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 先日、たまたま幼少期に通っていた小児科の病院の前を通りがかる機会がありました。その小児科の先生は非常に優しく有能なことで有名で、連日多くの子どもたちが保護者の方と一緒に通院していました。

 待合室では、いつも「アンパンマン」が流れていて、中学校までそこに通っていた私はちょっと楽しみにしていた思い出があります。

 月曜日だったので本来は空いているはずなのに、シャッタが降りていて、人気もなく、入り口付近に張り紙1枚。

 思わず車を降りて、その張り紙を見ていると、悲しいかな10月1日で閉院していました。

 しかし驚いたのは、その閉院理由が、マイナ保険証導入だということ。

 ネットで調べてみたところ、システム導入への諸経費や技術的問題からシステム変更に対応できず、そのまま引退する開業医が多くいるそうです。

 

 学校現場においても、最新のデジタルテクノロジーを活用し、教育DX(教育デラックス)なる、児童・生徒への指導方法や手段、教職員の業務などをテクノロジーによって変えていく取り組みがあります。

 通知表などの比較的単純なものから、今では自動採点の技術まで。このようなテクノロジーに慣れていない教員(特に年配層)は、ついていくので必死。

 英語学習など、デジタルと相性の良い科目は、すでに教材がデジタルを主戦場にしていて、紙と鉛筆で行う英語学習はいづれ消えてなくなるのではないかと思ったりします。

 デジタル化によって、作業効率の飛躍的向上や環境問題対策など、多くに利点がある一方、その波にのまれ溺れてしまった人たちは、いかなる職業でも、デジタル難民になり、普通の業務でさえままならなくなります。

 このような急激な変化に対応するためには、やはり日々の学びしかなく、常に自分自身をアップデートすることになれる必要があると自分でも実感します。

 

 

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