添えましょう
綺麗か汚いか 結論だけのための
カラフルにうんざりでした

※死んだっていい 私の周りの人以外なら
死んだって構わないの
あなたから見ても 私はそうでしょう
気にせずに 夕飯の支度したらどう?
最後でもない晩餐の

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59. 結婚

1人の方が 気が楽だけど
2人の方が 楽しいような
そんな感覚を恋と呼ぶんだとか

したり顔で歩道を歩くんだ
左手の居場所はポッケから
君の右手へと ヤドカリの要領で

※喧騒なこの街の片隅で育ててく
視点によっちゃ大きく見える
凡庸な僕と君が 主人公に変わってく
目に見えないものだけど 育ててく
凝らしてもぼんやり 透明な
2人を繋ぐ何かを 僕は「綺麗だ」と自慢する

2人の刻に 身が慣れたけど

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本編:祐斗の言うとおりへ

YouTubeやら、TikTokやら、TVerを使えばテレビ番組まで、さまざまな娯楽が無料で楽しめる中、身分の何もかも知らない男の人生を綴った文章が有料だなんて。
書いた本人でさえ馬鹿げていると思っております。

どうか、noteを利用しているすべての人が、買い物下手であれ。

よろしくお願いいたします。

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58. コウノトリの噛みあと

命は尊くて 儚くて 脆い
それに伴い 美しいということを
忘れて無駄にしちゃうのが玉に瑕
でも常に念頭に起き続けるのは難

だから 1年に数回ぐらいは
大空を仰ぎ 小ささを恋う

※なんで走れているのか? 笑えているのか?
その答えを 僕はまだ即答できるほど
人生には がむしゃらできてない
関わってくれた 寄り添ってくれた
あなたにだけは届けたい言葉たちが溢れているよ
口に出すと 減って見えてしま

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57. 飄々と浦々な感情

女子高生を痴漢したリーマンを
注意した男子高生の動画が
拡散されて 一躍人気玩具に
住処までも付録品

正義について考えるのはどうでしょう?
答えなんて またも出やしないけど
視点に背景も付随する
できれば無意識の悪がいい

嗚呼 豊かになるための物に
首を絞められる絡繰を

※誰にでも簡単に行ける道にだけ転がる
痛みさえ 魚の骨 約0で片付いて
込み上げる悔しさを 口に出さぬ除去法を
学校で学ぶ

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56. 霙

「初デート 場所 オススメ」でヒット
「自然と共に」を再確認
日が近づくにつれて高鳴る
この音が緊張じゃないはずがない
朝起きると 髪質で気づく 雨の詩
画面には 「今日どうする?」

※我関せずに降った雨は
僕たちの心を潤すのか 濡らすのか 湿らせるのか
泣かせて 笑顔 曇らせるのか
「世界から雨が消えました」
そのニュースが流れたとしても
笑い声と泣き声は同数でしょう

