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#462 学びは魔人ブウの出現と同じ

  個人的な話になりますが、テニスを続けています。テニスを始めた時と比べて少しは上達したのではないかと思いますが、技術の向上には壁がつきもの。ここ数ヶ月は伸び悩みを感じていました。

 そんなおり、先日あるテニスコーチの知己を得て、テニスを教えていただけることになりました。彼は「テニスの技術の向上」という目標に対し、レッスンの中で様々なアプローチを紹介し、実践して行きます。自分も生徒の英語力を伸ばすという仕事をしていたからこそ実感することなのかもしれませんが、「様々なアプローチ」というのが非常に大切だなと。人が持つ感覚はそれぞれで、より多くのものに触れることにより、自分にとっての最適なアプローチに出合う可能性が高くなる。また、1つのアプローチによって向上した技術によって、次はそれまではあまり腑に落ちなかった別のアプローチの感覚を理解できるようになる。

 以前の職場の先輩に言われた言葉に、「学びは魔人ブウの出現のような感覚である」というものがありました。それは英語であれば4技能のうち1つが極端にできるようになるものではなく、煙のようにモクモクと徐々に形作られていく感じ。様々なアプローチを試すことによって、それぞれのアプローチが有機的に繋がっていくのと同じなのかもしれません。

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