#535 変わる勇気を持つこと
今更なのですが、『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』を読んでいます。https://amzn.asia/d/boIT6k0
本書は、2013年に出版。日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎氏と臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏の共著となっています。
アルフレッド・アドラー(1870年〜1937)はオーストリアの精神科医、精神分析学者、心理学者。ジークムント・フロイトおよびカール・グスタフ・ユングと並ぶ心理学界の巨匠と言われています。
本書の中に
という言葉があります。人は人生の中で様々な体験をします。その中には、非常にネガティヴなものをあるし、自分の心に大きな影を落とすようなものをあるでしょう。しかし、まさに今、あなたが「より良い人生」を送ることを選択するのであるならば、どのような辛い過去の体験も、その人が変わるより良いきっかけとして機能をする。一方、あなたがどれだけ良い体験を持っていたとしても、あなたが今、「より良い人生」を望まない決断をするとするならば、それらはあなたの変化を妨げるものとなるでしょう。過去は変えられない。自分の起こった様々な悲しい体験は事実としてある。
だけど、それらが原因で、あなたが変われないということはない。もし、あなたが過去の体験を理由に、「変わらない」というのであるならば、それはあなた自身が「変わらない」ことを望んでいるからである。だからこそ、どんな過去があろうとも、「自分が変える」・「よりよい人生を望む」気持ちがあれば、そして努力ができるのであるならば、あなたは必ず幸せになれる。
アドラーは非常に厳しく、されど本質的な優しさを持って私に語りかけてきます。
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