展覧会レポ:岡本太郎現代芸術賞特別賞作「Space X」アートと音楽の融合
【約1,200文字、写真15枚】
岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)特別賞受賞した池田武史氏の《Space X》を再構成したインスタレーションを体験してきた。
強烈インスタレーション
怪しい低音の音楽が聞こえてきます。おそるおそる入ってみる…
アーティスト・池田 武史氏の個展「Space X」。一体、何なんだ???
よく観たくて、作品の近くへ。
会場の方の話では、2t トラックを使って搬入されたんだとか。
人の顔から腕のようなものが生えて、蜘蛛のよう。
奥は、人の頭部が結合している? パソコンに向かっている人から離脱したモノか。
わたしもこんなSpace(場所)に生きているんだろうか。後ずさりをして離れた。
模倣? 文脈の援用?
気を取り直して壁の絵画を眺める。
え? マーク・ロスコ?
こっちは、ジャクソン・ポロック? どちらも、色を塗ったというより、紙で塗ったというほうがいいかもしれない。
強烈な作品の連続だが、時間をかけて鑑賞したのは下の作品。マネの「温室にて」から作られたそうだが、私はマネの「フォリー・ベルジェールのバー」を連想してしまう。
右手にテレビがあり、男性がラップを歌っているようにみえる。中央の女性はその映像を見ないで、音だけ流れている。
手前のローテーブルに瓶が並んでいて、ドレスを着ている女性。マネの「フォリー・ベルジェールのバー」とは違い、客の相手をしているようにはみえない。
だが、彼女はスマホを手にしている。左手には大きな鏡、奥にみえるのはカメラだろうか。これはレンズの向こうにいるお客(つまり私やあなた)を意味しているのではなかろうか。
会場に流れる音楽、アートが映し出す資本主義世界に没頭してしまう。これぞボットー体験だ。
本屋さんスペース
他にも作品は多数あるのだが、奥も気になる。
座って本を眺めることができるらしい。
ユニークな写真集や書店では見かけないジャンルの書籍たち。文化の湧き水的な場所のようだ。
最終日(8月18日)には作品の前でライブも予定されているらしい。
水まんじゅうの季節
会場は堀川御池。二条城のそばですが、静かな場所です。暑いので、涼みたいなあと歩いていますと、
こういうところでお盆の手土産なんかいいですよね。とりあえず今日は、水まんじゅうをお土産に買わせてもらいます。
「よろしかったら、冷たいお茶どうぞ」とお店の方。
ちょうどええ量やわー。
水まんじゅうも優しい甘みで、たいへん美味しかったです。
ソース;
*:web Space X | PURPLE. https://purple-purple.com/exhibition/ikeda2024/.
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