上京した娘からもらった

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55. ウルトラミラクルラストラリー

君の流すその涙には 赤色が少し混じってる
寂しさ表すものにさえ 幸せが邪魔しにかかる

君がズバ抜けているから 平均で君以外 不幸だ
そんな君も君からしたら
自分が不幸で仕方がないんだろう

喧嘩が存在しない星で 君を奪い合う人々
握り方も知らない拳と 左手の定位置を探して

※生命が作り出す 努力ではない奇跡
可能性なんて言葉に 声明文を出そう
不自由さが目を閉じる 瞬きのその時に
タイミングを

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余物:丹精込めた息吹

書いたけど短い。
良い感じの文が思いつかない。
そんな未完成とも言える短編エッセイを3つ消化します。あしからず。

-----------------------------------

【シャイアンのエッチ】

人の目を見て話す。
それは人と人とが付き合っていく上で、当たり前のことであり、むしろそうしないと失礼に当たってしまうことだ。
僕はそれが苦手だ。

Q:なぜか?
A:なんか目を見るのが

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54. 辛い日にかぎって明るい夜

こないでほしかった日の朝に芽が出た花
隕石の落ちる気配 白状な青い空なんか

靴が汚れているから 外に出たくないな
なんだか少しだけ どこかが痛い気もするような

瞳を閉じても 瞼を裂いてくる
始まりの光 夜になれ

※どんなに落ち込んだ日でも
僕より辛い人がいるんだろう
どんなにツイてて 幸せでも
上にはまだいるさ
中間にいることの強味
人たちに挟まれてる立場で
やる気が起こる 辛さが減る
そう

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前書き:変人ではない

僕は"普通"と捕られる行動をすることが嫌いだ。
周りの人とは違うことをしたい。目立ちたい。あわよくば、鬼才などと呼ばれたい。
その性格は今に始まったことではなく、物心がついた時からだと思われる。

小学生の6年間、平日のほぼ毎日に使用するランドセルは、青色を選んだ。ドラえもんと同じぐらいの青色。
今ではカラフルな色を持つことは当たり前になっているが、当時、「男は黒、女は赤」と暗黙の了解があったと思

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53. トレニアサンシュユ

"死なずに生き延びた朝"と
日々を指す 小説家気取り
季節に逆らえぬのなら
1番は夏至と仮定

何を含んでも 凝り引き立つ味
此れが幸せだと小耳に
どこで間違えた? 昨日の曲がり角
靴を履くという選択

※泣けよ 涙を曝けよ
それ以外の術が 見当たらないのなら
呑めよ 思考を捨てよ 不恰好な脳よ
愛の象に似てる
あなたが笑える世界にならないことを
誰もが笑うだろう

夕日を待ち望んでいた
夜を始め

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52. 甘党

この世に目標がある 人1人じゃ持てないほどの
デカデカと空が埋まってる 忙しないこの世間

バラバラの列で歩いてく 恥ずかしいけど削った
1人で川を眺めて 持てるぐらいの量

達成した後にだけしか
幸せは 本当にくれないの?
そんな偏屈すぎる世界になんて
もったいないよ 私たち人間

※産まれて本当によかったと
思ってもらえるような世界でいなさいよ もっと
そっちがその気でもね
こっちはそんな気じ

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51. 小田急線のホームにて

夢に散ったわけじゃなく なのに次の夢も見ている
隣の芝生の色なんて 覚えてない

術を知ったフリをして だけど経験は微量で
二度と手に入らない初 手探りで

※朝になれば 僕の元に
電車がちゃんと来ると思ってた
響いてる お知らせの音 30分強の待ち時間
何を待っているのか 何のための待ち時間なのか
考えてる 一人紛れながら

夢を捨てたわけじゃなく
だけど捨てたい気持ちもある
逆側のホームへの階

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50. パーフォレーション

手が痛い 殴った方にまで同等の疼痛
感じさせる 人間の仕組み よくできてんな
それなのに 権力を振りかざす輩
多すぎやしないかい?
話が違うぜ 製造者

決闘に健闘を 勝者にはもれなく授けよう
名声が染み込んだ涙を
敗者にも特別に 痛みを乗り越える粮と
これからの原動力が 染み込んだ涙を

※たった10分のネガティブに色味を
冥土で何色になったか見せ合おう
その後メイキングを 2時間程度で
ラム酒

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49. melt

目に映る 物々に宿ってる
ゴミ箱になんて 私にできない
洗濯機を可動させるたびに
取れるのは汚れと香りだけ

飴玉を毎週土曜に舐めた
買った時のことは覚えてない
隣のあの子にあげた梅味
曖昧だけど 確か 笑ってたかな

希望を彷彿させる余の物
そんな雑音に苛まれ

※「寂しい」と口に出して 涙をこれでもかと
垂れ流しても戻らない あなたの温もり
前例のないこの闇を切り裂くのは
記憶の片隅で消えかか

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