Lisa Ito

photographer/executive coach https://www.lisaitophotography.com

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    マガジン

    • Travel -気配を巡る-

      その土地の気の巡り、歴史や、積み重ねられた記憶を巡って旅をします。

    • 短編奇譚集

      短編奇譚集

    • L&L -人を観ること、聴くこと-

      人の写真を撮ること、参謀役として人の話を聞く日々で気づいたこと。深い沼の底を見に行きたいと思います。

    • Story -文化と背景-

      かつて女性や人の身体に向けられていた暖かな眼差しを巡りましょう。

    • Short story -ある一場面-

      文学の中のある一場面を拝借して、写真を添えました。

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    はじめに

    1.写真を撮っていますnude/portrait/landscape 自然なヌード・ポートレート、目に見えない気配や浮遊感のある景色を撮っています。 ひとりひとりが、何かに縛られることなく、自身の望む方向に、伸び伸びと歩んでいく。そんな世界をつくりたいと思っています。 コンセプトは小さなお家。 撮影のご依頼・ご相談は、lisa.nudephoto@gmail.com か、twitterのメッセージでお願いします。 2.考えていることを写真と共に綴っていますヌード

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      • 湿った酸味

        アジアの屋台の雰囲気を出すためか、白っぽい照明と緑色の照明が混ざったフードコート。夕食には早い中途半端な時間だからか、人はまばら。Twitterでだれかがベトナム旅行に行っている投稿を見ていたので、口はすっかり東南アジアになっている。 見せの外には、写真付きのメニューが貼ってあって、それをじっと見る。特に店員は呼び込むでもなく、立って待っている。 席に付いて、酸味と辛味のあるスープがほしかったので、センレック トムタム ムーという米麺を頼む。アルミのカップに冷えた薄いお茶

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        • 水の国から淡海まで

          水の国から、淡海まで。 雨の匂いと、川の匂い、海の匂い、湖の匂い、湧水の匂い。 それぞれを楽しんできました。 もう少し、水の道、気脈の流れのよいところを巡ろうと思います。

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          • 鋸山

            友人が運転してくれて、鋸山へ。 普段、車に乗らないので、助手席の景色がたのしくて、たのしくて。 早めに出たからか、まだあまり人がいない。 一番行きたかった石切り場へ。 雨上がりで、緑も岩もしっとり濡れていて美しい。 時折射し込む光に、新緑の薄い葉が輝いて、とてもきれい。 大きな岩があると、聖地になることが多いと思っていたけど、ここは、そんな感じがせずに、どちらかというと廃墟とか遺跡のような気配。 昔、人が働いていたけど、その後は、緑と山に飲み込まれたよう。 その後は

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            曾祖父の居たところ

            曾祖父は、木曾三河が寄り添うように流れるあたりから、ある日、横浜にやってきました。以前に戸籍を遡って調べてたことがあり、知ったことです。それより前はもうわからないそう。 そして、愛知県と三重県と岐阜県の県境になるこの地域は、日本で一番「伊藤」姓が多いところだとか。 かつて曾祖父が住んでいたところ、遠い遠い親戚が今も住んでいるであろうところを見てみたいと思い、昨年末に行ってきました。 新幹線で名古屋まで、まずは熱田神宮へご挨拶。 近くの商店街はシャッター通りになっていて

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            会津東山温泉

            東京から東北新幹線に乗って郡山で乗り換え、磐梯山を眺めながら磐越西線で会津若松駅へ。東京はまだ紅葉が鮮やかだったけれど、栃木を過ぎたあたりから葉がすっかり落ちてきていて、福島の山は冬の装い。 郡山や会津若松の売店を除くと、見慣れない商品があって楽しい。 駅からバスに乗って鶴ヶ城の東にある東山温泉へ。開湯1300年の歴史ある温泉郷とか。 時刻は15時を過ぎたばかりだというのに、もう薄暗い。いかにも「会津藩」という風情の和風旅館と山の景色にテンションが上がりますが、とても寒

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            平泉寺白山神社Ⅱ

            しばらく前。梅雨の終わりごろ、白山の麓にある、平泉寺白山神社を訪れました。そのときの散策の様子はこちら。 今日は、しばらく滞在した間に、少しだけ垣間見えた世界。あちら側にいる誰かが、見てくれているような、あちら側との境界線がぼんやりと薄くなったような、そんな気配を追いました。 室町時代の最盛期には48社36堂、6000人の僧坊、9万石9万貫の寺領、8000人もの僧兵を有する、日本最大級の宗教都市だった平泉寺。越前一向一揆によって全山焼失した後は忘れ去られ、今は森に飲み込ま

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            久世から湯原へ

            倉敷から久世へやってきました。 ここは陸路では出雲街道と大山道の宿場町として、舟運では旭川の要所としても栄えたところ。今も古い町並みと、川沿いへと続く荷上げ場、石段が残っています。 家々の間に、川へ出る細い道と石段が残っていて、ここは川へ出られるのかなと覗きながら歩くのはとても楽しい時間でした。 このあとは、更に北上して湯原温泉に宿をとりました。 翌朝は、山の上の方に霧がかかっていて、とても美しい。 セキレイが川面をなでるように飛んでいて、鳥の鳴き声と水の音が聞こえ

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            吉備から総社へ

            倉敷から電車にのって、吉備津駅へ。 今朝はどしゃ降りの雨だったので、空気がひんやり、葉も道も雨に濡れてきれい。 やってきたのは、吉備津神社。 大型の観光バスが来るようなところで、七五三の時期も重なって、賑わっていました。それでも、山の中に点在するお社を巡るのは私ひとりくらいで、心の中がしんと静かになります。 本殿よりも山の中にある小さなお社の方が、昔からこの地を治めてきた神さまなのか、存在感を放っていました。 吉備津神社を後にして、列車に乗って吉備津駅から東総社駅へ

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            倉敷

            倉敷に行ってきました。 よく晴れた休日の昼下がり、前から行ってみたかった倉敷民藝館へ。 じっくり館内を見てから、美観地区を散策。 前から行ってみたかった古本屋さんへ立ち寄って、この日は宿に帰りました。 明日は吉備と総社へ行きます。

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            駒場

            旧前田侯爵邸を訪れました。 こんな華やかな邸宅からボルネオの戦地になんて、行きたくはなかったろうに、もしくは使命感に駆られて行ったのだろうか。 前田家や当時の様子を紹介する一角があり、その中で気になったのは、前田利為の長女、酒井美意子さん。 父上の戦死により、こんな豪華な家を出て、その数年後に母上の実家である酒井家に嫁いだ、生粋のお姫様というのか、華族。 その後は、その生まれを活かしてエチケットやマナー、皇室関連の評論家として活動されたそうで、著書も多く出されています

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            築地

            豊洲に市場が移転して日が経ち、オリンピックも終わり、流行り病も落ち着きをみせている築地を歩いてきました。 寝坊して到着はちょうど昼。はやいお店はもう店じまいの時間です。ほどほどの人の出と活気が心地よかった。

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            鉄輪 Ⅱ

            別府から火売町、鉄輪を散策しました。 地元のふだんの食べ物があって、祈りがあって、土地の湯があって。そこに浸って、今届く五感と六感を味わって、時間が流れていくという快楽。

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            鉄輪

            しばらく温泉で蒸されてきました。 日常から離れて、温泉の香りにつつまれて、頭の奥からゆるむような時間をすごしました。 旅行鞄に忍ばせていった本は、白洲正子さんの「かくれ里」、吉野裕子さんの「山の神」、梨木香歩さんの「冬虫夏草」。 自宅ではなぜか読み進むのが遅い白洲正子さん本も、お宿の設えがぴったりだからか、すいすい読めました。

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            カタクリ

            近所には古くからの商店街がまだ残っている。 スーパーマーケットを中心に、魚屋、八百屋、クリーニング店、肉屋、和菓子屋などなどが軒を連ねており、夕方にはエプロン姿の主婦が買い物かごを片手に歩く姿が見られる。 この町は、起伏に富んだ地形に沿うように小さな戸建て住宅が密集している。なるように任せて住宅地を開発したのか、道はくねくねと複雑で、長く住んでいても、ぼうっと考えごとをしながら散策し、角を曲がると見慣れない景色が目の前に飛び出てきて、驚くことがある。 要するに、迷いやすい

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            ハクビシン

            蝉のやかましい鳴き声が止んで、ひんやりとした空気に、コオロギ、マツムシの鳴き声が響いてくる頃のこと。 質素ながらもあたたかな夕餉をすませ、寝床に入ったある夜更け。静かな闇をつんざくような、けたたましい鳴き声と共に、ドッタンバッタンと複数の動物が何かにぶつかる音がした。何事かと思ったが、しばらくすると静かになったので、私は構わずにそのまま布団にもぐって眠ってしまった。 翌朝、起きると、透き通るような空と空気。ここは、海から小山ひとつを隔てた静かな住宅街。海は船の往来はもとよ

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